経済学部

Faculty of Economics

経済学部とは About us

経済学部では、「国際的視野と地域視点を持った人材」を育成しつつ、常に国際化を意識しながら、
世界経済ならびに日本経済や身近な北海道経済をどうすべきかを考えることのできる学生を育てていくことを目指しています。

学部長挨拶Greetings from the Dean

経済学部長 経済経営学部長 片山 一義

 経済経営学部は、経済学部と経営学部の統合によって作られた学部です。
 これまで、経済学部は、国際的な視野から現代経済の動向を捉え、北海道経済の発展に貢献できる能力を身につけた学生を育ててきました。特に、地域経済を重視する豊富な専門教育と、就業力のアップを目指した実践的教育(公務・金融・IT・社会調査などの資格取得とキャリア・アップ)が教育の柱でした。
他方、経営学部の特色は、専門科目「フィールド実践」において学生と教員がゼミ単位で研究テーマを設定し、毎年特定地域に出かけ多様な実態調査や見学を行うとともに、企業、自治体、NPOなどと連携して学習の成果を教室外で発表あるいは実践するという体験型教育を一貫して取り組んできたところにありました。経済経営学部は、この二つの学部が培ってきた強みを、今日の時代に応じて融合させたところに教育の特徴とねらいがあります。

 いま、グローバル経済とAI化・デジタル化は、急速に進んでいます。これらは、地域のポテンシャルをこれまで以上に引き上げる契機となるでしょう。今後のグローバル化とAI化を見据えたとき、国際経済の動向を踏まえて地域経済を分析しうる専門能力、不透明な時代にあって企業経営や地域あるいは自治体政策上の課題を見つけ出す力、あるいは柔軟な思考力によって地域が持っている資源を活用しその独自性を表現する能力、そしてAIやIT(情報技術)、調査・データ分析の分野における実践的能力を養う教育がますます求められることでしょう。これらの能力はいずれも欠かすことはできません。

 経済経営学部は、新たな時代を迎えるにあたって、学問としての経済学、経営学、そして社会情報学を、あえて一つの学部のなかに統合し、上記のような能力養成上の課題に応えようとしたところにその設立目的があり、同時に斬新さがあると考えています。

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経済学部で学ぶこと Learning at Faculty

  • 01 国際経済コース

    日本経済ならびにアジア・西欧諸国の実態(企業の現場)を理解し、国際的視野で思考し、行動し、分析する能力を身につけていきます。グローバルに産業社会に積極的に身を乗り出し、国際社会で活動し、社会的貢献できる人材を養成します。

  • 02 地域経済コース

    地域社会(とりわけ北海道)に焦点を当て、その実態(フィールド調査で地域社会の現場)で何が起こっているのかを理解し、地域視点で地域社会(産業や文化を含む)を思考し、分析する能力を身につけていきます。地域社会で活動し、地域社会に貢献できる人材の養成を目指します。

  • 03 キャリアアップコース

    経済学部、法学部、社会情報学部で進めてきた教育実績・実践を有機的に連携させ、資格や就職に結びつけます。公共政策(公務員養成)、金融(FP)、情報(IT)、社会調査といった4つのプログラムを選択することができます。

  • 基礎力・経済学的思考力を武器に 就業力を高める3コース
    (国際・地域・CUP)

    経済学科の大きな特徴は1-2年次に修得した基礎的な能力と経済学的思考力を十分に活かせる3コースを設定していることです。2年次より各コースに分かれ就業力を高めていきます。
    国際経済コースは、アジア•西欧など国際的視野で行動する能力を養います。地域経済コースは、北海道を中心に地域の経済や社会を分析する能力を養います。
    CUPコースは、経済学的思考を基礎に職業を意識した教育課程で就業力を向上させます。

  • 社会で必要なベーススキルが 手に入るカリキュラム設計

    文章力•文書作成能力の向上、表計算ソフトのスキルから職業観の育成、数的処理の訓練など社会でベースとなるスキルが身に付く科目を設置。
    さらに1~4年次まで各学年にゼミナールを配置し、経済学的な思考力を高めていきます。

  • 経済の実態を現場で感じる国内外でのフィールドワーク

    経済学を学ぶうえでは、刻々と変化する経済の実態を知ることが大切なので、産業調査演習、社会調査基礎演習、社会調査
    演習、海外フイ一ルドワークなどの、地域や海外でのフィールドワークを実施。
    産業調査演習では、市町村の行政機関や各種団体、企業、商店街などでの間き取り調査をはじめ、さまざまな活動を展開しています。
    こうした活動を通して、実際の経済動向を見渡す理論を組み立てたり、解決 策を検討したりすることで、実社会で活きる実践的能力が身に付きます。

  • 専門的な職業を意識した教育課程の充実

    CUPコースでは、公務員養成を目的とした公共政策プログラム、金融専門家(ファイナンシャル・プランナー)養成を目的とした金融フログラム、IT 技術者の養成を目的とした情報(IT)フログラム、そして調査のスペシャリストの養成を目的とした社会調査プログラムの4つのブログラムを開講し、これらに関連する職業への就業力向上を目指しています。