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メールマガジン 『がくめっ!』 サイドストーリー

札幌学院大学が配信している『がくめっ!』というメールマガジンはご存知ですか?
入試情報や札幌学院大学のインフォメーション、また、キャンパスライフなどが分かる楽しいコラムをみなさんの元へお届けしています。
『がくめっ!サイドストーリー』では、メールマガジン『がくめっ!』と連動し、教員や学生などのインタビューを写真をまじえて紹介していきます。
今回は、6月26日(日)のオープンキャンパスの「ミニ講義」でも
講義される会計ファイナンス学科の玉山和夫先生が登場。
専門分野の「投資」やみなさんの身近な「お金」について、楽しく語ってくれました。

2011年6月15日号(第2号)会計ファイナンス学科教授 玉山和夫先生

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『投資』はギャンブルとはぜんぜん違って、人を幸せにするものです。

>先生の専門分野は「株式投資の価値」ということですが、大学ではどんなこを教えていらっしゃるのですか?

玉山「まず、最初に理解してほしいのは、「投資」と「ギャンブル」を同義語で語る人が多いので、その違いについてお話しますね。例えば、ある製薬会社が新しい抗がん剤を開発しようとしているとしましょう。で、ある人たちがその抗がん剤が成功するかしないかを賭ける。成功したら「成功する」に賭けた人が儲かりますね」

>はい。そういうことになりますね。

玉山「それがギャンブルで、ただお金が動いただけでそこから何も生まれません。では、その製薬会社に『株式投資』するとしましょう。お金を出すので頑張ってください、ということですね。で、抗がん剤の開発に成功したら、株が上がり投資した人は儲かることになりますよね」

>当然、そうですね。

玉山「でも、それだけではないですよね。その開発された抗がん剤で助かる人が出てくる。その製薬会社にはそれによってもっと株主が増えて資金ができて、また新しい薬が開発されるかもしれない。つまり、「投資」は、人間を幸せにする可能性を秘めているんです。それが、単純なギャンブルとは違うところなんですね」

>なるほど。投資した人もお金以外の満足感というか達成感を味わうことができますね。

玉山「そうなんです。だからこそ、世の中の動きやニーズを知るために、勉強をしなければいけませんけどね。ギャンブルみたいに運任せや直感などでは成功はしませんから(笑)。株式投資は、科学なんですよ」
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>でも、正直、株式投資で儲かる秘訣を教えてくれるんじゃないかって思う人も少なくないのでは?

玉山「そういう人も稀にいますが…(苦笑)そういう人には『人間は自分が流した血と汗と涙以上のものは手に入らない』と言います(笑)」

>そんな株式投資と会計ファイナンス学科の学びはどう関連させているのでしょうか?

玉山「お金って、みなさんが何気なく使っている「火」や「刃物」と同じなんですよ。とても便利だし、今の人間生活にとってなくてはならないものですよね。でも、使い方を間違えると、火傷もするしケガもしますよね。お金も一緒で使い方を間違えると、とんでもないことになる。ですから、まずはお金の使い方を株式投資という側面から学ぼうというのが私のスタンスです」

>「火」と「刃物」の例えは、とても分かりやすいです。いわゆる「儲ける仕組み」ではなく、「お金の概念」を学ぶわけですね。

玉山「例えば、経営学科では企業が利益を上げる仕組むを学び、会計ファイナンス学科ではお金の使い方、運用方法や手法を学ぶと考えてもいいかもしれません。人間、ただお金を儲ければ幸せになれるわけではないですよね。それをどう使うかが問題だと思いますよ」

反省はしても、後悔をしない。それが、投資のポイントです。

>さて、先生の好きな言葉の一つに『投資は決して後悔しないこと』とありますが…。

玉山「これは、昔の映画『ある愛の詩』の名台詞、「Love means not ever having to say you're sorry(愛とは決して後悔しないこと)」をもじって、「Investment means not ever having to say you're sorry(投資は決して後悔しないこと)」<Love>を<Investment>たものです(笑)。映画自体はそれほど印象的ではなかったのですが、この台詞だけは妙に気になって、自分流にアレンジしてみました(笑)」

>具体的にどういうことなのでしょうか?

玉山「投資の世界で大事なのは、後悔しないことです。つまり値上がりした株をみて「ああ、買っておけば良かった」と思わずに、もし、そういう機会が生まれたら、次の違う銘柄を狙うことが大事。必ず、あるんですよ。あのとき買っておけばとか、あのとき売っておけば思うことが。なので、反省はしてもいいけど、後悔をしないことが大事なんです。後悔すると同じ失敗をすることが多いです」

>反省はしてもいいけど、後悔はしない…。反省と後悔の違いってなんでしょうか?

玉山「反省は、具体的にどうして失敗したのかを分析しますよね。後悔は、その目の前にある失敗という事象だけしか見ていない。つまり、反省は科学的であって後悔は感情的なんです」

>なるほど。そういう意味では、やはり、勉強は必要ですね。知識がなければ、反省できませんから。

玉山「そうですね。最後にもう一度投資についてまとめさせてもらうと、投資はすぐに結果がでるものではありません。何年後か何十年後か分かりませんが、投資してからある程度の時間は必要になります。だから、まず、そこも理解してもらって勉強すれば、楽しい学問だと思いますよ」

>大学生活も同じですね。

玉山「そうですね。大学生活も将来の自分への投資と言えるかもしれませんね」


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