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  3. 2012年2月15日号(第11号)1 法律学科准教授 洞澤 秀雄先生

メールマガジン『がくめっ!』サイドストーリー

札幌学院大学が配信している『がくめっ!』というメールマガジンはご存知ですか?
入試情報や札幌学院大学のインフォメーション、また、キャンパスライフなどが分かる
楽しいコラムをみなさんの元へお届けしています。
『がくめっ!サイドストーリー』は、メールマガジン『がくめっ!』と連動し、
教員や学生などのインタビューを写真をまじえて紹介していきます。
今回は、法律学科の洞澤先生が登場。
印象では私たちの暮らしとは縁遠いと思っている
行政法、都市計画法が実は暮らしと密接に関係している話など、
法律をキーにして楽しい話を伺いました。

法律学科 准教授 洞澤秀雄先生

洞澤先生の顔写真

洞澤先生

>まず、札幌学院大学でどんなことを教えられているのかを教えていただけますか?

洞澤「私は、行政法という科目を教えています。いずれも、国民と行政(国・地方公共団体)との間の法律関係に関する学問で公務員試験の中心科目になります」

>刑法、民法に比べると、一般的な暮らしとは縁遠いような気がしますが。

洞澤「実は、一番身近な法律かもしれませんよ。行政法という名前からだとイメージしにくいですが、市民と警察との関係もそうですし、税金に関することもそうです」

>それ以外でも、身近なところでは、どんなことが関係してきますか?

洞澤「ここ1年で言えば、東日本大震災は今後、どういう形で行政法が役割を担っていくのか注目しています。例えば、復興にしてもどこまでが国がやって、どこまでが地方自治が担うのかというのも行政法が関係するところですね」

>さて、先生の研究分野は『都市に関する法律』と伺っていますが?

洞澤「はい。主に、都市計画法や建築基準法についての研究を長い間やってきました。これも、みなさんの暮らしの中ではとても身近な問題なんですよ」

>どんなキッカケで始められたのですか?

洞澤「研究を始めた頃は、都市における無秩序な開発が従来から問題となっていました。それが公共的または長期的な価値、つまり、景観や環境を法的にどう確保できるのかということに関心を持ったのがキッカケですかね」

>景観の問題ですか?地方都市によっては、ビルの高さから色彩まで決めているところもあるようですが?

洞澤「ビルの高さなどは決めている都市もありますが、色まで法律で決めるとなると、小さな都市では可能でしょうが大都市になるとなかなか難しいですね…。札幌市でも望ましい色というガイドラインは持っていますがどこまで拘束力があるか…」

>しかし、景観の問題や色の問題は、人それぞれの価値観というか印象があるので、難しそうですね。

洞澤「そうですね。美しい景観とか残したい景観とか誰がどう判断するのかというのは難しいですし、世代性もそれなりに影響してくると思います。行政だけでは決められない部分もあるかと思います」

>世代性といいますと?

洞澤「つまり、年代が上の人たちが多い地域だと保守的になりやすいですし、若い世代が多いと斬新なものも受け入れやすいといいますか…。もちろん、これですべてが左右されるわけではありませんが、そういうことも考えられるということも、研究材料の一つですね」

>景観は大事だけど、その基準はどういうところにあるのか?というところですかね?

洞澤「元々、法律には景観とかそういう概念はなかったんですね。なんていいますか、景観は『物』として冷静に捉えていました。でも、昨今の世の中の流れの中で、街づくりについてはだいぶ市民の意見が反映されることが多くなりました」

>そういう意味では、開かれてきたと言えるのでしょうか?

洞澤「時代がどんどん変わってきているので、法律、特に都市計画に関する法律は当然、それに即した対応は必要不可欠ですからね。開かれてきたと言えるでしょう」

>最後に、これから大学生になる人たちへのメッセージをお願いします。

洞澤「もうすぐ1年になる、東日本大震災以降、学生の社会に対する関心の持ち方が変わってきた印象があります。つまり、社会について、これまでよりはもう一つ深く考え出したということでしょうか?ボランティア意識を含めて、行政や国家と市民社会の役割分担という問題と絡むものでゼミなどを通じて、その関心を伸ばしていきたいと考えています。また、論理的な思考を身につけて、社会で即戦力になる人材を育てていきたいと思っています」

研究室でソファーに腰掛ける洞澤先生

洞澤先生 研究室にて



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