経済学科

授業紹介2013 No.01 「産業調査演習」

2013.07.23

お知らせ
授業紹介2013 No.01 「産業調査演習」
今年度の産業調査演習では「食と農をつないだ地域経済の再構築」というテーマで,北海道十勝地域の音更町を調査しました.
 
経済学部の開講科目である「産業調査演習」(担当:佐々木 達 教員)は,1996年度より経済学部の実習科目として開設しています.本科目のねらいは,特定地域の産業を調査し,地域経済が直面する課題を発見し,解決への方向性を見出すことにあります.調査結果を報告書にまとめることが最終目標ですが,現場主義に徹底し,地域で働くとはどういうことなのか,地域の経済の基盤とは何かを,学生たち自身に五感を通じて体験してもらうという意図も込められています.
授業紹介2013 No.01 「産業調査演習」
今年度は「食と農をつないだ地域経済の再構築」というテーマで,北海道十勝地域の音更町を調査対象地域に選定しました.音更町は,北海道の中でも有数の畑作農業地域であり,十勝管内においても大穀倉地帯として位置づけられています.小麦,小豆,ニンジンの生産量が日本一であるだけでなく,ブロッコリーや長芋なども道内で上位の生産量を誇る複合的な農業生産が展開されています.
授業紹介2013 No.01 「産業調査演習」
音更町での本調査は7月17日~20日の3泊4日で行われました.聞き取り調査は,町役場,農協,乳業メーカー,製粉工場,農業生産者などに対して行い,食や農に関わる主体に着目して「音更町らしさ」を活かした農業や,地域経済の活性化について学びました.
 
フィールドワークが初体験の学生ばかりでしたが,町役場をはじめとする現地の方々のご協力もあり,無事に日程を終えることができました.今後は,調査で得られたデータをもとに報告書の作成に取り掛かります.
  • 発行日: 2013.07.23