こども発達学科

Department of Child Development

【こども発達学科】「教師を目指す」ということ 4年生「教職実践演習」より

2016.12.08

教職への一歩

「教師を目指す」ということ 4年生「教職実践演習」より

卒業研究の発表の予行演習
卒業研究の発表の予行演習

12月7日(木) 「教師を目指す」ということと題して、元もみじ台南小学校校長 今井修二様に来ていただき、お話を伺いました。

 今井様は札幌市内の小学校の事務職員から小学校教員になり、校長で退職された方です。

お話の一部を紹介します。

 「自分を追い込み、自分に負けない」

これが私の信念です。この信念のもと、事務職員だった私は、もっと学校の子どもに近づきたいと思い教師になりました。その思いが実るのに8年間かかりました。事務職員の仕事をしながら通信教育で免許を取り、教育実習をし、教員採用試験に合格することができました。

 自分のやりたいという気持ちがあれば、絶対できます。夢はあきらめなければ、絶対できるのです。

 Q はじめて教員になった時の学校の雰囲気などを教えてください。

 A 担任の影響力はすごいなあと思いました。それぞれ雰囲気が違うんです。それは、自分の影響なのです。それはすごいなあと思いました。

その時の校長先生に「君は新採用だけれど、新卒じゃないよ」と言われました。こう言われて、必死に頑張りました。

 学校に入って感じることは、ぶれないということです。学校とは、 それぞれの考えが違う人が集まるところです。自分の考えがしっかりしていれば、何とかなるものです。ぶれないことが大事です。

 Q(学生からの質問) 先生は、自分の考えがしっかりもちなさい、と言われました。相手と意見が違うときにはどうすればいいのですか。

 A まず、聞いてあげることですね。そして、自分の意見を通そうとするなら、その前に、相手との関係づくりをすることですね。その後、自分の意見を納得してもらうために、伝える力をつけることですね。これは、保護者に対しても、企業の中でも、学校でも大事なことですよ。

 沢山のお話の中から、一部しか紹介できないのが残念です。

 特に、最後の言葉、「まず、聞いてあげること。その前に相手との関係をつくり、伝え方も考えること」という話はとても分かりやすく、納得の一コマでした。

 今井様、貴重な時間をいただき、ありがとうございました。

 (by kitaoka)

  • 発行日: 2016.12.08