札幌大学 大学院 臨床心理学研究科

札幌学院大学
大学院臨床心理学研究科長
山本 彩

心の専門家の養成

こころを理解し、こころを癒し、心を育てる

公認心理師

公認心理師は、2017年9月に施行された公認心理士法が法的根拠となる、日本初の、また日本唯一の心理専門職の国家資格です。この受験資格を得るためには、国が定める科目を4年制大学で履修した後、所定のカリキュラムを持つ施設での実務経験を経るか、または国が定める科目を大学院で履修する必要があります(*1)。本研究科は公認心理師受験資格に必要な科目と、科目を教えることができる経験豊富な教員を多数揃えています。
*1:ここでは公認心理師法施行後に入学する場合の説明をしています。その他の場合については特例措置がありますので、詳細は厚生労働省ホームページでご確認ください。

臨床心理士

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる民間資格です。これまでこの資格を持っていることが文部科学省の実施するスクールカウンセラー任用(派遣)の条件にされるなど、全国で幅広く活用されてきました。この資格制度は1988年にスタートしましたが、1996年度からはいわゆる指定大学院制度、つまり一定の要件を備えている大学院修士課程を修了していることが基本モデルとして示され、2007年度受験からそれが必須となりました。本研究科は北海道でいち早く2001年に「指定大学院第1種校」の指定を受け、2018年3月の時点で131人(*2)の臨床心理士を送り出してきました。
*2: 指定大学院制度前の本学学部卒合格者も含めると148人です。2017年の北海道臨床心理士会の会員数は706人ですので、道内に占める本学卒業生・修了生が多いことが推測されます。

「継承」と「進化」.

以上のように、本研究科は心理専門職育成大学院としての伝統を継承しながらも、新しい時代の要請に応えてきました。継承と進化の共生を可能にしているものは一体何でしょうか?ぜひ皆さんも何がそれを可能にしているのか、本研究科をのぞいて一緒に感じ・考えてみませんか?精神分析、認知行動療法、ダンスセラピー、アートセラピーなどの様々な背景理論。身体、芸術、遊戯、言語など様々な角度からのアプローチ。そしてそれらを支える基礎学問と、日々の体験やディスカッション。全人的でアサーティブ(自他尊重)な本研究科の空気を肌で感じていただけたらと思います。

修了生の就職先(2016年度修了生─17期生まで)
分 野人 数比 率
医療(精神科病院、クリニック) 74名 47.8%
教育(スクールカウンセラー、巡回相談、学生相談) 20名 12.9%
福祉(児童養護施設、短期治療施設) 16名 10.3%
行政(児童相談所、相談支援センター) 11名 7.1%
司法・矯正(少年鑑別所、少年院、家庭裁判所) 9名 5.8%
研究・大学(教員) 3名 1.9%
一般企業(産業カウンセラー) 2名 1.3%
個人開業 3名 1.9%
その他 17名 11.0%
155名 100.0%