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講義内容 |
| 臨床心理学特論I・II | 2単位/2単位 | |
| 臨床心理学特論I、IIと引き続き通年で開講する。臨床心理学における人間へのアプローチの特徴、独自性について学習するとともに、力動的立場を中核に据え基礎理論、対象理解、援助手法を学習する。また秘密保持、資格問題等身近な問題を取り上げ討論することにより能動的学習態度や心理臨床家が直面する多様な問題への解決能力の獲得を目指す。 | ||
| 臨床心理査定演習 | 4単位 | |
| これまでの心理検査に関する学習や経験を確認し、あらたにロールシャッハテストとMMPIについて臨床的な使用や活用について学んでいく。この二つの心理検査の習熟を通し、臨床現場における心理査定への認識を深め、心理査定の技能を身につけていく。 | ||
| 臨床心理面接特論I・II | 2単位/2単位 | |
| 事例研究の中核となる心理面接法を感受性訓練・カウンセリングワークなどを交えながら学ぶ。主な技法は、クライエント中心療法であるが、クライエントの内的世界や対人関係に固有の問題の理解を深めるため、フロイトの力動精神分析による理解、ユングの分析心理学による理解、コフート、カーンバーグなど臨床家による知見など幅広い知識にふれながら、技法の習熟をめざす。また、臨床心理実習との関連性を踏まえつつ、実際の面接テープをおこして逐語録を検討、及びビデオによる面接の場の設定の検討を行う。 | ||
| 臨床心理基礎実習 | 2単位 | |
| 事例研究を重んじる本研究科の理念に沿って、全員が本実習を履修する。本科目は臨床心理実習の基礎に位置づけられ、カウンセリング体験を深める。具体的には、集中的な試行的カウンセリング(ロールプレイ)体験の中で、学習者はカウンセラーとクライエントの役割について学ぶ。さらに学習者自身が自分という存在に気づき、人間的な成長を促すことについての体験的な意味を深める。随時感受性訓練も加え、カウンセラーとしての基礎的な態度を身につける。 | ||
| 児童・青年期心理臨床特論 | 2単位 | |
| 児童期から青年期までの種々の適応問題に対する心理臨床の理論と実際について学習する。児童期、青年期の発達は親への依存から自立への過程、即ちアイデンティティーの確立の過程と理解することができるが、アイデンティティーを鍵概念にして児童・青年期の諸問題を取り上げる。 | ||
| 発達心理臨床特論 | 2単位 | |
| 発達の過程では、個体が持つ遺伝的・発生的要因にさまざまな環境要因がかかわり、輻輳的に人格が形成されるといわれてきた。現在、児童・青年の行動や適応には従来の枠を超えた様々な問題がみられるようになり、臨床的に援助するためには、個人の発達を理解すると共に、学校・地域等の社会文化的環境、さらに自然環境の変化をも含めてとらえていかねばならない。従来の発達心理学のパラダイムを踏まえつつ、児童思春期の心の発達の諸問題について概説し、その臨床的理解と治療的介入を考えていく。 | ||
| 人格心理学特論 | 2単位 | |
| 臨床的人間の理解と援助に関わる人格理論について学ぶ。類型論、特性論、力動的人格理論の特徴を概観し、それぞれの理論が心理臨床の実践にどの様に役立ってきたか、また逆に臨床の実践からどの様に理論が発展してきたかを、それぞれの主要な理論について歴史的な背景等も考慮しながら検討し、臨床心理学における理論の役割について考察する。 | ||
| 教育心理学特論 | 2単位 | |
| 人間の認知、学習過程とそれらにかかわる基本的問題を教育心理学の新しい研究成果を組み込みながら考察することを目的とする。その際、人間の発達過程や神経生理学的な成り立ちを基本とする個人内の認知過程を踏まえる一方、より広い社会的な学習過程という視点も積極的に取り組んでいく。具体的には、学校における生徒の学習過程の分析を進めながら、いわゆる学業不振の問題についても考察し、多様な学習の援助の方法にまで発展させる。さらにさまざまな場面における人々の熟達化の過程について検討し、生涯学習の課題にも対応する力を養う。 | ||
| 学校臨床心理学特論 | 2単位 | |
| スクールカウンセラーにとって必要な学校臨床心理学の知識及び現場の知恵を学ぶ。主な主題は、学校への入り方の工夫・ケースを持つときの留意点・ケースを報告するときの留意点・学校組織内での連携の取り方・保護者への援助・教師への援助の視点・危機対応・予防的視点・校内研修や講演会の仕方などである。 | ||
| 医療心理臨床特論 | 2単位 | |
| 医療において、臨床心理学の知見に則った援助活動が関与する分野や対象は多岐にわたる。また、医師、看護、ケースワーカー等との連携や協同も求められる。このような医療における心理臨床の場で必要とされる知識や技術についての理解を深め、臨床心理士として資質を豊かにしていく。 | ||
| 心理療法学特論A・B | 2単位/2単位 | |
| 精神分析、来談者中心療法、認知療法など心理療法は、心理障害・健康に関する考え、セラピストの役割などに関して大きく意見が異なる。これらを、「変容」の理論や心理療法独自の思考法などの観点から、学派の異なる心理療法に共通する有効な治療因子について考えてゆく。ビデオ・面接逐語録など様々な題材などを使い、心理療法の実践や研究につながる能力を磨くことを目指す。 | ||
| 障害者(児)心理臨床特論 | 2単位 | |
| 障害者(児)に対する心理臨床的アプローチについて学ぶ。 「障害」という問題を考えるときに、心理臨床家は二つの視点から理解することが必要である。一つは器質的な側面や機能的な側面からの理解、もう一つは障害をもつことがその人の「生」にどのような影響を及ぼしているのかという実存的な理解である。 本講義では、まず「障害」という体験とその受容についての議論を概観し、その後、近年臨床心理学的アプローチの必要性が高まっている発達障害者(児)を中心に、その障害の特性を理解するとともに、メンタリティについて理解を深め、心理的ケアのあり方について検討する。 |
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| 精神保健学特論 | 2単位 | |
| この特論では、現代社会における精神保健の意義と役割について論ずる。とくに、ライフサイクルや家庭、学校、職場、地域という生活の場における精神保健の諸相を詳細に考察する。そして、予防精神医学的観点から精神保健がどうあるべきかを論じたい。 | ||
| 健康援助学特論 | 2単位 | |
| 様々な身体的体験に基づいて進められる身体心理療法が心身両面の健やかさを実現する方法として有効であることが明らかになっている。講義では精神科領域のディケアなどで実践されているリラクセイション技法やダンスムーブメント・サイコセラピーの緒技法を実際に体験しつつ、そうした身体心理学的アプローチの理論的基盤や実践上の問題点などについて解説する。それによって心身の健康を援助する立場での実践的能力の涵養を目指す(カーペット敷きの集団療法室で行う)。 | ||
| グループ・アプローチ特論 | 2単位 | |
| グループ・アプローチ(集団精神療法)は、個人療法とは異なり、メンバー同士の複雑な相互作用を通して自己洞察を深めていくものである。そこにはさまざまなプロセスが生じるが、治療者には、集団内部にどのようなメカニズムが働き、何が起こっているかを見分ける感受性が養成される。本講義では、グループ・アプローチの理論と技法について概観し、さらにエンカウンター・グループの3つのタイプ(構成的・半構成的・非構成的)の実習を行い、認知的・体験的に学んでゆく。 | ||
| 精神医学特論 | 2単位 | |
| この特論では、精神医学・精神医療の歴史を明らかにし、精神疾患の診断と治療について概説する。そして、今日、チーム医療の重要性が認識されつつあることをふまえ、臨床心理士が医療チームの一員として重要な役割を果たすことの意義が理解されるように論じたい。 | ||
| 臨床心理実習A | 3単位 | |
| 本実習では、学生は学内に設置されている心理臨床センター相談室で行われる相談活動に相談員として参画し、指導教員等によるスーパービジョンのもとに、担当ケースの臨床心理査定、臨床心理面接などについて臨床的に実習する。さらに、担当した事例に関するケースレポートを作成し、これを通じて自分が体験したことを言葉にする学習を行う。 | ||
| 臨床心理実習B | 1単位 | |
| 講義では学べない心理臨床の現場体験をしてもらう(精神科病院、児童福祉施設等における7日間の学外実習)。医師の診察に陪席したり、デイケアに参加してクライエントとかかわったり、心理アセスメントの方法を学びながら、臨床心理士の仕事を理解すると共に、臨床現場のスタッフの連携のあり方について体験的に学習する。 | ||
| 遊戯療法特論 | 2単位 | |
| 遊戯療法は子どもの心理療法として一番多く実践されている心理療法である。この特論では、遊びと人間、遊戯療法の理論とその特徴、成人の心理療法理論と遊戯療法理論との関係、遊具やプレイルームの構造、遊戯療法の対象児等の講義。遊戯療法の事例研究として、登校拒否児、自閉症児、緘黙児、夜尿・頻尿・チック症など行動異常、子どもの神経症などの特徴と遊戯療法過程。感受性訓練の実習、遊戯療法の実際体験等講義と演習を通して遊戯療法の感覚を掴む。 | ||
| 社会心理学特論 | 2単位 | |
| 社会と個人は別システムであるが、つながっている。生きる人間の現実の姿をテキストを介して見ることで、両システムの独立性と関連性に関する理解を深めたい。また実践的な取り組みとして、実際のコミュニケーションデータの分析を行ない、そこに関与している社会システム、個人システムのありようを把握できるようになりたい。 | ||
| 芸術療法特論 | 2単位 | |
| 芸術・表現療法は、クライエントとセラピストの関係を基盤にした創造的営みの一貫として行われる。風景構成法・スクィグル・箱庭などの非言語的な表現媒体を用いたアプローチを実際に体験しながら、臨床への応用を探求する。 | ||
| 生理心理学特論 | 2単位 | |
| 人間の高次な心理活動を認知情報処理的な視点でとらえ、生理心理学的な手法を用いた実験的研究、それを踏まえた応用、特に臨床場面における基礎理論の適用などについて具体例をあげて講義する。さらに、脳と心に関わる論文を指定し、履修者全員が順番に担当の章を要約して発表し、討議する。 | ||
| 心理学研究法特論 | 2単位 | |
| 臨床心理学論文において結論を導くために用いられる方法論、それを実現するために用いられる資料やデータの解析方法について学ぶ。 1)様々な研究論文の目的と方法論・方法について 2)結論を導くために必要なモデルとデータ(実験、調査、文献など) 3)質的心理学研究について(関連性評定質的分析を含む) 4)多変量解析について(SPSSの実習を含む) |
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| 心理学特別演習 | 2単位 | |
| 現代心理学は北米を中心として発達してきた。そのため、最先端の知識を得るためには英語の文献を読解する能力が必須となる。本講義は、臨床心理学に関わる英文の文献を購読し、読解能力の向上することと日々発展しつつある最新の理論・実証研究などに触れることを目的とする。文献として、近年目覚ましい発展を遂げている治療過程に関する実証的研究、事例研究や治療面接のトランスクリプトなど臨床実践に関するもの中心に幅広く取り上げる。 | ||
| 心理統計法特論 | 2単位 | |
| 記述統計、推測統計の適正な使用法を学ぶ。具体的な到達目標は以下の通り。 1)代表値、散布度、相関値などを適切に使用することができる。誤用を指摘することができるようになる。 2)検定の論理が正しく理解でき、その誤用を指摘することができるようになる。 3)心理統計を使用する諸前提を知り、その範囲内でできることとできないことを学ぶ。 4)それら諸前提を無視することの弊害を学ぶ。 |
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| 犯罪心理学特論 | 2単位 | |
| 犯罪・非行について、その要因とそれに対する理解についての基本をとらえた上で、心理臨床的な理解、アセスメント、介入法について制度や事例をもとに学び、実際的な理解を深める。処遇システムや治療教育などについて、さらには、犯罪被害者への理解や介入なども取り上げ、犯罪・非行の臨床における基本的で幅広い知識や方法を学んでいく。 | ||
| 臨床心理学特別研究I・II | 4単位/4単位 | |
| 修士論文の作成指導を行う。 1年次開講の「臨床心理学特別研究Ⅰ」と2年次開講の「臨床心理学特別研究Ⅱ」は連動している。担当教員については、1年次前期に開講している各専門領域に関しての特論を履修の上、選ぶことが望ましい。 修士論文の作成は臨床技能の修得と共に本研究科の大目標、すなわち、研究能力の修得の具体的成果を示すものであり、一定水準の論文が求められる。担当教員の指示に従い計画的に進めることが肝要である。 |
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