現在位置の階層

  1. ホーム
  2. 学部・大学院
  3. 人文学部
  4. 人間科学科
  5. 人間科学科の目的・目標・方針

人間科学科の目的

人間尊重の精神のうえに立ち、「人間とは何か」をたえず問いかけながら、人間と人間を取り巻く社会的・教育的・文化的環境の諸問題について、社会学、心理・教育、福祉、文化、思想の諸領域の相互連携に基づいて、学際的・総合的に考えることを目指している。また、単なる理論だけではなくて、体験学習や実習を重視することによって、人間に関する広い視野を持つとともに専門性を持った職業人を養成し、社会の産業、福祉、文化、教育等に貢献できる人材を育成することを目的とする。

人間科学科の教育目標

(ア)人間と人権を尊重する精神を身につけた学生を育成する。
(イ)人間科学科の専門領域である社会、心理・教育、福祉、文化、思想の諸分野の学問的基礎力を養成する。
(ウ)既存の学問分野の相互連携と学際的な研究・教育を重視し、人間と人間を取り巻く環境の諸問題に関して広い視野をもつ    学生を育成する。
(エ)体験学習・実習を重視し、職業人として社会に貢献できる学生を育成する。
(オ)社会福祉士、学芸員、中学校・高校・特別支援学校教員などの資格をもった専門的な職業人を養成し、地域社会の産業、    福祉、文化、教育等に貢献できる学生を育成する。

人間科学科の求める学生像(アドミッション・ポリシー)

○人文学部人間科学科の求める学生像
人間と人間社会・文化に関心があり、地域社会の発展に貢献しようとする意欲を持つ、以下のような学生を求めます。
(1)真に人間尊重の立場に立って、社会・文化の発展に貢献しようとする人。
(2)社会における諸問題に強い関心をもち、当事者の観点から理解しようとする人。
(3)科学的な調査方法を習得する意欲をもち、事実に誠実に向き合おうとする人。

○高等学校段階で習得すべき内容・水準
(1)公民科・地理歴史科などの学習やボランティアなどの社会活動をとおして、さまざまな価値観を知り、自らの視野を広げて下さい。
(2)「子ども・家族・教育」「地域社会と歴史」「マイノリティ(少数者)」「生命倫理」に関する問題について、普段から新聞やテレビのニュース、ドキュメンタリー番組、映画や小説などに積極的に触れて下さい。
(3)大学では問いを探求するためのデータ収集・分析方法を学びます。高等学校での国語科や数学科、総合的な学習を通して、論理的な思考力と表現力を磨いて下さい。

人間科学科の教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)

教養教育として4つの科目群を体系的に設け、「基礎科目群」で現代社会を生きるための基礎力、「人文・社会・健康・自然科目群」で現代社会を豊かに生きるための教養、「キャリア・総合科目群」で生涯にわたって自律的に学び続ける力、「グローバル科目群」でグローバルな視野で社会に貢献できる力の修得を目指す。

ディプロマ・ポリシーで掲げた目標を達成するための専門教育課程編成は次の通りである。
I.「人間科学の視点と対象の問題の分析能力」を育成するため、「領域科目群」は人間科学の基本を踏まえたうえで、「福祉」、「心理・教育」、「社会」、「文化」、「思想」の5領域の専門科目で構成する。
II.「プレゼンテーション技能、コミュニケーション技能」を育成するため、専門教育では、各学年のゼミ、卒業論文の「基幹科目群」を必修科目としてカリキュラムの中心に据え、4年間一貫の段階的な少人数教育を保証する。
III.「創造的、応用的な思考能力と実践力」を育成するため、「基本科目群」は専門的な講義科目と、実証的な方法論や実験・実習を学ぶ研究法・実習科目で構成する。
上記に加え、他学部、他学科の指定科目と共通教育科目の関連科目の履修とあわせて領域の専門能力を広く深く修得する。さらに、資格関連科目として自由選択科目を配置し、幅広い分野の資格取得に対応する。

上記I.~III.の学修方法及び学修過程の評価方法は次の通りである。
【学修方法】
I.「領域科目群」の学修方法として、それぞれの領域の専門性に応じた内容を学修するため、基礎を講義で学ぶ科目では毎時間の予習を求めたり、具体的な時間外学習を勧めたりし、理解に効果をもたらす視聴覚資料の利用も行う。その分野の現場で働く外部講師による特別講義の時間も取り入れ、リアルな知識の獲得を図る。また、グループワーク、プレゼンテーションの練習等も取り入れることが多い。
II.「基幹科目群」では、全員が各学年でゼミナールに所属し、文献講読とディスカッションを行うなかで、情報・資料の収集の実践やコミュニケーションを学ぶ。初年次のゼミは後述する。2年次はグループでゼミテーマに関連する文献を検討し、必要な資料を収集して報告と討論を行い、それらの学習をもとに報告集を作成する。3年次は所属する専門ゼミナールを選択する。ゼミでは調査や実習を行うこともあり、いずれも卒業論文作成に向けて知識を深めていく。4年次で卒業論文は必修であり、少人数の卒論ゼミで、個性豊かな論文作成を保証し、卒論発表会を設け、最終的な学修の自覚的な完成を目指す。
III.「基本科目群」の専門的な講義科目は、「福祉」では障害学、社会福祉や人権、「心理・教育」では発達心理や教育問題、「社会」では生活構造や現代社会論、「文化」では考古学や民俗学、社会史、「思想」では哲学、倫理や人権思想など、人間科学として互いに関連する分野を学修する方法をとる。研究法・実習科目は、直接関連する講義科目の既履修を条件としたり、方法論に関する科目を履修したのちにフィールドワークに出たりする等の段階を踏む。実習科目では具体的な実測、データの収集・解析を行うほか、フィールドで地域の人たちとの交流も行い、報告書の作成により調査を文章にまとめる力も養う。
【評価方法】
I.小テスト、中間試験、レスポンスシート、課題提出など多岐にわたって履修者の到達度を把握しながら授業を進め、最終的に定期試験もしくは期末レポートによって評価する。
II.評価方法は、ゼミナールにおける発表や発言等の主体的な参加に見られる平常の学修状況の観察や、提出された課題の到達度による。卒業論文は論文としての完成度はもちろん、作成過程での文献収集や発表会でのプレゼンテーションの習熟度も評価する。
III.講義科目、研究法の評価方法はI.と同様である。実習科目とフィールドワークの評価方法は、出席(参加)が必須であり、レポートによって評価する。

高大接続および上記専門教育課程への移行を円滑に行うために、以下の初年次教育を行う。
・学生生活への適応を図り、大学生としての能動的・自律的な学習習慣・態度を身につけるため少人数によるゼミナールを実施する。ゼミナールでは、グループを単位とした演習形式(文献を読み、発表資料を作成し、発表し、討論する)をとり、年度末の全体発表会に向けてクラス内の意思統一を図りながら学修を進める。テーマを異にするゼミの体験(所属ゼミ以外の交流)も行う。個人では時間外学習として文献の精読を勧める。評価はII.と同様である。
・「人間科学基礎論」を設ける。さまざまな専門領域から「人間」というひとつの共通する対象について調べ、考えるという人間科学科での学びへの導入として位置づけ、複数の担当者によるオムニバス形式をとる。評価方法は担当者ごとの課題の提出を総合する。

人間科学科の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

本学科は、以下の学修成果を満たし、所定の科目及び単位を修得したものに学士(人文学)の学位を授与します。

I.人間と人間を取り巻く環境についての幅広い基礎知識の上に、個別学問の専門性とともに、その総合としての人間科学の視点と対象の問題分析能力を修得していること。
II.自らの思考や判断を説明するためのプレゼンテーション技能と、双方向的発展を可能とするコミュニケーションの技能を修得していること。
III.人間と人権を尊重する民主的な精神を身につけ、広い視野で現代の人間と社会の再生に貢献できる創造的、応用的な思考能力と実践力を修得していること。