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2011年 日本語教育・文化体験プログラム 夏

海外からの学生に日本語と日本の文化を学んでもらう、本学の「日本語教育・文化体験プログラム」も、かなり多くの人に知られ、おなじみになってきた感があります。各協定校からは高い評価を得ており、また参加した学生のみなさんからも、「忘れられない体験」「素晴らしい思い出」といった声が聞かれます。 1月に初めての冬バージョンを成功させたあとの2011年夏も、期待が高まりました。

 ただ、今回避けられなかったのは震災、原発事故の影響です。
北海道に関しては、放射能などの影響は及んでいないのですが、海外、特に近隣のアジア諸国には事実がなかなか伝わりにくいらしく、今回の日本語プログラムに関しても、そのために残念ながらちゅうちょした人も少なくありませんでした。
 そうした方々には、次回の冬、または来年の夏にでもまた、ぜひ参加を検討してほしいと思います。このプログラムは、札幌学院大学が世界に誇れるプログラムです。決して参加して後悔することはないはずです。

それでは、2011年夏のプログラムのレポートをお送りします。

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6月30日 

今回の参加者の内訳は、韓国17名(東亞大學校12、建國大學校3、東國大學校2)、中国3名(北京農学院--初参加です)、イギリス2名(エクセター大学)。欧米からの参加は初めてです。インターナショナルな顔ぶれです。
この日は、北京農学院の3名以外が午後に千歳空港に到着し、バスでまっすぐ大学にやってきました。そしてすぐにオリエンテーションが始まり、学校のことやスケジュール、生活などについて説明をうけ、SGUのパートナー学生を紹介されたあと、それぞれのアパートの鍵を受け取りました。その後、生協の不動産の担当者の方たちとともに、1ヶ月分の重い荷物をひきずりながら、アパートへと案内されていったのでした。

江別での最初の晩、それぞれどんな気持ちで過ごしたのでしょう。

7月1日 
 一夜明けて、プログラムが本格的に始まりました。まず、日本語のクラス分けプレースメントテストが行われました。
placement test  
 プレースメントテストは、簡単なペーパーテストから。次に、日本語の先生方があいさつをし、それがどのくらい理解できたかを書いてもらいます。そして自己紹介作文。引き続き、一人ずつ前に出て、書いた作文を読みながら自己紹介をします。
 日本語はまだあまりよくわからないという人もいて、ちょっと恥ずかしそうでしたが、みんななんとか頑張りました。
この自己紹介は、クラス分けの大事な基準にもなります。

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3名の日本語講師も、この日初めて学生たちと顔を合わせました。、メリット先生は出産準備のため今回はお休み、あらたに笹山先生が引き受けてくださいました。        写真向かって左から、
  Aクラス(初級)矢部先生
  Bクラス(中級)松尾先生
  Cクラス(上級)笹山先生

午後からはキャンパスツアー。パートナー学生も参加しました。    pencil
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まずは大学生協から。ちょっとした買い物をする場所、毎日の昼食をとる場所を覚えておくことは大事ですね。本学自慢のカフェテリアからの眺めも、気に入ってもらえたのではないでしょうか。
この日は金曜日で、7階ではお寿司の日でもあったので、すでに食べた人もいたかもしれません。
次はいったん中庭へ。まぶしい日差しと青空が広がります。それから図書館に移動、グループ学習室などの説明を受けます。
nakaniwalibrarylibrary2 call   最後はCALL教室でパソコンの使用について。キャンパスツアーはこれで終了です。お疲れさまでした。
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  その夜は、食べ放題のレストランで歓迎会が開かれました。一方、歓迎会が盛り上がっているであろう頃、新千歳空港に北京農学院からの3名が到着しました。北京が大雨だったため、日本への到着が遅れてしまったそうで心配しましたが、疲れている中でも元気な顔を見せてくれました。
 まずはこれから1ヶ月一緒に学ぶ仲間たちのいるレストランに直行し、合流しました。
 なにはともあれ、これでようやく、参加者22名全員が揃いました。土曜・日曜が終ると、月曜日からは本格的に授業が始まります。みんな病気や事故なく、元気で楽しく北海道、そして札幌学院大学での1ヶ月を過ごしてくれるように願っています。頑張りましょう!!

7月5日
 火曜日。1、2講目に日本語の授業があり、3講目は、G館8階で家田先生主導のもと、法学部の学生とお菓子を食べたりジュースを飲んだりしながらの交流がありました。
law1law3  少人数のグループにわかれて話し合いながら、出身地や趣味など、自己紹介文を紙に書いていきます。それがひととおり終わると、日本語プログラムの学生たちが、同じテーブルについている法学部の学生を日本語で紹介しました。まだあまり日本語に慣れていない人もいましたが、できる範囲で一生懸命にやっていました。

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         一方、北京農学院の3人の学生たちは、経営学部の児玉先生のご招待により、望来で
          バーベキューパーティーということになりました。児玉先生ご自身のログハウスで、
         ゼミの学生たちとともに、自然の中で楽しい時間を過ごしたようです。
このようにして、みんなが少しずつ日本人学生と交流する機会を持つようになっていったのは、この2週目(本格的な授業としては1週目)でした。たぶん、それぞれちょっとした不安や心配を抱えながらスタートしたと思いますが、じょじょに解消されてきたのではないでしょうか。

7月7日
 前日、6日(水曜日)の3講目は、あらかじめ選択していた一般の日本人学生の授業に参加。言葉の問題もさることながら、普段行われている授業に1日だけぽんと入っても理解は難しかったかもしれませんが、日本の大学の授業の雰囲気を味わってもらえたらじゅうぶんです。
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 そして7日は、冬のプログラムでも好評だった、鶴丸先生のご好意による北海道埋蔵文化センターでの勾玉作り体験でした。初めにセンターの職員の方から、施設に関する説明を受け、展示物を見学してから、勾玉作りを開始しました。

      鶴丸先生のお話を、韓国人留学生が通訳 arrow

勾玉セットを開封、水に濡らすところから。  1番から5番までの紙やすりでこすり、磨き続けます。
  magatama3magatama4magatama5完成!
苦労して手作りした勾玉、大事にしてくださいね。

7月9日
   今夏のプログラム最初のフィールドトリップは、仁木町のさくらんぼ狩りと小樽です。天気が少し心配でしたが、幸いにも晴れ渡り、小樽を通り過ぎるときには、バスの窓の外には、きれいな青い海が広がっていました。
niki1niki4  仁木町に入ると、いたるところに果樹園、特にさくらんぼ農園。まさにさくらんぼの真っ盛りです。一行はそのうちのひとつに到着しました。 さくらんぼは木から取って食べ放題、無料で持ち帰れるのは100グラムまでです。入口でバケツをもらってさくらんぼ狩りを開始しました。
 どの木も赤いさくらんぼが鈴なりですが、木によって甘い実が多いもの、小粒なもの、大粒なものなどちょっとずつ違うようです。みんなそういった違いはすぐに把握し、好みのさくらんぼを探して歩き回りました。
                cherry        cherry        cherry       cherry              
niki2 niki3そのうちに、さくらんぼでお腹がいっぱいになってきたようで、木の上から種とばしをして遊んだり、もっぱら写真撮影に興じる人が増えてきました。そのため、そろそろ撤収ということになり、バケツに入ったさくらんぼの重さを出口で量ってもらい、バスに戻りました。
ちょうど100グラムというのもなかなか難しいらしく、思ったより少なかった人も結構いました。

 さくらんぼ農園を出て、途中「きのこ王国」に立ち寄ったあと(何名かはきのこ汁を堪能していました)、小樽市内へ。小樽では完全にフリータイムです。バスを降りるとまもなく、自然といくつかのグループに分かれ、各自小樽散策へと繰り出しました。
 とりあえずは腹ごしらえということで、ほとんどの人がランチタイムから始まりました。海鮮丼やお寿司、ラーメンなど、小樽の味を楽しんだようです。
                           そのあとは本格的に観光、小樽の名所をめぐりました。
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         ”からくり動物えん”                 ”オルゴール堂”                  やっぱりアイスクリーム!
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  一時は雨がぱらつきましたがすぐにやみ、快適に歩き回ることができました。
 おみやげを抱えている姿もありました。
楽しい時間はあっというまに過ぎ、最後は示し合わせたかのようにほとんどの人が運河に集合して撮影大会となり、小樽での一日をしめくくりました。
 帰りのバスの中では少々疲れの色も見えましたが、充実したフィールドトリップとなったでしょうか。小樽での時間が思っていたより短かったようで、ちょっと申し訳ない気持ちもあります。

 次週は移動時間もさらに長く、人数もかなりの大勢での旅となりますが、スムーズに進行できることを祈るばかりです。

7月11日
 英語英米のヒンクルマン先生の提案により、この日の3講目、日本語プログラムの学生と英米の学生による「学生会議」が行われることになりました。学生たちはそれぞれスピーチを英語または日本語で用意して、発表します。各教室に、日本語プログラムの学生が2、3人ずつ入り、日本に対しての思いや
english1otaru1これからの希望などをスピーチしました。
 日本人の学生たちからは、外国人学生の日本語のうまさに感嘆の声があがっていました。また、韓国や中国の学生の中には、英語も堪能な人が多くいます。このような機会は、日本人の学生にとっては非常に良い刺激になったのではないでしょうか。外国の人と会話できる楽しさがわかれば、語学も楽しく勉強できると思います。

7月12日
okuda  翌週の白老のアイヌ民族博物館見学を前に、事前学習として奥田先生の講義がありました。
 アイヌの歴史と現在を、映像を交じえながら、またポイントによっては英語でも(韓国の学生には、韓国人留学生の通訳がついていました)説明していただいたので、完璧にではなくても
大事なところはわかってもらえたかと思うのですが、どうでしょうか。

BBQ3  講義のあとは、法学部の学生とのバーベキューパーティーが控えていました。買出し、下準備、あと片付けなど、グループに分かれて用意を進め、いよいよ肉や野菜を焼き始めることになったのですが、火の加減がなかなか難しく、炎が強すぎて手も出せず四苦八苦している姿も見受けられました。
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左端:きれいに並べて
    焼く準備…
中央:大出火!!
    わりばしが焼け、肉は黒焦げに!!

BBQ4BBQ6 …そんな騒ぎもありながら、やがてなんとか落ち着いて食べられるようになっていきました。
焼肉用の肉だけではなく、焼き鳥、ししゃも、ソーセージなどもあり、またご飯もたくさん炊いて用意してあったので、要領よく(?)ありつけた人には、ちょっとした夕食になったかもしれません。
それともみんな若くて食欲旺盛なので、これだけでは足りなかったかな? 
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7月14日
 前日、水曜日は授業がすべて午前中で終わり、午後はまったくのフリーで、しかも天気も良かったので、ピクニックに行ったり、部屋でゆっくりしたり、思い思いに過ごしたようです。毎日ハードなスケジュールなので、このような日も確かに必要ですね。
gakucho  そして木曜日。3講目は、奥谷学長の特別講義でした。学長は、「ハロー!ニーハオ!アンニョンハセヨ!」と、3か国語での挨拶から始められました。
 学長の本来のご専門は哲学ですが、現在はさまざまな分野を研究されており、本プログラムではいつも北海道の自然や環境問題について、興味深いお話をしていただいています。
 前半は、主に配られたプリントを参照しながらの説明でしたが、後半は学長自らが撮影された北海道の自然の風景や動物などの写真をスクリーンに映し出して進みました。美しい風景やかわいらしい動物の写真には感嘆の声があがる一方、外国から浜辺に流れ着くゴミの写真には苦笑もあり、終始快調な講義でした。

7月15日
 ここまでくると、プログラムも残り半分です。
 前述したようにスケジュールはハードで、学生たちも疲れが出てきているかもしれませんが、3人の日本語の先生たちは、みんなが少しでも楽しく学べるよう、手紙を書いたり、映画を見たりなど、それぞれにいろいろと工夫してくださっています。
 というわけで、この日BクラスとCクラスはゲーム。Aクラスも、あともうちょっと日本語が上達したら参加できるでしょう。

game1game2  最初は、2チームに分かれて「いつ、どこで、誰が、何を、どうやって」をお互いに相談せずに考えて紙に書き、最後に全部合わせて読んだらどんな文ができあがるかを見るものです。
 もちろん内容がうまくまとまれば一番ですが、各自の頭の中にあるバラバラのものをつなぎ合わせるので、結果としておもしろい文が次々とできあがりました。
game3  次のゲームは、「お買い物」風にひとつの巻いた紙を選び、たとえば「何に使いますか?」と聞かれたら「お父さんにプレゼントします」などと答えます。いざ紙をあけてみると予想外の絵が描かれていて、それを「どう使うか」を考えます。つじつまを合わせるのはけっこう難しいのですが、みんな機転をきかせてうまく切り抜けていました。
 そのほかにもいくつかゲームをして、みんなで相談したり笑ったりしながら授業を終えました(「いい湯だな♪」を歌って終了)。

 その日の夜は札幌ドームでファイターズ対ライオンズの試合があり、4人がドームへ足を運びました。baseball

dome 当日のファイターズは打線爆発で圧勝。ライオンズファン には申し訳ない気もしますが、ファイターズファンとして は大いに盛り上がったはずです。観戦した4人の学生 たちにとっては、「これが地元北海道、ファイターズの 試合」という雰囲気を味わえたかと思います。


7月16日
2週目のフィールドトリップは、旭山動物園と、美瑛・富良野をまわります。今回は日本人サポート学生も大勢参加可能だったため、80人以上での大団体での行動となりました。
天気は、残念ながら予報通りの雨。ですが、少しでも晴れるように、大雨にならないようにと祈りながら出発しました。
旭山動物園に到着したときは小雨でした。          でも天気なんか関係ない!            あざらしはのんびりと。      
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        気楽にいきましょう~

動物たちにとっては、涼しくてむしろ過ごしやすかったかもしれません。実際、ペンギンやホッキョクグマなどは、元気に動き回っていました。
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おなかがすいて、ひとやすみ。
歩き回ったあと、友達と食べるご飯はおいしい~。

               あっというまに時間が過ぎてしまいました。
        「もっとゆっくりしたかった!」との声も。ごめんなさい…

 惜しみながら旭山動物園をあとにして、バスは美瑛に向かい、「三愛の丘」というところに到着しました。ここは、一面に緑の丘と麦畑、遠くに美瑛の町並みが見渡せます。はなやかなものはありませんが、広陵としたいかにも北海道らしい雰囲気を味わえる風景が広がっています。
biei1biei2 このプログラムに参加している学生たちも、みんな普段は都会の中で生活しているので、たまにはこのような広々とした場所で深呼吸するのもいいでしょう。
 林の中を抜けると小さなカフェがありました。滞在時間があまりなかったにもかかわらず、手早くそのカフェでソフトクリームを買って食べている人が何人かいました。

 本日の最終目的地、富良野の富田ファームに到着した頃は、雨の降り方が少し強くなっていました。太陽の下で輝くような花畑を見せてあげたかったので、それだけは本当に残念です。しかしラベンダーは真っ盛りで、曇り空の下でもその美しさは格別でした。
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 花はほんとうにきれいでした。せっかく来たのだからという思いもあり、みんな頑張って見てまわりました。でも…やはり悪天候には勝てません。しばらくすると、外を歩くよりも飲んだり食べたりに集中する人が増えていきました。なにしろラベンダーアイスクリーム、ラベンダーラムネ、ジンギスカンドッグなど、おいしいものがたくさんありますから、それを逃す手はありません。文字通り「花より団子」?みなさん、お腹は満足しましたか?

美しく彩られた夏の北海道の風景。
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忘れないでくださいね。
(おいしかった食べ物のことも)

 

 

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7月19日
shiraoi2  この日は、午前中に日本語の授業を終らせて、午後は白老のアイヌ民族博物館(ポロトコタン)を見学に行きました。「博物館」という名前はついていますが、どちらかというと「民俗村」のような感じで、アイヌの家などが外に展示されているため、当日は天気も良くゆっくり眺めるには最適でした。
夏の白老ポロトコタンは、緑がいっぱいで、湖がまぶしく輝いていました。
 まずはアイヌの楽器を使っての演奏を聴いたり、踊りを鑑賞したり。「ムックリ」という楽器の音色は印象的だったらしく、後日別の機会にその音を耳にしたとき、みんな「あー、これこれ!」といった表情をしていました。
                      ラッキーなことに、アイヌの民族衣装を着せてもらえた人もいました。arrow
 前の週にアイヌ文化についての講義を受けていましたが、このように実際に体験してみて、より理解が深まったかと思います。また、新たに興味を持った人もいるかもしれません。

7月20日
 これまで、日本語プログラムや各交流プログラムでは、寿司を実際に握ってもらう体験をしてもらっていたのですが、今回、一部の食中毒事件などの影響もあり、夏場に生ものを扱う(握り寿司体験では、準備にも時間がかかります)のは避け、「お好み焼き」をやることになりました。
 大学近くのお好み焼き屋さんの協力を得て、一度に全員は入りきらないので、2グループに分かれて行いました。
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              まぜまぜ。                     あつあつ、おいしい~。                余った?食ってやるよ。

 中にはお好み焼きを食べたことがあって、手際よく焼ける人もいましたが、ほとんどが初めてなので、日本人のサポート学生が大いに活躍してくれました。しかし片面が焼けてきたところでひっくり返すのがなかなか難しく、せっかく整えた形が崩れてしまって残念がる場面もありました。それでも焼きあがるといいにおいが漂い、みんなおいしそうに食べていました(にぎやかに作っていたのが、食べ始めると静かになりました!)。
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       こっちもまぜまぜ。                焼いてます----------------->このハートを。             ごちそうさまでした!

 最初のグループはちょうど昼食時間だったので、空腹を満たすにはぴったりだったのですが、次のグループはすでに昼食を済ませてからの時間から始めることになったので、量が多く感じたようです。お店の方のご好意で、食べ切れなかった分はパックに入れて持ち帰るようにしていただきました。
 お好み焼き体験の開催は初めてだったため、どういう反応があるだろうかと少々心配していましたが、好評だったようで安心しました。それに、自分の手で苦労して作ったものって、おいしいんですよね。

7月21日
 ここで、授業の様子をちょっと拝見させていただきましょう。先にもお話したとおり、日本語の先生方は本当に熱心に、授業に取り組んでくださっています。一日の授業が終ってからも、事務室に残っていろいろ研究したり、翌日の準備などをされています。そうした熱意は確実に学生たちに伝わっているようで、ここまでくると初級クラスでもずいぶん日本語が上達しているな、と話をしながら感じられます。
AclassBclass 左は矢部先生のAクラス(初級)です。 スクリーンに手が映っているのが見えますが、Aクラスでは絵日記を書いてもらい、それをみんなで見ながら直していきます。
右は松尾先生のBクラス(中級)です。中級は、実は実力のばらつきが一番大きく、みんなが平均に理解してくれているかを見るのが難しいところです。

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左は、笹山先生のCクラス(上級)です。
上級クラスになると、ほとんどの学生がすでにある程度自由に日本語を操ることができます。そのため、授業で扱うのもごく自然な日本語の読み書きなどになります。ただ、やはり人により得意な部分や不得意な部分も
あるので、不得意なところをどう埋めていくかが課題です。ちなみに、日本語を学ぶ外国人学生の中では「漢字がいちばん難しい」という声がよく聞かれます。
日本人にとっても、漢字はやさしいものではないので、その気持ちはわかります。

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 さて、この日の3講目には、翌日函館に宿泊旅行をするにあたり、船津先生の特別講義がありました。
 函館の歴史には、北海道のほかの地方とは異なる部分が多いということで、興味深いお話をしていただきました。人によってはちょっと話が難しいと感じたかもしれませんが、講義の後半ではビデオを見ながら説明してくださったので、いくらか理解の助けになったのではないでしょうか。少しでも予備知識があれば、実際に函館へ行き歴史的なものにふれたときに、「ああ、そういえば…」と思い出す部分もあるはずです。
 そしていよいよ、最後の大遠征、函館へと向かいます。

7月22日
 1講目はいつもどおり日本語の授業がありました。そのあと集合して出発。最初に千歳のキリンビアパークを見学する予定なのですが、それまでに昼食時間をはさむので、サービスエリアで軽食などをとりました。
 キリンビアパークでは、担当の方から工場やビールの製造などについて説明を受け、それが終るとビールの試飲ができます。
chitosekirin 試飲のビールは3種類、ひとりにつき3杯まで。未成年の人、ビールを飲めない人のためには、ソフトドリンクもあります。
 ただしここであまり飲みすぎてしまうと、函館までは長い道のりですから、ほどほどにしておかないといけません。トイレの問題もあります。
 誰ですか、トイレであわてたのは…

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 実際、キリンビアパークのあとは、いくつかのサービスエリアで休憩を取る以外、ひたすらバスに乗っているだけです。しかし非常に幸いなことに、天気がとてもよく、途中から窓の外に青い海が見え始めて景色がとても美しく、また目的地函館でもきれいな夜景を見ることができるかもしれない、と期待が大きくふくらみました。
 函館に到着する頃には美しい夕焼けも見え、「今夜はぜったいにすばらしい夜景が見える!」と確信しました。バスの中では、地元出身の日本人学生がノリノリでご当地解説をして楽しませてくれ、長旅ながらみんな元気いっぱいでした。

yunokawa  いよいよ、函館は湯の川のホテルに到着!時刻はすでに夜7時、あちらこちらから「お腹がすいた~」の声が聞こえてきます。なにはともあれ各自の部屋に荷物をおろし、再び集合して夕食会場へ。夕食はバイキング形式なので(アルコールも飲み放題)、好きなものを好きなだけ食べることができます。メニューには、夏らしくそうめんやそば、さっぱりと辛いキーマカレーや、函館らしくいかめしなど、また涼しげなデザートもありました。
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 夕食が終ると、速攻で函館山まで夜景見学に出発です。寡黙なバスの運転手さんが、「2合目と7合目からもきれいに見えますよ」とのこと。期待が高まります。実際、2合目では「おお~!」と一斉に歓声が。しかし本番はまだこのあとです。
 7合目ではさらに大きな歓声があがりました。そしてついに頂上に到着です。決まりがあって、大型バスは30分しか止めていられないので、時間はとても限られています。そのため、バスのドアが開くやいなや学生たちが飛び出し、展望台へダッシュ。
 快晴の夜、眼下に宝石のような夜景が広がりました。海にはイカ釣り漁船が出ていて、ひときわ明るい光を放っています。
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残念ながら夜景の写真の撮影はことごとく失敗だったため、ここに載せることができません…

ただ、その場で見たみんなの記憶には必ず焼きついていると思います。

 

7月23日
  函館での二日目。この日も天気は気持ちいいほどの快晴でした。早起きして早朝に温泉につかったり、海岸を散歩した人もいました。一方で、前の晩に夜景見学から戻ったあと朝まで仲間と飲み続け、出発直前まで死んだように寝ていた人も…
  とはいうものの、なんとか全員そろってホテルをあとにして、この日は最初に金森赤レンガ倉庫群に向かいました。
kanamori 港を臨む金森倉庫には、おしゃれなショップや飲食店がひしめいています。ここでしばらくフリータイム。思い思いにショッピング(見て歩くだけでも楽しいものです)や、カフェでのお茶を楽しんだりしていました。

 港の空気をじゅうぶんに味わったあとは、五稜郭へ。五稜郭ではまず、タワーに登って全員で記念写真を撮る予定がありました。ここで撮った写真が、修了式の時に修了証書とともにみんなに手渡されることになっています。
 五稜郭タワーからは、真下に星の形をした五稜郭公園はもちろん、遠くの町並みまでよく見渡すことができました。夏は緑に覆われた五稜郭公園ですが、春の桜の時期もきっとすばらしい眺めだと想像できます。
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                              函館といえば、ラッキーピエロのハンバーガー

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 五稜郭タワーで記念写真を撮ったあとは、それぞれ自由に昼食をとりに行ったり、おみやげを買ったり、公園の中を散策して過ごしました。かなりゆっくりと、函館最後の時間を満喫できたのではないでしょうか。
                            函館では、たくさんの思い出ができたことでしょう。

再びバスに乗り、帰路につく前に、鹿部町の間欠泉公園に立ち寄りました。約10分おきくらいに15メートル以上吹き上がることもあるという間欠泉ですが、当日は強風のため、高く上がり過ぎないように押さえがしてありました(でないと、道路を走る車や歩いている人に水がかかって大変なのだそうです)。
shikabeshikabe2 正直なところ、思い切り飛び散るダイナミックな様子も見てみたかったですが、それでも間欠泉自体そうひんぱんに見る機会がないので、みんな興味深く見つめていました。
 また、間欠泉公園では「足湯」がありました。天気がいいとはいえ、海からの風はちょっと冷たく、温かいお湯に足を浸すのはとても気持ちいいものです。みんなすっかり足湯が気に入ったらしく、一度入るとほとんどの人がそのまま動かなくなりました(ほかの観光客のみなさん、すみませんでした)。

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間欠泉公園を出ると、道路をはさんですぐそこに海が広がっているので、潮の香りがします。
海風に誘われて、しばらくは誰もバスの中に戻ろうとせず、ふざけて遊んだり話をしていました。

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 予定されていた週末の旅行はこれですべて終了。プログラムも残りわずかです。一部には多少の疲れも見えますが、あと少し、頑張ってください。


7月25~27日
 さすがに疲れがたまってきたのか、風邪をひいて体調を崩すなどして、授業に出られないという人も数人。昼間と朝晩の気温差もあるので、体調管理はとても大切です。一方、前の晩に飲みすぎて…という話も。平日は、次の日の授業に支障をきたすので、気をつけたほうがいいですね。
 しかしそんな毎日もまもなく終わりです。ここで、各クラスの記念写真をご紹介します。
Aclass
矢部先生率いるAクラス。
日本語はゼロから始めた人もいるのですが、もうここまでくると日本語であいさつをしたり、簡単な読み書きまでできるようになりました。
多少の知識があった学生も、最初の頃はあまりおぼつかない様子だったのが、今では自分の言いたいことをかなりはっきり言えるまでに上達しました。
すばらしい進歩ですね!
Bclass

        松尾先生のBクラスです。
          このクラスは、韓国、中国、イギリスの3か国が混じって国際色豊かでした。
   前述したように、日本語レベルではばらつきがあって先生も苦労されたかと思います。
   しかしそうした甲斐もあって、何人もがもうほとんど上級と変わらないくらいになりました。
   今後も日本語の勉強を続けていけば、目に見えて伸びていく段階なのではないでしょうか。
                      ぜひ継続して、その成果をまた見せに来てほしいものです。


Cclass
今回初めてプログラムに加わってくださった、笹山先生のCクラス。
少人数精鋭となりましたが、アットホームな雰囲気で和気あいあいとやっていたようです。
全員が最初からかなりのレベルで入ってきて、すでにJLPT(日本語能力試験)の1級を取得している学生もいたため、そうした人には引き続きどのようなモチベーションを持ってもらうか、先生もいろいろ考えられたことと思います。
今後、各自がさまざまな場面で日本語を生かしてほしいですね。


そして…修了式の日がやってきました。
gakucho2ieda2  まず奥谷学長から、続いて国際交流委員長である家田先生から、プログラム修了のごあいさつをいただきました。奥谷学長も家田先生も、お忙しい中、プログラムでは大きなご協力をしていただきました。お2人の日本語でのお話は、細かい部分がよくわからない人もいたかもしれませんが、温かい気持ちは伝わったのではないかと思っています。
 次は修了証書の授与です。一人一人名前を呼んで、家田先生から修了証書を手渡されます(余談ですが、今回から修了証書はカバー付写真入りの豪華な装丁になりました)。

 それが終ると、日本語講師を代表して笹山先生からのお話がありました。先生ご自身、久しぶりに教壇に立ち、貴重な体験をされたとのことでした。
また、サポートとして協力をしてくれたSGU学生の代表として、人間科学科3年生の庭田くんもしっかりスピーチをしてくれました。 ruxuecertificatesasayama2
また、サポートとして協力をしてくれたSGU学生の代表として、人間科学科3年生の庭田くんもしっかりスピーチをしてくれました。
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 お疲れ様でした!!これで授業はすべて終了です。みんなほんとうによく頑張りました!! sapporo

  このあとはお待ちかね、サッポロビール園での送別会です。ジンギスカンが苦手な人もいるのではと心配していたのですが、意外と大丈夫のようでした。送別会の前に、サッポロビール博物館を見学できることになりました。これは、笹山先生のお知り合いであるサッポロビール博物館の館長様のご好意によるものです。館長様にひととおり館内をガイドしていただいたあとは、ビールの試飲です。本番はこれからなのだから、ここであまり飲みすぎないように…との注意がありましたが、この試飲のビールはひときわおいしく大好評でした。
                                                        乾杯!
  いよいよ本番の送別会。奥谷学長も、3人の日本語の先生、また退職された佐々木先生など教職員も揃いました。それにしても、みんなよほどお腹がすいていたんですね。用意された肉、野菜があっというまになくなり、追加が次から次へと運ばれてきます。ビールやソフトドリンクも同様で、店員さんが大忙しで走り回っていました。
sobetsukai1sobetsukai2たくさん食べて、飲んで、笑って、この1か月の疲れを癒してください。

満腹して幸せな気分になったら、つらかったことも苦しかったことも全部忘れて、楽しかった思い出だけを胸に刻んでおきましょう!
きっと、みんな自動的にそうなっていますね。

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 ほとんどの人が明日でお別れ、帰国ですが、とりあえずはそういうことも考えず、にぎやかに。

 送別会がお開きになったあとも、みんなそれぞれ別の場所に飲みに行ったり、アパートに帰ってから集まって語り明かしたりしていたようです。最後の夜は仲間同士で充実して過ごせてよかったですね。

7月28日
 木曜日。この日、北京農学院の3人が、早朝の飛行機で北海道をあとにしました。みんなに「イャオイャオ」と親しまれていたワン・イャオくんは、「また冬のプログラムにも参加したい」と言っていました。再会が楽しみです。
 そしてお昼過ぎには、釜山に帰る東亞大學校の12人と、エクセターの2人が空港へ。チェックインカウンターでは、おみやげで重くなったスーツケースが重量オーバーで苦労する姿もありました。しかしチェックインを終えるとしばらく時間があき、その間にさらにおみやげを買った人も。
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 今は、離れていても携帯電話やパソコンで簡単に連絡が取れる時代。とはいえ、実際に毎日顔を合わせるのと、機械を通してコミュニケーションするのとは違います。
 別れを惜しんでお互いのアドレスを交換しあったり、写真を撮ったり、手を握ったり…
 そんな様子を見ていたら、明日からはこの学生たちとは札幌学院大学で会えないというのが信じられないくらいでした。

   また会おう! bye3 bye4   ありがとう!

東國大學校の2名、建國大學校の3名も、後日、日本を離れて帰国しました。
一見ちょっと内気そうな人、おとなしそうな人などもいて、最初は大丈夫かな、と思って見ていたのですが、みんなそれぞれに良い友達を得て、有意義な時間を過ごし、すばらしい思い出を残していったようです。
日本語教育・文化体験プログラムに関わったすべての方。2011年夏の北海道での1か月を忘れないでいてください。そしてここで出会った仲間を大切に、ずっと連絡をとりあっていてほしいと思います。みんなどうか元気で!いつかまた会える日を待っています。

                           bye5

 
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