札幌学院大学フェアトレード憲章

フェアトレード大学の実現に向けて

札幌学院大学学長 河西邦人

 第二次大戦終戦後間もない1946年に札幌学院大学の前身である札幌文科専門学院が創立されました。まだ社会が混乱する時代、政治家や財界人ではない、「学の自由」、「独創的研鑽」、「個性の尊重」を掲げた若者が集まり、札幌市中心部の建物を間借りして始まった学校が札幌学院大学の原点です。札幌学院大学は創立時からのその精神を大切にし、「自律」「人権」「共生」「協働」を大学の理念の柱としています。

 さて、多様な問題に直面する現代、国連は問題解決のため、2015年にSDGs(持続可能な開発目標)を掲げました。札幌学院大学の理念の4つの柱は、SDGsのコンセプトとも合致します。そこで、札幌学院大学は教育を通してSDGsへ貢献していくことを新たな方針としました。

 SDGsが掲げる第一の分野が「貧困をなくそう」であり、貧困をなくすための手段の一つがフェアトレードです。札幌学院大学がSDGsへ貢献していくため、フェアトレードへ取り組むことをここに宣言し、憲章とします。

札幌学院大学フェアトレード憲章

 「自律・人権・共生・協働」を大学の理念に掲げる札幌学院大学は、「公平・公正な取り引き」を通じた開発途上国の生産者・労働者の生活改善と自立を目的とするフェアトレードを積極的に支持します。フェアトレードを通じ発展途上国の生産者・労働者の生活を守ることは、そうした人々の人権を擁護する取り組みにほかならず、フェアトレードの趣旨は本学が掲げる理念に合致します。

札幌学院大学が展開する教育研究活動においてはフェアトレードを積極的かつ継続的にとりあげることとし、その普及を推奨・推進します。

札幌学院大学を構成する学生・教職員の一人一人はその消費行動においてフェアトレードを常に意識し、人権・社会・環境に配慮する姿勢を明確にします。

札幌学院大学は地域社会に責任ある高等教育機関として、北海道地域におけるフェアトレードの普及に努めます。
2019年1月24日