法学部

Faculty of Jurisprudence

法学部とは About us

1年生から法学部の学びの土台となる憲法、民法、刑法をしっかりと学びます。将来の進路に向けて、1年生から学ぶ法学部独自の就職対策のキャリアデザイン科目群があります。4年間のステップ・バイ・ステップを通じて、民間企業への就職や公務員採用試験の合格を可能にします。

学部長挨拶Greetings from the Dean

法を学んで人生を闘う力を身につけましょう!
法学部長 皆川 雅章

札幌学院大学法学部は、1984(昭和59)年に道内3番目の法学部としてスタートし、これまで多くの有為な人材を社会に送り出してきました。

カリキュラムも、よりよい教育を皆さんに提供できるよう改変を重ね、卒業後の進路希望に即した学修ができるようにしています。

また、講義室で教員の授業を聞く講義スタイルの授業だけでなく、少人数のゼミナールを1年次から4年次まで配当し、すべての学生に履修してもらうこととしています。すなわち、入学初年次の1年次には基礎ゼミナールで学修ノウハウを学び、2年次以上は、自分で選択した一科目について見識をより深めることができる専門ゼミナールを履修することになります。専門ゼミナールとは別に、特定の課題に取り組むアドバンストゼミナール、模擬裁判ゼミナールなども用意しました。

法学部では、公務員や警察官、消防士などを志望する学生が比較的多いため、採用試験対策の科目も設けています。近年の採用試験では筆記だけでなく面接も重視されるようになっていますので、警察や消防、市役所のOBの方に模擬面接をお願いして、面接指導も受けられるようにしています。

大学4年間では、学修に励むことが最重要であることはもちろんですが、それだけではなく、学内外のいろんな活動に積極的にかかわっておくことが、就活対策の意味でも望まれます。昨年度からは、そうした学内外の活動を評価して単位認定するための受け皿科目も設けました。すでに、学内のノートテイク(聴覚障碍学生への補助)や、学外での海浜清掃、北海道警察の大学生ボランティアなどに多くの学生が参加しています。

法学部ではありますが、社会に出てからのことも考えて、リメディアル教育への取り組みも強化しています。たとえば、英語や数学は教養科目として、もともとありましたが、法学部の専門科目としても、英語や数学担当の元高校教員に講師をお願いして、基礎学力を補強する授業を用意しています。また、学生の皆さんに、就職に向けての意識を高めてもらおうと、「ビジネスマナー」という科目を設け、いろんな職業人に登壇いただいて、職業の魅力などを語ってもらっています。

札幌学院大学法学部は、学生の皆さんのニーズに応えるべく、このように幅広く科目を展開しています。本学は決して大きな大学ではありませんので、少々背伸びしているところがあるかもしれません。しかし、入学してきてくれた学生の皆さんを有為な人材として社会に送り出すのに必要とあらば、かりに法学部らしからぬ科目であっても、いとわず開講してきました。ただ単位を揃えて卒業したい、というのではなく、本学から提供されるものを存分に活用してやろう! 支払った授業料の元は取るぞ! といった人に来てもらえると嬉しいです。

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法学部で学ぶこと Learning at Faculty

  • 01 法学

    1年生から法律学の基礎をしっかりと学び、その後3年間の着実なステップアップを通じて法学をしっかりと修得します。

  • 02 実践的「公共」教育

    1年生から模擬裁判のシナリオを独自に作ります。法の言葉を使って議論と実践を楽しみましょう。

  • 03 地域社会

    政治学・行政学・社会学などを通じ、地域社会の問題を発見し解決する行動力を育成します。これまでの実績をふまえ、地域社会や企業での活動を単位認定する専門科目を増やしました。

  • 04 就職採用試験対策

    専門科目の公務員対策特別演習を一つ増やし9科目とし、民間企業の採用試験で使われるSPI(総合適性検査)対策である「職業基礎力」3科目を設けることにしました。

  • 05 アドバンストゼミナール

    法律学・政治学などをより深く学びたい人のために、弁護士さんによる判例評釈などの授業を新たに設けます。

  • 06 インターンシップ

    企業インターンシップに加え、地域社会、自治体等での実際の活動を体験し、その体験を授業で報告することを通して、体験が自分自身の成長の糧になるような科目(地域インターンシップ)も開設しています。

  • 07 卒業試験制度の導入

    4年生では法学部が独自におこなう卒業試験を受験します。卒業試験は、卒業論文に代えることもできますし、特定の資格・検定試験(合格)があれば、それに代えることもできます。卒業試験の導入は、学びを重視する法学部の新しい挑戦です。

  • 法律学科は2つのコースがあります。

    法学部での学生さんの進路は、大きくは公務員と民間企業にわけることができます。コースもこれに即して2コースにして、法律学を中心にそれに関連する専門教育もまた強化しました。 「公共」コースでは社会福祉関連科目、「企業」コースでは経済法関連科目を、それぞれ複数新たに設けました。4年間を通じて、法律学をしっかりと学び、資格・検定試験に挑戦していただきます。

  • 公務員採用試験対策をさらに強化します。

    法律学科が本学でもっとも多く(教職を除き)公務員就職者を輩出しています。
    国家公務員一般職、北海道、北海道の市町村、道外の市町村、さらに北海道警察をはじめとする道内外の警察、北海道の地域に根差す消防署にも合格者を出し続けています。中学校の教員採用試験に合格する学生さんもいます。2021年度からの教育課程(専門科目の編成)では大手の民間企業だけではなく、市町村でも採用試験に利用しているSPI(総合適性検査)対策の授業を本格的に始めます。

  • 知識とスキルを結びつけ、社会で求められる実践力を育成

    知識は実践を通じて応用性と創造性をもつことができ、実践は専門知識によって裏付けられることで堅固さと信頼性をもつことができます。
    「地域インターンシップ」「企業インターンシップ」を各2科目に新増設し、地域と企業での学生さんの主体的な活動を単位として認定します。また模擬裁判を通じて法律学の知識を実践に、主権者教育を通じて政治学の知識を実践に結びつけていきます。