神谷 章生

アメリカは市場を重視する社会保障体制を整備してきた国家であり、国民の健康保険も民間保険中心に供給されている。かつてはそれなりに機能してきた個のような体制が、90年代以降無保険者の増大で社会問題となっている。そして無保険者は、アメリカ社会の下層中間層の貧困への転落と結びついたものとなり、人口国家アメリカの社会的つながりを破壊しつつある。このような事態を読み解くことで、アメリカの政治転換の可能性を理解しようとしたものである。

本人担当部分 
第8章 下層中間層の没落と再建〜アメリカ医療保障の政治経済学
高橋進編『包摂と排除の比較政治学』ミネルヴァ書房 2010年。

伊藤 雅康


札幌学院大学総合研究所発足記念講演会・シンポジウム

   今日の日本社会と人権

講演「世界人権宣言の60年と日本国憲法」(伊藤雅康)
こちらから pdfファイルで全文を見ることができます。

松本伊知朗、伊藤雅康他『札幌学院大学総合研究所 BOOKLET No.1 今日の日本社会と人権』札幌学院大学総合研究所、2009年。

















小澤 隆司

論文では、日清戦後経営期における商法・経済法の整備過程を、改正通商航海条約の国内法化のプロセスとして検討。初期議会の商法典論争と条約改正の関連性のみならず、外国人の私権享有を定めた民法案をめぐる議論を指摘。日清戦後における条約実施準備、とりわけ外国人法制の整備を跡付け、さらに条約上の保護を失った在日中国人の地位をめぐる問題を検討、資本主義世界経済への編入と国民国家統合の結節点として商法・経済法の整備を位置づけた。

 本人担当部分:「第3章 経済法の整備――条約改正の政治経済学」(pp.91-124)、「付録文献解題 D経済法関係文献」(付録pp.13-17)


杉山伸也編『「帝国」の経済学 岩波講座「帝国」日本の学知・第2巻』 岩波書店、2006年9月。



神谷 章生

格差社会への対抗戦略論をいかに構想するかグローバリゼーションを背景に進められている日本社会の新自由的再編は、従来の国民国家的な国家像を変え、貧困層の拡大・格差社会化という新しい矛盾を生み出している。
これに対して、社会変革をめざす対抗戦略は何を基本とすべきか。本書は「成熟社会」をキーワードとして、その理論的諸問題を考察する。



碓井敏正・大西広編『格差社会から成熟社会へ』 大月書店 、2007年9月発行。
法学部



清水 敏行


韓国の「労働と福祉の政治」の章を担当。日本では1998年から2003年に大統領であった金大中に対する評価が高く、とりわけその福祉改革は「革命的」とさえ評価されているが、その改革の実態について、より事実に基づきながら紹介したものである。盧武鉉政権の社会保障政策については、今後の検討課題としたい。

新川敏光・大西裕編著『世界政治叢書9 日本・韓国』ミネルヴァ書房、2008年9月発行。
 法学部教員の出版・発表活動

ここでは、法学部に所属している教員が講演会、学会発表や論文、エッセーなど、その成果をアップします。それは、最近のものだけではなく、遠く大学院に在学中のときの「思い出」の論文であるかもしれません。
出版・発表活動