〈お知らせ〉全国障害者問題研究会

「全国障害者問題研究会北海道支部第30回夏季学習会」が開催されました(9/13〜9/14)

9月13日(土)・14日(日)の両日にわたって、「全国障害者問題研究会北海道支部第30回夏期学習会」が、初日は記念講演・記念トークセッション、2日目は実践講座・分科会を中心に、本学G館SGUホール、およびA館の各教室を会場に開催されました。
詳細は以下のとおりですが、会員、一般(非会員)、学生あわせて250名を超える参加者となりました。

■9月13日(第1日目)
【記念講演】
「自閉症教育の争点:発達的支援モデルの構築をめざして」
講師 赤木 和重 氏 〔三重大学 教育学部 准教授〕
発達障害の支援の現場では、「障害特性に応じて」が枕詞になるほど障害特性が重要視されている。特に自閉症教育の現場ではよく使われる。自閉症という障害特性を踏まえて支援を組み立てることは、とても大事なことで、それ自体は批判されるべきことではない。
しかし、同時に障害特性のみに注目することで、見失ってしまう「なにか」があるように感じる。
以上の観点から、(1)障害特性をふまえつつも、ふまえすぎることで見えなくなってしまったものは何か、そして、そこから (2)自閉症教育において大事にしたい視点とはなにか、という2点について話題提供がなされた。

【記念トークセッション】
赤木 和重 氏 〔三重大学 教育学部 准教授〕
二通  諭 氏 〔全障研道支部事務局(中学校教員)〕
「発達って何だろう?教育って何だろう?─自閉症を焦点に」
自閉症とくればTEACCHという流れのほか、教育学的なアプローチを追求する流れもある。この二つの流れを見据えつつ、新たな教育学的モデルを構築していくことは必須の課題である。
「教育学って、人格形成の科学でしょ。果たして、実践的にはどんな内容や方法になるの?」と二通 氏が切り出す形でトークセッションが進められた。

■9月14日(第2日目)
【発達へのたしかな力を身につける実践講座・基礎講座】
 以下の6分野に分かれて開講された。
 ・心がほぐれる簡単リズム運動
 ・サクラバキミオの算数講座
 ・基礎講座「障害の重い子どもの教育思想を辿る」
 ・わらべうたあそび 乳児期から幼児後期まで
 ・障害の重い子に寄り添って 〜見る、聞く、読み聞かせの実践〜
 ・当事者が語る!!個人を尊重した身体の動かし方

【分科会】
《第1分科会》
「障がい児・者福祉の今」(日本は障害者権利条約の批准までに何をするのか?)
 ・障がい者の交通費があぶない! 
 ・障害者自立支援法の今
 ・障がい者の権利条約ってなぁに?
 ・みんなで語り合おう「障害者権利条約」
《第2分科会》
「おらがまちの特別支援教育」
特別支援教育コーディネーター、特別支援教育支援員、養護学校・高等養護学校増設、進学指導、就労移行支援などについて指定発表者のレポートに基づいて話し合った。
《第3分科会》
「自閉症スペクトラムの療育・教育の現在と未来」
自閉症スペクトラムの療育・教育のあり方、アスペルガー症候群等軽度発達障害の困難を理解するとは?
診断の問題等について指定発表者のレポートに基づいて話し合った。


  • 発行日: 2008年09月25日