〈お知らせ〉国連と難民問題について考える集い

UNHCR駐日代表ヨハン・セルス氏を迎えて

世界中の何千万人もの難民を救うための活動をしている国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の駐日代表ヨハン・セルス(Johan Cels)氏による特別講演を6月24日に学内でおこないました。
札幌学院大学法学部の国際法の講義時間を使ったのですが、ひろく学外の市民の方がたにも呼びかけ、公開の講義とし、20人前後の市民においで頂きました。ありがとうございました。

講演のなかでセルス氏は、UNHCRが救援する人びとには、国境を越えて逃れてきた難民だけではなく、国境内にとどまりながらも事実上難民化している国内避難民、母国に戻った帰還民、無国籍者も含まれると説明されました。またその救援物資などの財源は、各国政府からの拠出金と民間からのカンパでまかなっているとのことでした。
そのため札幌学院大学法学部の学生は、6月17日から23日の昼休み時間に学内で難民救援のための募金活動をおこない、10数名の学生の協力をえました。なかには飛び入りで募金活動に加わってくれた学生もおり、感心しました。セレス氏の講演でも、わたしたち一人ひとりが難民の救援
のために何ができるかが語られました。

ヨハン・セルス氏(左)、右は通訳の上月光(こうづき・ひかる)氏

講義のあとの質疑応答のときに、UNHCRの職員が国外退去させられたときの対応について、また難民が発生するもととなる紛争そのものの解決の必要性について学生から質問がでました。
それについてセルス氏は、武力紛争地帯ではUNHCRの事務所が攻撃のターゲットになることもあること、紛争の予防は困難であることを説明されました。

この企画は問題意識をかきたてたという意味で、大きな成果を収めたと思います。それも学生諸君や市民の方がたのご協力によるものです。今後も、このような企画をたてたいと考えています。
そのときには、またお力をお貸し下さい。
ありがとうございました。

法学部教授 松本祥志(国際法、アフリカ法)

学生だけでなく、多くの市民のみなさまにお越しいただきました

  • 発行日: 2009年06月24日