〈お知らせ〉包括システムロールシャッハ学会開催された

包括システムによる日本ロールシャッハ学会第16回大会が開催されました

2010年6月19日(土)・20日(日)の二日間、本学にて包括システムによる日本ロールシャッハ学会第16回大会(大会長 田形修一:大学院臨床心理学研究科教授)が道内そして全国各地、さらには韓国から延べ400名余りの参加を得て開催されました。
包括システムによる日本ロールシャッハ学会は、医療、司法、福祉、教育などの領域で心理アセスメントを実践/研究する臨床心理士などから構成される学会で、日本学術会議の協力学術研究団体にも指定されています。修了生や卒業生も数多くそのような領域で活躍しており、本学理念の一つである「共生(地域と共生する大学)」が具体化された二日間でした。

馬場禮子先生の講演

19日(土)はワークショップとして「描画テストの臨床的活用(講師:高橋依子/甲子園大学)」「ロールシャッハ・テストの臨床的活用」(講師:中村紀子/中村心理療法研究室)」「MMPIの臨床的活用(講師:塩谷亨/金沢工業大学)」が行われました。道内の臨床心理士に若い人が多いこともあり、熱心にノートを取っていたのが印象的でした。そして引き続き、(財)日本臨床心理士会資格認定協会常任理事でもある馬場禮子先生(山梨英和大学大学院)より「わが国のロールシャッハ学のこれから」というテーマでご講演いただきました。19日の夜はG館8階ラウンジにて懇親会が行われ、奥谷浩一学長からも歓迎の挨拶があり、今が旬のアスパラガスをいただきながら、楽しいひとときを過ごしました。
20日(日)はまず午前中に研究発表が7件なされ、抑うつ、解離性健忘、人格障害への心理療法の効果、そして治療的アセスメントなど、現在注目を集めているトピックについて充実した議論が繰り広げられました。そして午後はシンポジウム「投映法のこれから」が行われ、上述のワークショップと特別講演の講師に加え、小川俊樹先生(筑波大学)と津川律子先生(日本大学)をお招きし、神経心理学の発展にあわせ投映法は深化していくのか、そこで投映法のアートとしての側面はどのように活かしていけるのだろうかという点から今後20年間、さらには100年後を見据えた議論が展開されました。

懇親会の様子

大会運営には、学会員である本学教員4名と臨床心理学研究科の院生が全員体制であたりました。参加した先生方からは、「きれいな校舎ですね」「院生スタッフの対応が良かった」「感じの良い院生さんですね」「緑の中で落ち着いて勉強できました」などうれしい言葉をいただきました。
  • 発行日: 2010年07月06日