〈お知らせ〉【人間科学科】考古学実習を行いました

【人間科学科】考古学実習を行いました

常呂郡置戸町勝山神社遺跡の発掘調査が、人文学部人間科学科の考古学実習として8月12日~18日にで行われました。この調査には、実習生以外にも、本学の1~2年生や留学生、明治大学・東海大学・札幌国際大学の学生・教員が参加しました。

置戸町は、北海道の三大黒曜石原産地の一つとして知られており、町内には多くの遺跡が存在していますが、本格的な発掘調査はしばらく行われておらず、今年の発掘調査は多くの注目を集めました。

発掘調査の様子1

発掘調査の様子1

発掘調査の様子2

発掘調査の様子2

勝山神社遺跡は、常呂川をのぞむ小丘陵上に位置し、これまでの調査で旧石器・縄文時代の遺物が発見されています。本学は、昨年度よりここで調査を開始し、昨年度は試掘を行い旧石器時代の遺物集中地点を確認しました。今年の調査はこの地点の内容をさらに詳しく知るために、面積を広げて発掘調査を行いました。その結果、昨年を上回る数百点の剥片・石器が出土し、この集中地点がさらに広がり、別の集中地点が存在することも明らかになりました。発掘期間が終了したため、遺物が出土する土層がまだ残されたため、来年度さらに掘り進めていく予定です。また今回の発掘調査では、遺物が保存されている土層が丘陵上に良好に保存されていることも明らかになりました。
今後は、丘陵上を広く調査し、遺跡の広がりや内容をさらに詳しく調べるとともに、成果をまとめた発掘調査報告書を作成していくことになります。発掘調査と並行して、丘陵の測量調査も行いました。遺跡の地形を詳しく記録するために行う作業ですが、規模が大きいため、全体図の作成のため来年以降も作業を継続していくことになります。
入浴・夕食後には毎日ミーティングを行い、当日の調査成果と翌日の予定を全員で確認します。また、石器製作の実演見学も行われるなど、昼間の作業以外の学習も行われました。また、朝食・夕食は学生たちによる自炊で、大人数分の調理に戸惑いながらも、料理自慢の学生たちが腕をふるいました。毎食、おいしくいただけたことは意外な驚きでした。
この発掘調査では、宿舎として勝山地区の公民館をお借りしました。勝山地区の住民の方々には多大な協力をいただきました。また、14日の地区の盆踊り大会・交流会に、調査参加者全員が参加し、大会のお手伝いもしました。17日の晩には、お別れのバーベキュー大会が開かれ、地区の方々との交流を深めることができました。
8月17日には本学と置戸町との交流協定が締結されました。本学の考古学実習・博物館学実習を通してそれぞれの立場から町内の文化財・博物館資料等の保護を図ることが目的です。しかし、置戸町は社会教育や福祉が充実した自治体として知られ、また木工製品を活用した町づくりでも著名です。今後は、本学の他の実習やゼミ活動の場の提供、大学の地域活性化への協力など、様々な交流・地域連携へと広がっていくことが期待されています。
調印式の様子

奥谷学長と井上置戸町長による調印式

  • 発行日: 2012年09月11日
  • 札幌学院大学人文学部人間科学科
    • 住所:江別市文京台11番地
    • 電話番号:011-386-8111
    • ファックス番号:011-386-8113