〈お知らせ〉【FDセンター】第3回FD研究会開催報告

【FDセンター】教職員が教育改善について考える研究会を開催しました(2012年度第3回FD研究会開催報告)

学生のコミュニケーション力を高める取組

~教職員が教育改善について考える研究会を開催しました~
今の社会では「コミュニケーション能力」を備えた人材が求められています。
前期、臨床心理学科に所属する教員が、独創的な方法でこの能力養成に取り組みました。その結果、学生たちの能力や態度に変化が認められました。具体的には、「相手の考えを正しく読み取る」、「人間関係を第一に考えて行動する」、「相手の意見や立場に共感する」、「意見の対立による不和に適切に対処する」といった力が向上したのです。

これに取り組んだのは、佐野友泰教授(人文学部臨床心理学科)です。
佐野教授は、カウンセリングの立場から「コミュニケーション能力」を4つの能力に分類しました。「雑談力」、「理解力」、「質問力」、「主張力」という能力です。そして、全学の学生を対象にした「教養ゼミナール」において、これら4つの能力の養成を目指しました。ゼミナールの履修学生は36名です。大学院生のアシスタントを1名配置してグループワークや少人数での課題を用いたトレーニングを実践しました。

4つの能力のうち、例えば「主張力」とは、批判や緊張などのプレッシャーに負けず、自分の意見を明確に主張する力を意味します。学生たちは、相手に拒まれたり、批判されたりする体験を与えられ、そのときの自己の内面を分析しました。あるいは、相手を気遣いながら自身の主張をする話し方について考えてみました。この体験的な学びを通じて、学生たちは自己主張の方法を知り、批判に対する自身の弱さに気づきながら「主張力」の有用性に気づき、これを実際に役立たせたいと思うようになったのです。 
11月22日、この教育実践に学び、学生の「コミュニケーション能力」を高める教育方法について考える場を設けました。これは、大学全体として教育改善を推進するFDセンターが主催した研究会です。研究会には、24名の教職員が参加しました。参加者は、企業が求める「コミュニケーション能力」について考え、佐野教授の取組について意見交換を行いました。そして、この能力を育むために何をすべきなのか、などについて話し合いました。

このように、本学では各教員が創意工夫を行い、試行錯誤を繰り返しながら社会で活躍する人材の育成に取り組んでいます。そして、その成果や課題をお互いに共有し、知恵を出し合い、大学全体で教育を善くする取組を進めています。FDセンターの事業については、以下をご覧下さい。
2012年度第3回FD研究会(当日の様子)
  • 発行日: 2012年12月07日
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