■一般講座
[講座番号10] 江戸時代の朝鮮通信使の史跡を歩く― 「日韓友情ウォーク」に参加して
定員/70名 受講料/5,000円(全5回)



(講座概要)
 我が国は隣国である朝鮮とは歴史的に深い関係にあり、特に江戸時代には朝鮮国王が派遣した正式の使節団が 12 回も来日していました。これが朝鮮通信使です。だから江戸時代の日本は決して「鎖国」ではありませんでした。昨年この朝鮮通信使がユネスコの世界記憶遺産に登録申請され、その支援を兼ねて、今年朝鮮通信使がたどった道を歩く「日韓友情ウォーク」が開催されました。これに参加した体験をもとに、江戸時代の朝鮮通信使の歴史的意義について考えます。
 最終回には朝鮮通信使が飲んだのと同じお酒を試飲していただきます。

(カリキュラム&日程表)
テーマ/講座日
内  容
1
秀吉の朝鮮侵略から
家康による朝鮮通信使の再開まで

11月17日(金) 【夜間】18:30〜20:30
 徳川家康は天下の覇者になるとすぐ、秀吉の朝鮮侵略によって途絶えた朝鮮との国交回復を実現しようとしましたが、それは容易ではありませんでした。国交回復にかけた家康の意図と再開までの困難な道のりを概説します。

2
初期から中期にかけての
朝鮮通信使

11月24日(金) 【夜間】18:30〜20:30
 朝鮮との国交が再開された後、朝鮮国王が派遣した使節団の当初の目的は、秀吉軍によって連行された人々の刷還と日本事情の探索でした。しかし、それは回を重ねるにつれて友好へと変化します。その変化の軌跡をたどります。
3
朝鮮通信使の日光「遊覧」

12月1日(金)  【夜間】18:30〜20:30
 第三代将軍徳川家光は日光東照宮の完成を機に、朝鮮通信使に東照宮への「参拝」を懇請し、通信使はこれに応じて三回日光を訪問します。世界遺産に登録された日光の地で行われた濃密な日朝交流について説明します。
4
正徳の朝鮮通信使と
新井白石の改革

12月8日(金)  【夜間】18:30〜20:30
 幕府の最高顧問であり幕政改革を推進していた新井白石は朝鮮通信使の応接にかんしても改革を行いましたが、朝鮮通信使との間に軋轢を生み出しました。この軋轢がなぜ生まれ、どのようにして解決されたのかを考えます。
5
雨森芳洲の思想と
朝鮮通信使の歴史的意義

12月15日(金) 【夜間】18:30〜20:30
 雨森芳洲は新井白石と同門で長く対馬藩に外交補佐役として仕えた儒学者です。彼は、国際的な多文化共生の思想の上に立ち、「誠信の交隣」にもとづく外交を展開しようとした、当時稀に見る学者でした。その思想を解説します。
講師/札幌学院大学名誉教授 奥谷 浩一
講師
紹介

奥谷 浩一(おくや こういち) 1946年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。現、札幌学院大学名誉教授。同大学前学長。単著に『哲学的人間学の系譜』、『ハイデガーの弁明』、『生命の共生と社会的共同の倫理学』、共著に『ヘーゲル事典』。本学コミュニティ・カレッジ講座の開講・運営に貢献。2012年北海道社会貢献賞受賞。

 

 



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