■一般講座
[講座番号11] ノートルダム楽派:13世紀音楽の大発明
定員/70名 受講料/3,000円(全3回)



(講座概要)
 13世紀パリ。ノートルダム寺院の建設開始から100年、中世の花の都でこの大聖堂を中心として生まれた新しい音楽様式、それがノートルダム楽派です。音楽史上最大の発明品といわれる記譜法、華やかなポリフォニー音楽の誕生、かつてない世俗音楽の洗練。今回の講座では、今日まで続く「楽譜」や「作曲」といった西洋音楽の基本姿勢がどのようにして生まれたのか、ノートルダム楽派を例にとってわかりやすく解説します。

(カリキュラム&日程表)
テーマ/講座日
内  容
1
楽譜の誕生:音を書く中世の技術

10月17日(火) 【夜間】18:30〜20:30
 音楽は人類誕生から今日まで常に存在したと考えられていますが、出した音を書きとめる技術はずっと後に作られました。ネウマ譜と呼ばれる初期の記譜法から13世紀ノートルダム楽派の記譜法に至る記譜の歴史を概観し、音を書きとめる技術の発展を学びます。

2
オルガヌムの誕生:
聖堂に響くポリフォニー

10月24日(火) 【夜間】18:30〜20:30
 13世紀、市民社会の発展とともに音楽家の知的探求も深化しました。ノートルダム寺院では音楽家らが知恵を絞り、ミサで歌われる音楽に華麗なポリフォニーを付けるようになります。オルガヌムと呼ばれる多声宗教作品の誕生を、時代背景も踏まえ解説します。
3
モテットの隆盛:
洗練された世俗ポリフォニー

10月31日(火) 【夜間】18:30〜20:30
 中世音楽というと「教会音楽=真面目」と思うかもしれませんが、13世紀の人だって同じ人間です。意外と注目されない社会批判ソングや色恋を歌ったモテット、器楽用ホケットなどヴァリエーション豊かな作品群を紹介します。
講師/歌手 クラヴィシテリウム奏者 ルドン 絢子
講師
紹介

ルドン 絢子(あやこ) 1984年札幌市生まれ。15世紀以前の作品を専門とする歌手、クラヴィシテリウム奏者。横浜国立大学修士号取得後、2013年渡仏。現在はソルボンヌ大学で中世音楽を専攻し、2017年度同大学の博士課程進学予定。日本中世音楽センター主催、シャティヨン地区文化センター教授。執筆講演も多い。


   



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