■一般講座
[講座番号5] ドビュッシーが描いた夢と憧れの世界
定員/50名 受講料/3,000円(全3回)



(講座概要)
 19世紀中頃のパリ万国博覧会はヨーロッパの人々に大きな衝撃を与えました。展示された世界の文化は彼らのものとはあまりにも異なり、かつ魅力的だったのです。ドビュッシーもその一人でした。ジャワのガムラン音楽を聴き、浮世絵をはじめとする日本の美術に触れて、自らのその後の作品にこれらを色濃く反映させました。それによってドビュッシーは、余人の及ばぬ新しいスタイルの音楽を確立することができたのです。

(カリキュラム&日程表)
テーマ/講座日
内  容
1
文学、絵画と音楽。「沈める寺」は何処に?

5月23日(水) 【午後】13:30〜15:30
 彼のピアノ作品には物語を題材にしたものがたくさんあります。ワトーの絵画「シテール島への船出」が題材といわれる《喜びの島》。シェークスピアの『夏の夜の夢』の一場面を描いた《パックの踊り》など。その夢想の世界を探ります。
2
《牧神の午後への前奏曲》から《帆》へ

5月30日(水) 【午後】13:30〜15:30
 マラルメの牧歌劇をもとに作曲された《牧神の午後への前奏曲》は、初演時から絶大な反響を呼びました。そこには斬新な手法がふんだんに盛り込まれていますが、その最たるものは全音音階で、彼の専売特許ともいうべきものです。
3
エキゾティシズムとジャポニスム

6月6日(水) 【午後】13:30〜15:30
 空想のスペインを描いた《グラナダの夕べ》、ジャワ音楽に触発された《パゴダ》、そして葛飾北斎の浮世絵がスコアの表紙を飾った交響詩《海》。仕事部屋では、黒漆の上に錦鯉が描かれた文箱を愛用していたそうです。
講師/北海道教育大学名誉教授 中村 隆夫
講師
紹介

中村 隆夫(なかむら たかお) 1945年生まれ。北海道教育大学特設音楽課程卒業。リスト音楽院留学。指揮者。北海道教育大学名誉教授。日本コダーイ協会会長。国際コダーイ協会理事。札幌コダーイ合唱団・合奏団指揮者。コダーイ音楽劇《ハーリ・ヤーノシュ》(訳・編。全音楽譜出版社)。ドビュッシー《牧神の午後への前奏曲》(ピアノ編曲。同前)。2013年度札幌芸術賞受賞。



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