■一般講座


中止

[講座番号6] アメリカ音楽がたどった道
定員/50名 受講料/3,000円(全3回)


(講座概要)
 アメリカ音楽という言葉から、私たちはクラシック音楽よりは、むしろブルース、ジャズ、ロックなどのポピュラー音楽のほうを思い浮かべます。長い年月を経て多民族、多言語の、雑多な文化が融合し、そこから新しい芸術も生まれました。とりわけ第2次大戦後には、急激に国力を増したアメリカが政治、経済、文化などあらゆる方面で世界をリードするようになりました。そのような歴史を踏まえてアメリカの音楽を俯瞰します。

(カリキュラム&日程表)
テーマ/講座日
内  容
1
アメリカで生まれ育った音楽

5月20日(水) 【午後】13:30〜15:30

 歌の分野ではフォスターの歌曲、黒人霊歌など、器楽の分野ではスーザの吹奏楽曲、グレン・ミラーのビッグ・バンド用の作品など、庶民的な音楽が発達しました。中でもジャズは、後世に強い影響を与えるものとなります。
2
若くして世を去った天才
ジョージ・ガーシュイン

5月27日(水) 【午後】13:30〜15:30
 歌曲「スワニー」でデビューし、「ラプソディー・イン・ブルー」、オペラ「ポーギーとベス」など数々の名作を残した作曲家兼ピアニストのガーシュイン。クラシックとジャズの融合という偉業を、彼の生涯とともに探究します。
3
近現代のアメリカ音楽

6月3日(水)  【午後】13:30〜15:30
 大戦前後にはヨーロッパから多数の音楽家がアメリカに渡り、音楽界は発展と混沌の時代を迎えます。ストラヴィンスキーの活動やジョン・ケージの前衛的な思想など、アメリカだからこそ生まれた独自の音楽文化でした。
講師/北海道教育大学名誉教授 中村 隆夫
講師
紹介

中村 隆夫(なかむら たかお) 1945年生まれ。北海道教育大学特設音楽課程卒業。リスト音楽院留学。指揮者。北海道教育大学名誉教授。日本コダーイ協会会長。国際コダーイ協会理事。札幌コダーイ合唱団・合奏団指揮者。コダーイ音楽劇《ハーリ・ヤーノシュ》(訳・編。全音楽譜出版社)。ドビュッシー《牧神の午後への前奏曲》(ピアノ編曲。同前)。2013年度札幌芸術賞受賞。



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