採点簿の盗難について
2006年2月27日
札幌学院大学
 

 このたび、本学の非常勤講師が自宅で「車上荒らし」に遭い、盗まれた物品の中に同講師が担当する科目の採 点簿が含まれ ていたという事件が発生いたしました。盗難時、採点簿は封筒に入れられ、糊付けされた状態でしたが、事件直後、警察による捜査の中で未開封のまま発見され ました。この状況から、情報漏えいの可能性は極めて低いといえます。しかしながら、当該科目を履修していた学生の学籍番号、氏名、成績評価などの個人情報 が盗難にあった事実それ自体は極めて重く、深刻な事態と大学は受け止めております。
 履修者ならびに関係者の皆さまに多大なご心配をお掛けすることになりましたことを心よりお詫び申し上げます。

1.事実経過

 2月22日(水)昼過ぎ、後期開講の2科目を担当する非常勤 講師より、大学に対して以下の連絡がありました。
 「2月21日(火)深夜から22日(水)早朝にかけての時間帯に、自宅マンション駐車場自家用車中に置いていた衣類・書類等を入れた紙袋(その中に当該 科目の採点簿も含まれていた)が車上荒らしに遭い、盗難された。」
 当該マンション駐車場においては同時に複数の自家用車が被害を受け、警察の捜査も進行中のところ、23日(木)朝8時頃に同駐車場内を警ら中の警察官に よって、塵芥ボックス付近より盗難時と同じ状況の採点簿が入った、糊付け封のされた封筒が発見されました。封筒は開封された跡がなく、この状況から採点簿 記載内容が第三者に漏えいした可能性は極めて低いと考えられます。採点簿は24日(金)10時50分に非常勤講師が直接持参し、大学が受理しました。

2.採点簿に記載されていた個人情報等

  ・ 履修者の学籍番号と学生氏名(漢字表記と英文表記の併記)
  ・ 履修者の得点(100点満点の素点)と評価(ABCDE)
  ・ 科目情報(講義名称、担当教員名、開講期間・曜日・講時)

3.当該科目を履修していた学生への対応

 2月24日(金)、当該科目を履修している106名の学生に対して、情報ポータルシステムの「個人伝言(親展)」機能によって、本件に関するお詫 びならびに事実経過について学長名にて報告を行いました。
 
4.再発防止策について

 学生の大切な個人情報を預かる教育機関として、本学では法律や政令、文部科学大臣が定める指針等の基準を遵守することはもとより、情報セキュリティポリ シーの下で学生個人情報保護に関する規程を制定し、全学的な体制で保護対策を講じておりました。しかしながら、今回、このような事件が発生したことは、非 常勤講師を含む教職員全体に対する教育、管理、監督が十分な状態になかったことが根本的な原因であると深く反省いたしております。本学では、事態の深刻さ を真摯に受け止め、再発防止へ向け、教職員に対し、個人情報の安全管理に関する周知徹底を図っていく所存です。あわせて、非常勤講師との採点簿受け渡しに あたって盗難や紛失等を未然に防止するため、安全対策のなお一層の強化を図っていく所存です。

5.本件に関する履修者からのお問い合せ先

    札幌学院大学総務部情報処理課
    電話番号:011−386−8111(代表) 内線 2710
    受付時間:午前9時〜午後5時(土日祝日を除く)
 





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