loading
心理学で 街中散歩

広告に隠れている
心理学

広告は「見た人に特定の効果を与える」ために作られるもので、「この商品がほしい」「気になる」「好印象」など、人の心理に直結したものであり、多くの心理学的テクニックが駆使されています。

どうして広告に有名人を使うの?

みなさんは「ハロー効果」という言葉を聞いたことはないでしょうか。
このハロー効果というのは、特定の特徴によって他の印象も左右されるというもので、威光効果とも呼ばれ、父親が医者の子どもは頭が良さそう、高学歴だと仕事ができそう、など、実際とはことなる印象や評価へつながる心理トリックのひとつです。
つまり、人気の芸能人や美しい女優を広告に使うことによって、その有名人のもつ印象を広告対象へ付与することができるほか、好印象を持たれている有名人を起用すると、企業やブランド全体の印象向上にも繋げることができます。
もちろん他にも理由はありますが、広告に有名人を使う主な理由はこの「ハロー効果」であると考えられています。

何度も見ているうちに好きになる?

広告を何度も見たり聴いたりしているうちに、最初は興味がなかった芸能人やその広告対象をいつの間にか好きになっていることはないでしょうか。このように、同じ情報を繰り返し与えられると印象や好感度が高まる効果を「単純接触効果」といいます。
単純接触効果によって好感度が高まった芸能人は、長い間同じ広告に起用されたり、他の広告にも起用されてさらに単純接触効果が増すことが、同じ芸能人が多くの広告に登場する理由のひとつと考えられます。
様々なメディアで繰り返し提供される広告によって、いつの間にかその芸能人や広告対象を好きになっていたら、この心理トリックによるものかもしれませんね。

広告に使われる心理トリックは自分にも流用できる!

広告は「商品やサービスをよりよく見せて知ってもらう」ことが主な目的です。
広告にはハロー効果や単純接触効果以外にもさまざまな心理トリックが応用されており、これを学ぶことは自分自身の向上に繋がると考えられます。
「就職の際、自分をよりよく見せたい」「好きな相手に好印象をもたせたい」など、自分を商品と見立てて考えることで、あらゆる広告心理トリックは武器になるでしょう。
簡単な例では、上質なスーツを着れば「しっかりした人」という印象や、明るい服装を着れば「明るい性格なのかな」など、与える印象を操作することに繋がります。
また、同じ企業に早い段階から繰り返し就職活動をすることで、「誠実で積極的な人」と好印象を与えることが出来るかもしれません。
ハロー効果や単純接触効果をはじめ、このような心理トリックは時に強烈な効果を生み出します。上手に心理トリックを活用することで、他の人と差をつけることができるのではないでしょうか。
ココロちゃんココロちゃん

教員からのコメント

今回は、心理学の中でも、主に社会心理学の理論をご紹介しましたが、このように私たちが暮らしている社会の中では、様々な心理トリックが用いられています。
このような社会や日常生活に活用されている心理学についてご紹介する講義もありますので、心理学は面白く、身近なものなんだと実感していただけたり、臨床心理学にも応用していただけると思います。
心理学の先生たち

心理学の先生たち心理学の先生たち