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心理学で 街中散歩

子どもの心理学

心理学では、乳幼児期、学童期、思春期、青年期、成人期、老年期まで様々な研究がなされています。その中でも、子どもに関連する心理学は、特に研究が活発な分野のひとつです。

「心の土台づくり」としての乳幼児期

日本のことわざで「三つ子の魂百まで」というものがあります。
実はこれと同じ理論が心理学界でも古くから提唱されています。
人の基本的な心の土台は3歳までに大枠が形成されるというもので、フロイトの弟子である心理学者エリクソンは、乳児期の発達課題を「基本的信頼感」とし、後の人格発達の基盤と考えました。また、精神分析家のボウルビィは愛着(アタッチメント)行動は生後3カ月頃から見られ、6カ月頃には特徴がはっきりし、生涯、影響を与え続けると発見しました。乳幼児期の子育てが将来的な発達に大きな影響を与えると考えらえています。しかし、一方で、成長してからも人は環境・認知・行動などによって変わることができるという研究も進んでいます。

精神的発達は遊びの中で培う

子どもは遊びを通じて、様々な物事を学んでいきます。発達心理学の創始者といわれるピアジェによると、遊びは年齢によって段階的に変化します。
2歳頃までは、例えば、目の前にある紐をひっぱったり揺らす等の行動で、自分の感覚を楽しみつつ、できないことができるようになる「機能的遊び」をします。
また2歳から7歳頃までは積み木を車に見立てたり、ヒーローを真似する「象徴的遊び」と呼ばれる、いわゆるごっこ遊びが多く見られるようになリます。想像力や記憶力を使い、人と関わるような遊びが増えます。
そして、7歳から12歳頃にかけて、おにごっこやかくれんぼなどルールのある「規則的遊び」が大半を占めるようになリ、それら通じて、社会性や協調性を培っていきます。
児童精神分析家のウィニコットが「遊ぶことは成長を促進する」と言ったように、子どもは遊ぶことによって成長し、自分自身の基盤を形成していくのです。
ココロちゃんココロちゃん

教員からのコメント

こどもの発達については、心理学者らによって、様々な研究がされてきました。時代が変わっても、人間の本質的な発達のあり方や捉え方は変わりませんが、最近では、脳の働きがヒトの認知や行動と密接な関係があることが解明され、発達心理学に新しい視点を与えています。
本学では、こどもの心理をご紹介した基礎的な研究だけではなく、最近の知見からも幅広い知識を学べるように工夫した講義を用意しています。
心理学の先生たち

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