高橋 徹 (たかはしとおる)
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出身地
宮城県白石市生まれ、神奈川県川崎市育ち
その後、秋田、山形、岩手、宮城、神奈川の各県をへて
1999年に北海道へ
專攻・研究テーマ

 社会学
 コミュニケーションという観点を中心として社会学の基礎理論的な問題を考えるとともに、その研究を基礎としてコミュニケーション現象の具体的な事例を研究する。
 具体的には、現在、北海道のメディア利用(史)を研究することで社会とメディア・コミュニケーションによる情報流通の関係を研究している。
 また、「コミュニケーション」の概念を「情報のやりとり」という意味から拡張して、広義の社会的交換・交際と捉える視点から、近代日本の時間制度の変化について歴史社会学的に研究している。

経歴・業績
1993年 東北大学文学部社会学専攻
1994年 富士通株式会社
1999年 東北大学大学院文学研究科(博士(文学))
1999年 札幌学院大学社会情報学部講師
2002年 同助教授

 単著
・『意味の歴史社会学-ルーマンの近代ゼマンティク論』
世界思想社,2002年

 論文
・「コミュニケーションの変転-そのポテンシャルをめぐる理論的一考察」『社会学研究』2000年
・「『狭義の』情報と社会情報学-社会システム論からの展開-」『社会情報学研究』2000年
・「構造的カップリングの問題性」佐藤勉編『社会システムとコミュニケーション』恒星社厚生閣、1997年
 ほか

 翻訳
・N.ルーマン『社会システム理論(下)』(佐藤勉監訳)恒星社厚生閣、1995年