第17回 社会と情報に関するシンポジウム
「都市と情報 −地域の変革と再創造に向けて− 」
日時:2007年10月13日(土)
場所:札幌学院大学G館5階特別会議室
主催:札幌学院大学社会情報学部

 
10:30-10:45 挨拶
皆川雅章(札幌学院大学社会情報学部学部長)
 
10:45-12:00 講演1
「場所へのコミットメントをデザインする−没場所性に抗して」
本江正茂氏(東北大学)
(講演内容)
交通技術と情報技術の進展は、人々にかつてない行動の自由をもたらした。一方で、極度に流動化する社会において、場所の意味は奪われ、没場所化が進行している。抽象的な「空間」を、意味に満ちた「場所」にするためには、人々の場所への能動的なコミットメントがかかせない。そのプロセスをいかに推進していくか。まちづくり・都市デザインの実践について検討する。
 
12:00-13:00
休憩
 
13:00-14:15 講演2
「アメリカ50都市と比較した札幌市の『都市競争力』 − 分析結果から見る札幌市の優位性と今後の課題」
望月宏氏(専修大学)
(講演内容)
地方への税源移譲に伴い、地方の自立、地方間競争が今後これまで以上に大きな課題となってくると考えられる現状下、「都市競争力」がその一つの決め手になる可能性がある。アメリカでは毎年「都市競争力」を測定しているが、これに札幌市を加えて再計測を行うことによって、札幌市のアメリカ諸都市の中での位置を測り、グローバルな観点から強い点のみならず今後の課題について検討する。
 
14:15-14:30
休憩
 
13:00-14:15 講演3
「インターネット時代の市民社会ガバナンス」
岡部一明氏(愛知東邦大学)
(講演内容)
コミュニケーション・メディアの変革は社会のあり方を変える。市民が自由に(あるいはユビキタスに)情報を出し交流できるようになるインターネット時代に市民社会のガバナンスはどう変わるか。シリコンバレーなどアメリカなどの事例を参考にしながら考える。ビジネスにおけるベンチャー・SOHO的な起業家経済の発達、ガバナンスにおけるNPO的な市民組織と市民自治体の役割強化。その先に見える21世紀市民社会モデルを展望する。
 

 
16:00-17:30 補足講演
補足講演およびフリーディスカッション