新学部長挨拶   森田 彦 (もりた ひこ)

学生諸君へのメッセージ

現代社会には大量の情報が飛び交っています。生活をするにも、また仕事をして行くうえでも、社会の中の情報をうまく活用することが必要になっています。この“社会情報”について様々な角度から学習するのが社会情報学部です。まず、この大量の社会情報の流通・利用を可能にしているのは、コンピュータやインターネットなどの情報通信技術です。いま企業では、積極的にこの情報通信技術を活用していて、職場の中でステップアップして行くうえでも、この情報通信技術についての理解が欠かせません。そこで、その知識や技術が修得できるよう重点的にカリキュラムが組まれています。

しかし、技術面のみに目を奪われていては、“社会情報”の本質には迫れません。テレビ、ラジオそしてインターネットなど社会情報を発信する様々な媒体(メディア)の特徴を理解しておくことは、情報の受け手、送り手の両方の立場にとって重要です。また、世論調査などの社会情報を理解することは現代人として必須ですが、そのような理解力を得るためには、社会調査の方法やそこで得られたデータの分析・理解の仕方などを身につけておくことが必要になります。本学部ではこれらの学習もカリキュラムの柱として用意されています。

最後に、ただ社会情報を受け取るのではなく、ブログやWebページなどを通じて自ら情報を発信できるのもインターネット社会の特徴です。その際、効果的に情報を伝える技術を身につけておくことが必要ですが、そのような情報デザインのトレーニングもカリキュラムに組み込まれています。

このように、社会情報学部は、“社会情報”に関わることを総合的に学習できる、国内でも数少ない学部の一つです。最初は社会情報の幅広さに戸惑うかも知れませんが、様々な領域を学んで行く中で、自分の関心や目標を徐々に作り上げることができます。そして、この中にあなたのやりたいことがきっと見つかると思います。皆さんのチャレンジを待っています。

新学部長 森田彦

社会情報学部長 森田彦 (2010年4月就任)