平均の差の検定を行う場合は等分散性が仮定できるかどうかで選択する方法が変わる。
そこでまず[等分散性の検定]を行う。
エクセル統計⇒推定・検定⇒[等分散性の検定]を選択する
変数(1)、変数(2)に比較したい2つの標本をそれぞれマウスで指定する
先頭行をラベルとして使用している場合はそのまま
先頭行をラベルとして使用しない場合は「先頭行をラベルとして使用」のチェックをはずす
「OK」 を押す
有意と判定された場合 |
有意と判定されない場合 |
判定の欄に有意と表示される |
判定の欄に何も表示されない |
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次のステップで「t分布 ウエルチ」を選択 |
次のステップで「t分布 σ1=σ2」を選択 |
次に本題の平均の差の検定を行う
エクセル統計⇒推定・検定⇒[母平均の差の検定]を選択する
変数(1)、変数(2)に比較したい2つの標本をそれぞれマウスで指定する
先頭行をラベルとして使用している場合はそのまま
先頭行をラベルとして使用しない場合は「先頭行をラベルとして使用」のチェックをはずす
検定条件は[両側]として有意水準は0.05とする
公式にはステップ1で
[有意]と表示されない場合には「t分布 σ1=σ2」を選択する
[有意]と判定された場合には「t分布 ウエルチ」を選択する
「OK」 を押す
判定で「有意」と出力された場合⇒2つの変数間には有意な差があると判断
判定で「有意」と出力されない場合⇒2つの変数間には有意な差がみられないと判断
母平均の差の検定について以下の表のようにまとめる。
有効数字は3桁表示
自由度画表示されている6行目は数式のクリア
棄却点が表示されている9行目は削除
「母平均の差の検定」結果はC,D列に貼り付ける
「当分散性の検定」結果はA,B列に貼り付ける
統計量の上の行はA,B列をセルの結合、C,D列をセルの結合を行いそれぞれに
「等分散性の検定」、「母平均の差の検定」と書く
判定の書き方 判定で何も表示されていない(有意ではない)場合は「n.s」と書く
有意と表示されている場合でP値が0.01以上の場合は「<0.05」と書く
有意と表示されている場合でP値が0.01未満の場合は「<0.01」と書く
(3.65E−10などのようにE−と表示されている場合は0.01未満)
ワードに貼り付けた後表全体を指定してMS明朝12ptに変換する
論文にt検定の結果を記述する際には最低、以下のような内容を盛り込むこと
比較する2つの標本
等分散性の検定の結果
母平均の差の検定と用いる公式と結果