経営学部

Faculty of Business Administration

学部長あいさつ

greeting

経済経営学部長 浅川 雅己
 経済経営学部は、経済学部と経営学部が培ってきた学問的資産を統合し、新たな時代に対応するために設立された学部です。学部統合から4年が経過し、2025年度からは新しいカリキュラム体系に移行します。
 経済学科では、地域経済と応用経済の2つのコースを設置し、学生が自身の関心や進路に応じて専門性を深められるようにしています。加えて、どちらのコースの学生も自由に選択できる4つのキャリア・アップ・プログラム(公務・金融・IT・宅建)を導入し、就業力の向上を支援する実践的な性格もあわせもつカリキュラムへと進化しました。
 一方、経営学科では、「問題発見・問題解決」型経営学の理論の基礎と応用に加え、会計学についても学ぶことで経営の手法と意識を育成しています。また、座学で学んだ知識を実際に体験する形で応用・実践することで、経営学と実社会との接点を重視した教育に力を入れています。
 経済経営学部は、これら二つの学科の特色を融合し、現代社会の要請に応えることを目指しています。グローバル経済の進展とAI・デジタル技術の革新が急速に進み、データの活用と分析が重要になっています。たとえば、経済学科の「行動経済学」は、AIを活用した消費者行動の解析や意思決定の最適化に寄与し、「医療経済学」は、ビッグデータとデジタル技術を駆使した医療政策の評価やヘルスケアの効率化に貢献します。他方で経営学科の「商品・サービス開発実践」 は、地域資源を活かした商品・サービスの企画、ブランド構築やデータ分析を活用した市場調査や消費者行動分析を通じて、より実践的な商品やサービスの開発を行います。こうした技術と学問、それらを応用した実践の融合により、地域経済の潜在力を最大限に引き出し、新たな価値を創出することが求められています。その実現をより確実なものにするために両学科の新カリキュラムでは,それぞれの開講科目に加え,両学科の共同開講科目を設置し順次開講していく予定です。
 経済経営学部は、経済学・経営学を一つの学部に統合し、情報工学、統計学、社会学、教育学などの視点も取り入れ、学際的に課題に取り組む斬新な教育モデルを構築しました。