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文化人類学

  • 児島 恭子
    人文学部 人間科学科
    「歴史や文化をめぐるさまざまなテーマで研究をおこなってきました。ひとつのまとめは『アイヌ民族史の研究』(吉川弘文館)で、他者はアイヌをどう見てきたか、という歴史です。近年のテーマとしては、アイヌ口承文芸を資料にしてアイヌ文化の変化を探ることにより歴史を見極めること、巨樹に対する信仰の研究も始めました。」
    研究概要
    日本の先住民族アイヌの歴史や文化については、まだわからないことがたくさんあります。そのわからなさ加減は、日本文化とは異質な文化を持つ人びととして扱われてきた歴史と関係があります。いっぽう、アイヌ自身が伝えてきた口承の物語はアイヌの文化や歴史の宝庫です。あらゆる面からの全体を視野に入れたアイヌ史を考えています。また、明治以降に街路樹等に使われて増えたイチョウは、昔中国から持ち込まれ、意図的に植えられました。独特な信仰を伴った木は現在では幹周10m級の巨樹に成長して、その信仰はほとんど消えそうになっています。人々は何を経験し何を求めてきたのかを、魅力的な資料で研究しています。