札幌学院大学は、あらゆるハラスメントに反対し、その防止に全力をあげて取り組みます。
札幌学院大学は、構成員がその人格や人権を尊重され、かつ豊かで快適な環境の下での勉学・研究・課外活動・就労が保障されることをめざして、ハラスメント防止ガイドラインを制定します。
札幌学院大学は、ハラスメントに対する大学の責任を自覚し、ハラスメントの防止のための教育・研修、そして申し立てられた苦情の解決に取り組みます。これを実現するために、以下の組織を設けます。
▼ハラスメント対策本部は、あらゆるハラスメントの防止と対処のための全学的な施策全般について責任を負います。
▼ 苦情が申し立てられた場合にはハラスメント対策本部内に調査調停委員会を設け、事実関係の調査、相談者への助言・指導、加害者等への注意、調停などを行います。
▼ 苦情の申し立てまたは相談窓口としてインテイカーを設け、相談しやすい環境を整えます(こちらの機構図を参照)。
さらに、本学構成員は、ハラスメントを起こさないように努める義務を負います。
ハラスメントとは、「嫌がらせ」「いじめ」を意味します。相手側の意に反する不適切な発言、行為等を行うことによって、相手側に屈辱や精神的苦痛を感じさせたり、不快な思いをさせ、人権を侵害することです。ハラスメントには以下のような4つの種類があります。いずれかにはっきり該当している場合もあれば、二つ以上に複合して該当する場合もあります。
言動の受け止め方には、個人や男女間・世代間で差があります。ある人の基準がすべての人の基準とは限りません。不快な思いをした人が、それを明確に表せないこともあります。相手に不快な思いをさせていないか、相手の合意があると思い込んでいないか、点検してみましょう。
▼異性は何よりもまず、同じ時代・同じ場所に生きる対等なパートナーであると認識していますか。
▼行動するとき、または発言するときに、相手の立場に身をおいて、不快感を抱かせていないかどうか、考えていますか。
▼職務上必要な指示を、適切な言葉でしていますか。不可能な作業を強いてはいませんか。疑問や反論を出されたとき、合理的説明ができますか。
指導上必要な指示を、適切な言葉でしていますか。不可能な課題を出してはいませんか。疑問や反論を出されたとき、合理的説明ができますか。
誰でもハラスメントに遭遇する可能性があります。それには二つの場合があります。一つはハラスメントの被害者になった場合、もう一つはハラスメントを見聞きした場合です。以下に、それぞれについて取り得る手段を説明します。