2014年 日本語教育・文化体験プログラム 夏

2009年の夏に本学で日本語教育・文化体験プログラムが始まり、今回は夏冬通してちょうど通算で10回目となりました。海外の各協定校では好評をいただき、先輩から後輩へと、このプログラムでの体験談が受け継がれ、今に至っているようです。
一方で、今年新たに韓国・栄州(ヨンジュ)市にある東洋大學校と協定を結び、さっそく4名の東洋大學校生が参加してくれることになりました。ぜひとも良い思い出を作っていってほしいと思います。
今年の夏、北海道は当初「冷夏」という長期予報が出ていましたが、早い段階で修正され「平年並み」と伝えられました。実際そのとおりで、数日または約1週間単位で暑い日が続くものの、おおむね北海道らしく過ごしやすい毎日になりました。参加学生からも、「涼しくていいです」という声が聞かれました。
今回の参加人数は、33名。内訳は、韓国26名(釜山・東亞大學校15名、ソウル・建國大學校7名、栄州・東洋大學校4名)、台湾4名(台中・僑光科技大学)、中国3名(南京師範大学2名、北京農学院教員1名)となっています。そして、参加学生たちとの交流を楽しみにしている本学のサポート学生も約70名、大はりきりで迎えることとなりました。それでは、レポートです。


icecream7月1、2日 shells        
33名のプログラム参加学生のうち、数名はJLPT受験などの都合で到着が数日遅れることになったため、7月1日に到着したのは30名でした。このプログラムでは40名を超える参加者があることも多いのですが、今回はいくぶんコンパクトな感じでしょうか。しかし参加学生たちは明るくて元気いっぱい、長旅の疲れにもかかわらず笑顔でやってきました。大いにプログラムを盛り上げてくれそうな予感です。
初日は、本学に到着して全般的なオリエンテーションと、アパートについての説明を受けたあと、本学パートナー学生との顔合わせを行ないました。初めて会った学生同士、少々照れくさそうにも見えましたが、このあと各アパートに同行したり、夕食に出かけるなどしたようです。

placement 翌日、2日はほぼ半日をかけて日本語のプレースメント・テストを行いました。今回、参加人数が40名に満たないためクラスは3つのレベルに分けられます。ペーパーテスト、聞き取りテストを兼ねた日本語の先生方の自己紹介、そして前に出て作文および自己紹介という流れです。日本語の先生方からは鋭い質問も飛び出し、答えにちょっと慌てふためくのも、なかなかほほえましい姿でした。
今回の参加者たちの日本語レベルは平均的に高く、どのクラスに振り分けるかを日本語の先生方も苦心されたようです。ただ、最初の一週間は、各クラスで勉強してみて自分のレベルに合っているかを考え、先生に相談して変更することも可能になっています。

クラスはA=入門および初級、B=中級、C=上級 と分けられ、Aクラスの担当は大山隆子先生、Bクラスは松尾浩見先生、Cクラスが笹山恵利先生ということになりました。                                                 

大山先生 Aクラス 大山隆子先生
松尾先生
  Bクラス 松尾浩見先生
笹山先生
  Dクラス 笹山恵利先生

最初の難関(?)であるレベル分けテストのあと、学内でのWi-fi利用についての説明を受けました。プログラム開始当初は、スマートフォンもそれほど普及していず、Wi-fiの利用も多くなかったのですが、今やほぼ必須となっています。プログラム参加学生たちにとって、大学内でWi-fiを利用してスマートフォンやパソコンで通信を行なうことが非常に大事なのです。 

library library

そして図書館へ移動し、本学の図書館の利用方法についての説明を受けます。日本語プログラム参加学生は、図書の貸し出しはできませんが、それ以外は図書館を自由に利用することができます。冷房も効いていて涼しいので、ゆっくり勉強したいときには活用してほしいと思います。クラスでグループワークなどがある場合には、図書館のグループ勉強室を利用してもいいですし、館内で映画のDVDなどを楽しむのも良いでしょう。

歓迎会忙しい一日のしめくくりは、G館8階で歓迎会でした。この時間帯、みんなおそらくお腹が空いていたかもしれませんが、まずは本年度からの本学国際交流委員長である白石先生からご挨拶をいただき、続いて学生国際交流委員会の代表メンバーの紹介がありました。そしてやっと…乾杯!(もちろん、ソフトドリンクです)。
同じ大学から来ている者同士はともかくとして、他の学校、他の国から来ている学生たち同士は少しずつ近づいていくといった感じなのでしょう。このようにして飲食を共にすると、自然と会話も弾むようになったりするものです。
歓迎会の中盤では、プログラム参加学生一人ひとりに自己紹介をしてもらう時間も設けました。昼間の日本語プレースメント・テストでも書いた作文を読みながら自己紹介をする場面がありましたが、こちらではもう少し簡単で、肩の力を抜いた感じで進みました。
白石先生歓迎会歓迎会sunset
「札幌でおいしいビールが飲みたいです」、「北海道のきれいな景色をたくさん見たいです」、「友達をたくさん作りたいです」… 参加者それぞれが期待をたくさん胸に抱いてやってきています。この1か月、どんなものを見て、何を思い、そしてどんな出会いがあるのでしょうか。緊張のドキドキも、希望のドキドキもいっぱいのスタートです。

icecream7月4日 shells        
大倉山 大倉山
毎回、日本語プログラムの授業では、日本語の先生方と一緒に札幌市内の学習ツアーを行なっています。友達やパートナー学生と回る普通の観光やショッピングとは違って、札幌の文化的スポットに絞り、学習へのモチベーションを上げてもらうことが目的です。

まずは、大倉山ジャンプ場へ。毎回、「リフトで展望台まで上がったら素晴らしい景色が見れますよ!」と言っても、意外と尻込みする学生が多かったり、ジャンプ選手の練習などでリフトが使えないなどの理由で実際に上がる人が少なかったのですが、今回はほとんどの学生が積極的に乗り出しました。天気がよく、リフトでの空中散歩にも絶好の日和だったせいもあるかもしれません。本当に心地よい風が吹いていました。展望台では、おいしいソフトクリームを楽しむ姿も多く見られました。
次は北大博物館に向かいましたが、ちょうど昼食の時間帯でもあったので、ほとんどの人はまず北大の学食でランチタイムから。そのあとで少し散策をして、博物館をゆっくり見学するという形になりました。
北大 北大広々とした北大のキャンパスは、緑に生い茂った木々が光り輝いて見えました。芝生の上ではあちらこちらで寝転んでいたり、遊んでいたり、とても和やかな風景を目にすることができました。

左矢印もちろん、博物館の中もしっかり見学しましたよ!ご覧ください、この真剣な顔つきを。
北大

北大博物館は、改装のため来年4月からしばらく休館するとのことで、冬のプログラムに参加する学生までは見ることができそうです。
最初の一週間はこれで終了。到着してわずか4日の間ですが、もりだくさんだったのではないでしょうか。翌週から、週末には地域体験学習であちこち出かけることになりますが、最初の週末は全くの自由なので、思い思いに過ごしてゆっくりと体を休め、長丁場に備えてほしいと思います。

icecream7月7、8日 shells        
七夕、ですがそれとは全く関係なく、英語英米文学科の学生たちの「国際学生会議」に、日本語プログラムの参加学生たちも加わることになりました。冬のプログラムでは法学部のディベート大会への参加がありますが、夏は夏で、プログラム生と本学学生が一緒に授業に参加できるイベントを、こうして用意しています。
プログラム生たちには、前の週に「国際学生会議」で発表する準備をするよう伝えてありましたが、時間があまりなくて大変だったかもしれません。本学の英米の学生たちは、パワーポイントなどを使ってじっくりと準備してきましたが、プログラム生の持ち時間は長くても5分程度と、できるだけ負担が少ないようにとの考慮はされていました。
conference conferenceconferenceconference
日本語プログラムの学生たちは、自分の国や街、学校などについて日本語でスピーチをしました。短い時間内でとてもよくまとめられていたと思います。本学の学生たちも、興味深そうに聞き入っていました。また、素晴らしかったのはプログラム生の積極的な参加姿勢です。自分の発表が済んだらそれで終わり、ではなく、日本人学生の発表もしっかり聞いて、関心を持った内容には次々と質問をしていました。こうした発言力は、日本人の学生にも刺激になったのではないでしょうか。「外国語で言うのは、間違ったら恥ずかしい」と思う日本人は多いようですが、間違うことを恐れずにどんどん発言するのは良いことです。

conference conference

翌日(8日、火曜日)の3講目から4講目にかけては、法学部の学生たちとの交流の時間を持ちました。お菓子をつまみながら、自己紹介をしたり、お互いのことや出身地についてグループごとに語り合います。
この、法学部学生との交流もほぼ毎回プログラムで行なっているのですが、当然ながら初対面の外国人同士ということで、盛り上がりきれずに終わることもあります。しかしこれに関しても、今回はプログラム学生が非常に積極的で、場をうまく盛り上げていってくれていました。一度乗ってしまえば法学部の学生たちもすっかり笑顔になって、緊張がとけたようです。
ご協力いただいた法学部の先生方、学生のみなさん、ありがとうございました。

icecream7月12日 shells        

お待たせしました!今回のプログラム最初の地域体験学習、「旭山動物園、富良野・美瑛」です。 日本語のレベル分けテストのときにも、旭山動物園や富良野に行ってみたいと言っていた人もいましたから、楽しみにしてくれていたはずです。ラベンダーを見に行くときのための服を用意してきた、という学生もいました。とにかく美しい夏の北海道の中でも、富良野のラベンダーの風景はとびきりですから、知らなかった人も話を聞いたら期待できたでしょう。

旭山 旭山
旭山動物園に到着した頃、空は曇りでしたがまだ雨は降らない模様。暑すぎず寒すぎず見学できるので、ちょうどよかったかもしれません。
いったん園内に入ると、それぞれのグループで散ってしまうため、誰がどこにいるかわからず写真を撮るのが難しいのですが(わかったとしても、その場所に逐一駆けつけるのはかなり大変と思われ)、行く先々で出会った学生たちは、いい表情でした。



旭山 旭山

ペンギンやホッキョクグマなど、北海道に住んでいる私たちなら見慣れている動物たちですが、温暖な気候の地域や国から来た人たちにはあまりなじみがないかもしれません。寒冷な地域に住む動物を数多く見ることができるのも、旭山動物園ならではです。
今回の動物園での自由時間は、比較的ちょうどよい長さだったかと思うのですが、どうだったでしょうか。

美瑛

旭山動物園を出発してまもなく、雨が降り出しました。次に立ち寄ったのは、美瑛の「北西の丘展望公園」で、本来なら美瑛の広々として美しい丘の景色をゆっくり見渡すところなのですが、雨のためみんな展望台の屋根の下にひしめきあうばかりでした。せっかくの雄大な風景も雨でかすみ… 結局、身動きがとれない状態のようなので、滞在時間を短縮して、この日の最終目的地である富良野に出発することになりました。美瑛に関しては、本当に残念でした。いつかまた、快晴の日の素晴らしい眺めを見てほしいものです。

そして富良野、冨田ファームに到着。運がいいことに、美瑛であれほど降っていた雨が富良野に着くまでにはやんでくれました。遠くの空にはかすかに虹も見えていました。
富良野のラベンダーは、見事に満開でした!

富良野 
富良野 
富良野 
富良野 
         満開のラベンダーの香りが漂います。        おいしいものを食べて、記念に残るおみやげも物色。

おすすめだった「季節の野菜カレー」は、残念ながら販売時間が終了していてちょっと(かなり)がっかりだったのですが、定番のラベンダーソフトはもちろん、他にもおいしいものはたくさんあるので、それなりに満足してもらえたでしょうか… とりあえず美しい花でいっぱいの風景に関しては、非の打ちどころはなかったはず!
それにしても、私たちの一行にも韓国、台湾、中国、タイ(留学生)と4つの外国が入っているのですが、旭山動物園にしろ、富良野にしろ、外国人韓国客が実に多くなりました。歩いていると様々な外国語が聞こえてくるので、プログラム参加学生が韓国語や中国語を話していても、特に違和感なく溶け込んでいるようでした。
ある意味天気に恵まれていた最初の地域体験学習も、無事終わりました。プログラム生同士、そしてプログラム生と本学のサポート学生たちは、日常でもすでに行動を共にしている人も多いのですが、こうした特別なアクティヴィティを通して、距離はぐっと近づいた感じです。
次週からは、プログラムは早くも中盤に入ります。病気やけが、事故のないよう元気で毎日過ごしてほしいと思います。
                      旭山動物園

icecream7月15、16日 shells        
7月15日(火)の3講目には、法学部ゼミとの交流の一環として、日本語プログラム参加学生がそれぞれの学校や出身地に関するプレゼンを行ないました。東亜大學校のみ、参加者が15名いるので2つのグループに分かれます。優秀なプレゼンをしたチームには賞品も用意されています。順番は、建國、東亞A、南京師範、東亞B、僑光科技、東洋、となっています。
南京発表東亞発表
韓国、中国、台湾という、アジアの中で似ている部分も多いながら、違いもある3つの国。その学生たちによる、日常住んでいる地域や通っている大学の話は大変興味深いものでした。また、同じ韓国でも、所が違えば雰囲気も全く異なり、大学のカラーも違っています。

比較的都会派の大学が多かった中で、日本の学生たちもひときわ興味津々になったのは、今回初めて参加した東洋大學校です。大学が位置するのが韓国の地方都市であることもそうですし、一般的な文系・理系というカテゴリーとは少し違う特色を持っている東洋大學校のプレゼンテーションは、注目を集めました。
東洋発表 そして最終的な投票の結果、第一位を獲得したのも東洋大學校でした。東洋大學校の4名には、プログラム修了時に賞品が贈られることになっています。
それにしても、日本語プログラムからの発表者は日本語が流暢な人が多く、それだけでも賞賛の声が聞こえていました。今回もまた、日本人の学生にとっておおいに刺激になったと同時に、海外で学んでみたいと思う人も増えたのではないでしょうか。
左矢印優勝した韓国・東洋大學校のプレゼンテーション風景


白石先生講義 白石先生講義

翌日(7月9日、水曜日)3講目は、経済学部の白石先生の通常講義に、日本語プログラム学生が一緒に参加することになりました。
白石先生は、プログラム学生が少しでも理解できるようにと、パワーポイントにいつもより多くひらがなを使ったり、ルビを振ったりしてくださったそうです。
必ずしも全部はわからなかったかもしれませんが、まさに言語を勉強しに来ている学生たちですから、おもしろい内容だったかと思います。

icecream7月18、19日 shells        
支笏湖

本プログラム、2つめの地域体験学習です。一昨年から実施していて非常に好評なキャンプです。キャンプといっても、テントを張ってではなくコテージを借りてのものですが、一つのコテージに7、8人(コテージによってはそれ以上)が一緒に寝泊りし、材料を揃え火をおこすところからバーベキューをするなど、参加者同士の一体感が強くなります。昨年は小樽でしたが、今年はニセコで行ないました。
この日もお天気は上々、途中立ち寄った支笏湖でも爽やかな空気を吸い込み、ランチを楽しみました。

そしてたどり着いた「ニセコ泉郷」は、かわいらしいコテージが数多く点在し、日本ではなくヨーロッパのどこかに来たような風景でした。みんなの気持ちも一気に上がります。
コテージによって内部のレイアウトは異なり、それぞれ他のグループのコテージを見ては、自分のところと比べて羨んだり楽しんだり。素晴らしく設備の良い一棟もありましたが、どこでもやることは同じ--「食べて寝る」!ですから…
NisekoNisekoNisekoNiseko コテージに各自落ち着いてまもなく、バーベキューの準備開始です。バーベキューグループの班長が本部コテージへ材料を受け取りに来て、各グループ材料が揃ったら切ったり皮をむいたりして準備し、ご飯を炊き、火をおこします。焼き始めるまではなかなか長い道のりです。
いざ焼いて食べ始めると、今度は「肉が足りない!」「焼肉のタレが足りない!」「炭がもうない!」などなど、実に様々なことが起こってきます。これもすべて、野外での食事の体験、醍醐味の一つだといえるでしょう。

Niseko  Niseko 
食事のあとは、火消し隊が活躍!?
 温かな雰囲気のログハウス

にぎやかなバーベキューもいつしか終わり、火の始末、後片付けを済ませたあとは自由時間です。これこそが学生たちにとって最高の時間かもしれません。 あちこちのコテージを訪ね歩いては、飲んだり食べたりしゃべったりしていました。花火(静かなもの限定)も楽しんでいたようです。
プログラム学生にとっては、日本に来てからおそらく普段の部屋以外、あるいは江別以外で泊まるのは初めてだったはず。新しい仲間たちと語り明かすことができる、素晴らしい夜になったと思います。友情や絆を深めあい、もしかしたら恋…も生まれたかも?

翌日、朝食と片づけを終えると、そんな思い出いっぱいのニセコを離れ、まずは仁木町へ向かいました。旬のさくらんぼ狩りです。さくらんぼ農園では、時間内は食べ放題、また100グラムまでは無料で持ち帰ることもできます。
NikiNiki
好天が続いていたおかげで、さくらんぼは真っ赤でたわわに実っていました。私たち以外にもかなり大勢の観光客がさくらんぼ狩りに訪れていましたが、それでもじゅうぶんなくらいに見えました。さっそく脚立に登り、木の高いところを探る人、おいしそうなさくらんぼを求めてひたすら奥へ潜る人、早々に疲れて座る人… 楽しみ方は様々でした。お腹いっぱいになるほどさくらんぼを食べたと言う人もいました。

そして、今回の地域体験学習、最終目的地の小樽へ。小樽では集合時間まで自由行動です。時間的にみんな即ランチへ…かと思ったら、さくらんぼでお腹いっぱいになったからもう少し後で、など意外と食事優先ではなく、それぞれ固まって市内を見て回ったりショッピングする人が多かったようです。
OtaruOtaru
小樽では、私たちのように観光で歩き回るエリアは大体決まっているのですが、いったんバラバラになってしまうと、学生たちに出会うのは案外難しいものです。各自お店などに出入りしているのもありますが、小樽もやはり観光客、特に最近ではアジアからの人たちがかなり多いので、お店も通りも混雑しているからです。通りの向こうに誰か見かけても、声をかけそびれることもしばしば。

Otaru 自由行動時間の後半になって、いくぶん空腹をおぼえておいしいと評判のお店に行きたいと言っているグループにも出会ったのですが、その時点でいた場所からは若干遠いとわかり諦めた様子でした。あとのグループは、海鮮丼や、回転寿司、バクダン焼きなど小樽の食を楽しんでいました。
こうして小樽での時間も終わり、今回の一泊二日の地域体験学習も、無事に終了しました。キャンプは何かと大変だったかもしれませんが、夏の北海道の雰囲気を存分に味わうことができたのではないでしょうか。おみやげは、数えられないほどの思い出と、たくさんの写真と、虫さされ…もありましたね。みなさん、本当にお疲れ様でした!



             NisekoOtaru

icecream7月22、23日 shells        
Takaoちょうどこの週から、台湾の高雄大学の法学部から22名が法学関連の日本語を学ぶプログラムが、本学の法学部で始まり、22日(火曜日)3講目には高雄大学の学生のプレゼンテーションが行なわれ、国際交流の日本語プログラム参加学生も聴講しました。高雄の学生も日本語が堪能な人が多く、外国語として日本語を学ぶ立場として参考になったと思います。また、高雄大学や街を紹介するプレゼンテーションもクオリティが高く、みんな熱心に見て、聞き入っていました。

プレゼンテーションのあとは交流を深めるためのバーベキュー大会です。日本語プログラム参加学生、本学の法学部学生、高雄大学の学生が混合でグループになり、3号館前の芝生に集まりました。
法学部BBQ 法学部BBQ日本語プログラムにも中国・台湾の参加学生がいるので、その数名だけは高雄大学の学生と中国語で話せますが、それ以外の人にとって、この場での共通言語は日本語です。日ごろ教室の中で、よく知っている仲間と勉強している言語を、初めて会う人に対して使ってコミュニケーションを試す、絶好のチャンスともいえます。
左矢印向かって左が高雄(台湾)、右は東洋(韓国)の学生。

この日のバーベキューでは、肉や野菜のほかに焼きそばもあり、グループによってい焼きそばの味がそれぞれ違うのが、非常におもしろいところでした(すべておいしかったのは間違いありません)。後半になると、段々グループもばらけてきて、あちこちで入り混じって食べたり話したりしていました。 バーベキューが終った直後くらいから雨がぽつぽつ降り始めたので、終了は良いタイミングでした。
夏はこのように外に出て行動できるのがいいですね。開放感に溢れているので、よく知らない者同士でも気楽に声をかけ会話が弾みます。

そして、23日(水曜日)。このプログラムでは好評な定番となっている、北海道埋蔵文化財センターでの「勾玉作り」です。この日も高雄大学のグループと共同です。そのため、今回はかなりの大人数になりました。
勾玉勾玉
ほとんどの人にとって勾玉を作るなどということは初めてですし、もの作りには得意不得意もあるので、人によってはうまくできなくて困惑します。毎回担当してくださる埋蔵文化財センターの学芸員さんもそれをよく理解してくださっていて、このプログラムに参加している外国人学生のため、少しでも作り方がわかりやすくなるよう、毎回何かしら工夫されています。
そのお陰で、初期の頃から比べるとずっとやりやすくなっていると思います。とはいえ、落としたり力を入れて削りすぎて割れてしまったり、どうしても見本とはかけはなれたものになってしまったりということはあるのですが、それはそれで手作りの楽しさ、もの作りの味と考えてもらいましょう。
勾玉勾玉
できあがった勾玉は、参加学生の一人ひとり同様、個性的です。できばえはまちまちですが、終ってみると「苦労して作り上げた!」という達成感は得られたのでは。
これはある意味、「目に見える成果」。ぜひ、国に持ち帰って土産話を添えながら家族や友人に見せてあげてほしいと思います。ただの石ころではありませんよ!大事にしてくださいね。

icecream7月25、26日 shells        

学生たちの時間は、瞬く間に過ぎていきます。ついこの前、富良野で満開のラベンダーに感激していたかと思っていたら、もう最後の地域体験学習、函館です。
昨年度から、函館では二日目にグループごとの自由行動時間を設けています。日本語レベルとパートナーを基本的に考慮した上で予めグループを決め、事前に3回ほど集まって、どこに行くか、何をするかなどの計画を立てておきます。本学のパートナー学生は授業があるなどで、思うようにグループ全員集まることができなかったグループも多かったのですが、なんとかすべてのグループが計画書を提出しました。

キリンビール工場 そして出発。最初は、キリンビール千歳工場の工場見学です。約40分の工場見学と、20分の試飲の時間とが設けられています。もちろん20歳未満の人はアルコール禁止ですから、試飲はソフトドリンクに限定です。
工場見学は、ビールの原料となるホップなどに実際に触れたり味わったりすることから始まります。製品であるビールと、原料のままのホップを口に含んだときの味の違いには、誰もが微妙な表情でした。
試飲会場では、ガイドの方がビールのおいしい注ぎ方などを披露してくださり、その見事な泡のでき具合に一同「おお~」と感嘆の声があがりました。

キリンビール工場

キリンビール千歳工場の見学が終了すると、ここからが函館までの長い道のりの本当のスタートです。ただし、函館に行く道中は誰もが期待でいっぱいなので元気です。
途中、2回ほど休憩時間をはさみます。2つめの休憩地、八雲パーキングエリアは、晴れていれば青い海が見渡せて素晴らしい景色なのですが、この日は曇りがちでした。実際、バスの窓からもいくぶん霧がかかったような風景がずっと見えていたため、当日の夜の函館夜景見学のことが心配でした。しかし、夜景が全く見えなかったのは過去一回だけ。なんとか夜には晴れてくれるよう、祈るのみです。

函館夜景
話によると、この日は札幌や函館などで、PM2.5の数値が急上昇したそうです。また、シベリアで大規模な森林火災があり、その煙が風向きにより北海道のほうにまで流れてきて、各地がかすんだようになったとのことでした。確かに函館も少し雲ってはいたのですが、ただ夕日がさしていたので、希望は持っていました。
ホテルに着いてまもなくバイキング形式の夕食を終え、夜景見学へ。バスの車内は明かりを消し、函館山を登って行きます。上がるにつれ、垣間見える夜景に、感嘆のようなどよめきが聞こえました。夜景がちゃんと見えます!

函館函館
若干かすんではいましたが、函館の夜景の美しさはじゅうぶんに伝わったと思います。 また、それほど寒くもなく本当にラッキーでした。
それにしても、函館山での人の多さには圧倒されそうでした。ここはもう世界的に有名な観光スポットなのだと改めて気づかされました。

夜景見学も無事終えて、ホテルへ帰還。あとはゆっくりと温泉につかって疲れをいやしたり、部屋に集まっておしゃべりを楽しむなど、思い思いに函館での夜を過ごしたようです。

翌日は、朝食が済むと各グループごとに市内見学へと出発です。函館の朝市に行くグループは、他より少し早めにホテルを出ました。それ以外は、ほとんど9時には行動開始でした。まずはホテルのフロントで、市電の一日乗車券を買ってスタート。
計画書によると、多くのグループは元町エリアの散策が最初のようだったので、カメラを構える私も元町へ赴き、旧函館区公会堂などのあたりで待っていました。
函館函館函館
     各グループ勢ぞろい。なお、このエリアはソフトクリーム激戦区なのですが、しっかり食べていた人が多かったです。

函館 続いては、金森倉庫群のあるベイエリアへ移動。こちらではおみやげなどのショッピングを楽しんだり、アイスクリームなどを食べて休憩したり(元町エリアで食べていない人たちです。たぶん…)港町と異国情緒を味わっていました。
やがて、みんなが楽しみにしていたランチタイム。函館といえば「ラッキーピエロ」ということで、ほとんどのグループがラッキーピエロに集結(大体が金森倉庫近くの店舗、1グループは付近の別店舗)したようです。 それだけでもかなりの人数なのですが、当然ながら他にも大勢の観光客が来店していて、お店の外にまで行列、店員さんは大忙しの様子でした。とはいえ、これはきっと日常なのでしょうね。

函館函館
     左矢印函館、ラッキーピエロにて右矢印
店内はほぼ常時満席たったので、ほとんどの人はテイクアウトにして外のベンチなどで食べていました。テイクアウトでも、注文からできあがるまでに時間がかかりましたが、多彩なメニューでボリューム満点のラッキーピエロのハンバーガー、みなさん満足しましたね?

函館市内で自由見学を終えて、集合時間の午後2時半にはみんなホテルのロビーに戻ってきました。有名な「はせがわストア」の焼き鳥弁当を買い込んできた,、しっかり者揃いのグループも。全員が無事戻ってきたことを確認したら、修了証書用の記念写真を撮影してバスに乗り込み、一泊二日過ごした函館を後にしました。
大沼 その後まもなく、大沼公園に到着。例年、大沼ではボートに乗って楽しむ人が多いのですが、今回は時間があまりなかったのと、風が強く天気があまりぱっとしなかったせいか、ボートに乗る人はいませんでした。ただ、偶然にもお祭りをやっていて、バンド演奏に耳を傾ける人もいました。このバンドは、コンサドーレ札幌の2012年の応援歌を歌っていた方たちだそうです。

大沼公園でのひとときもあっというまに終わり、再びバスへ。あとは休憩をはさんで、バスはひたすら江別へと向かって走ります。帰りの車内は、行きとはうってかわって静かでした…

大学に到着したのは、午後8時頃。みんな疲れきった表情でした。しかし旅の疲れはすぐに癒され、思い出だけが残るでしょう。こうして3回の地域体験学習がすべて終りました。天候には本当に恵まれました。函館も、帰りのバスに乗っている間は強い雨でしたが、みんなが市内見学をしている間はなんとか免れていましたから…。学生たちのパワーがあらゆる悪状況を吹き飛ばしたのかもしれません。
プログラム修了まで残り一週間。プログラム参加学生には少々疲れも見えますが、「有終の美」を目指して、もうひといき頑張ってほしいと思います。

                   啄木亭

icecream7月29、30日 shells        
game

日ごろ、日本語レベル別のクラスに分かれて違う内容を学んでいるプログラム参加学生たち。日本語の先生方は、それぞれのクラスで学生たちが楽しんで学び、スキルアップできるよう取り組んでくださっています。プログラム期間中には、必ず何度かすべてのクラスが一緒に集まる機会を作ります。ゲームもそのひとつ。同じことをやると、上級レベルの学生にとっては簡単でも、初級レベルの人にとっては難しいかもしれません。そのかわり、うまくできた時には大きな自信につながります。
この日は、AからCまでのクラス混成のチームを3つ作り、「買い物」、「ジェスチャー」、「旗あげ」、「お絵かき」、「記憶」の5つの日本語のゲームをして競いました(右の写真、笹山先生は「お買い物ゲーム」の説明中です)。

game  game  game 
上矢印何のジェスチャーでしょう?
上矢印旗あげゲーム。みんなと違う人がいますよ?誰でしょう?
上矢印お絵かき。何を描いているのでしょうか?
game  最後は、テーブルの上に並べられたたくさんの品物を数分間見ただけで、いくつ記憶することができるか、というゲームでした。かなり品数はあったのですが、先生方は学生たちの記憶力の良さに感心していました! game 

時にはこうして体を動かしながら、頭を使って楽しむのも、語学習得には必要です。
ここで、普段の授業風景を見せてもらいましょう。

alass blass class
Aクラス。大山先生の授業は、優しさの
中にもテンポよく、てきぱきと。
Bクラス。空手の達人松尾先生は、授業
でも静と動を使い分けます!
Cクラス。上級レベルだけあって、難しい漢字や言葉がたくさん出てきます。

ところで、今回のプログラムでは当初、札幌ドームでの日本ハムファイターズの試合に希望者を連れて行って観戦する予定でした。しかし、残念ながらチケットを入手することができず断念しました。野球を観に行くのを楽しみにしていたプログラム参加者には、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
ただ、なんとか札幌ドームを見て雰囲気を味わってもらいたいということで、30日(水曜日)にサッカー、コンサドーレ札幌の試合観戦を組み込みました。参加したのは日本人のサポート学生を含めて20名ほどでしたが、コンサドーレに在籍する韓国人選手に会えるというサプライズ企画もあり、なかなかお得でしたよ!
DomeDome
「代替企画」で申し訳なかったのですが、参加者たちは存分に楽しんでくれたようで、それがせめてもの救いです。
試合のほうは、残念ながらコンサドーレ札幌が負けてしまいました(左の写真、そのせいでみんながしくしく悲しんでいます…)。

自由参加ではありましたが、プログラムとしては最後のアクティヴィティでした。試合後、帰りはかなり遅くなったようでみなさんお疲れ様でした。

icecream8月1日 shells        
いよいよ8月、そして日本語授業は最終日です。3クラスとも前日までにテストは終っていました。どのクラスでも、学生たちにとってテストは結構大変だったようです。しかしそれもすべて今日まで。この日は1講目に通常授業を終えたあと、3クラス合同で「お楽しみ会」を開催しました。It's show time!
showshow
回によっては、比較的もの静かな学生が多く、こうしたタレントショー的なことはやらない場合もあるのですが、今回は役者が揃っていて、積極的に前に出て歌などを披露してくれる人がたくさんいました。
中国や台湾の歌を披露してくれたり、また日本の歌をうたってくれたり、みんなよく知っているなあ!という印象でした。

こんな楽しいパフォーマンスも!  

 実に素晴らしいエンターテイナー揃いです。
 こうした明るい学生たちのおかげで、プログラムが明るく和やかに
 進んでいたのだと思います。

  それにしても今回痛感したのは「スマホはもう日常欠かせない
  道具」ということ。単なる電話などの通信機器としてだけでなく、
  こうした場面で音楽を選んだり流したり、歌うために歌詞を見たり
  するのもみんなスマホ。もはや単体の音楽プレーヤーさえも
  要らないのかもしれません。学生たちは実にうまく活用して
  いました。
showshow

最後はみんなでにぎやかに「北海盆踊り」、そしておまけとして、みんなびっくりの松尾先生の空手披露。
文字通り歌って踊って過ごした90分でした。この時期、本学の学生は学期末試験だったのですが、そうでなければ時間の空いている人にはみんな一緒に参加してほしかったくらいです。まさにハッピーエンド、のような日本語授業の締めでした。

3講目は修了式。誰ひとり欠けることなく、目立った病気や事故などもなく、無事にここまでたどり着きました。修了式には、初日のガイダンスのときとは全く違う安心感と、解放感が満ちています。
修了式は、開会の挨拶のあと、法学部交流でのプレゼンで優勝した東洋大學校に賞品を授与となりました。中身は何だったのでしょうか?
修了式 修了式そのあとは、日本語講師を代表して大山先生からのメッセージ。大山先生のお話はいつも、難しい言葉がよくわからない学生たちへの配慮が感じられます。
参加学生たちが毎日もっとも密接に関わったのは日本語の先生方ですから、学生も先生方もこの場に来ると胸が熱くなるのではないでしょうか。


修了式 修了式

続いては、一人ひとりに修了証書と記念品を手渡します。修了証書は笹山先生の手から渡されました。
誰もが本当に充実した表情でした。到着した日の所在なさ、最初の一週間の落ち着かなさ、色々思い出すと、1ヶ月というのはあっというまであっても、その中身は実に濃く、学生たちがいかに成長しているかを実感します。

修了証書の授与が終ってから、会議のために最初から参加できなかった国際交流センター長である白石先生が壇上にあがり、挨拶をされました。白石先生も、富良野・旭山への地域体験学習に同行されたり、通常の授業にプログラム参加学生を参加させるなど、熱心にご協力をしてくださいました。
修了式
白石先生のお話に続き、このプログラムに参加した約70名のサポート学生を代表して2名の本学学生が、しめくくりとして感想とメッセージを伝えるため壇に上がりました。
サポート学生たちも、1か月のプログラム中は無我夢中で頑張っていたと思います。特に代表学生たちはプログラム参加生たちのよき「友達」であると同時に、まさに「サポートをする」という使命感を随所に感じながら走り回っていたのではないでしょうか。

修了式修了式たくさんの思いが胸の中にあって、そして今は別れを目前にしている…感極まって涙ぐむ代表サポート学生。
別れはただ一瞬さよならを言うだけのこと。連絡をとる手段はいくつもあるし、またすぐに会うこともできます。それでも、様々なことがぎっしり詰まった日々がまさに終ろうとしているとなると、何か一つがぷつんと切れてしまうような気持ちもあったかもしれません。言葉にならない思いが涙となって溢れ出ました。

修了式

また、プログラム参加学生からも代表として、今回初めて参加した韓国の東洋大學校から、ジョン・ヨニルさんがスピーチを行ないました。当日になって突然指名されたとのことで慌てたそうですが、しっかりした日本語で気持ちを私たちに向けて語ってくれました。
そのようにして、2014年夏の日本語教育・文化体験プログラムの修了式がとどこおりなく終りました。夜には送別会が予定されています。最後にみんなのはじける姿が見られそうですね!

修了式修了式

さて、送別会は今回も札幌市内のキリンビール園で行なわれました。ここはジンギスカンだけでなく、サムギョプサルも味わえるので好評です。
プログラム参加学生のほか、本学サポート学生、日本語の先生方、国際交流に関わっている先生方などを合わせると70名を超える大人数となるので、かなりのにぎやかさです。まして、おいしい食べ物があって冷たいビールがあって… 大団円の大宴会です。
     送別会送別会送別会
韓国人学生の中にもいわゆる「焼肉奉行」がいて、肉の焼き方が上手な人もいたのですが、韓国式焼肉とジンギスカンとでは流儀が違うせいで戸惑っている様子がまた、ほほえましくもありました。
送別会送別会
名残惜しみながらも思い切り食べて、飲んで、語っての送別会。終了後は、半分以上が市内に残って、ほかのお店で二次会をしたりカラオケに行ったりして、最後の夜を心ゆくまで 満喫したようです。明日は帰国。集合時刻に遅れず、忘れ物のないように気をつけて来てくださいね…


icecream8月2日 shells        
別れプログラム参加学生は、それぞれに「日本」、「北海道」について何らかのイメージを抱いて来日したと思います。海外に来ることさえ初めてという人もいれば、北海道を旅行したことがある人もいました。しかし、どんな人に出会うのか、どんな体験をして自分はどう感じるのか、それはみんなにとって未知だったはず。帰国の日、学生たちは何を思っていたのでしょうか。

一部を除いてほとんどの学生が帰国する日。到着したときもこれから先1か月分の荷物が入ったスーツケースはかなり重かったのですが、帰国を迎え、おみやげ、滞在中買ったものなどで荷物はさらに増えていました。
機内に預けることのできる荷物は23キロまでなのに対し、かなりの重量オーバーした人は、振り分けて少しでも超過を減らすためにチェックインカウンター前で悪戦苦闘していました。
空港
チェックインでの奮闘もなんとかおさまり、出国審査に入るまでは自由時間です。プログラム生と、見送りで空港に来ていたサポート学生たちは、最後の時間を一緒に過ごそうと連れ立って空港内のどこかへ消えていきました。
再び戻ってきたときは、いよいよ本当にさよならの時間。こうなると、時は砂時計が落ちていくように急速に過ぎ、寂しさが一気に込み上げてきます。明日の朝からは、LINEで「おはよう」は言えても、直接顔を合わせることはなくなってしまうのですから… どんな便利な通信機器でも、人間のぬくもりまでは感じられません。

空港空港

「出国審査を済ませて搭乗ゲートにお進みください」というアナウンスが何度も流れても、むしろ流れるたび、学生たちは離れがたい気持ちが増していくようで、なかなか足が進みませんでした。互いの手を握り、抱き合って別れを惜しむ姿… 毎回プログラムの最後には必ず見る光景なのですが、人が違えば別れの形や気持ちも違って、慣れることはなく見ていて胸が締め付けられます。「今の若者は…」と言われますが、今も昔も人間は同じ、人は嬉しければ笑うし悲しかったり寂しかったりすれば涙を流します。

空港 若いうちは、多くの人と出会ってたくさんの体験をすることが大事です。人は死ぬまで出会いと別れを繰り返しますが、特に感性豊かな若い時代に色々学び、感じ、考えることはとても必要です。そうした若者たちが未来を作ってゆくからです。
私自身が学生だった頃、そし私の親の世代が若かった頃と比べて、今は航空運賃も格段に安くなっていて、頑張ってお金を貯めれば海外にも割と楽に行けるし、海外から人も大勢やってきて友達になることができます。そして、離れていても、お金をかけずに連絡を取り合う手段もあって、恵まれています。

連日のように、政治の世界では国同士の様々な問題が報じられます。これは本当に残念なことです。メディアが何を報じても、実際に触れ合えば人はわかりあえることを、私たちはこのようなプログラムを通して知っています。
学生たちはいずれ卒業して、顔ぶれが次々と入れ替わります。世界では今後何があるかわかりません。それでも私たちは、まさに草の根で人と人をつないでいきたいと思っています。出会いは豊かな心の糧となって、どんな形であれ未来に実を結びます。

今回参加してくれた学生たち(プログラム生、サポート学生)、過去に参加してくれた学生たちに、ありがとうと心からお礼を言います。そしてこれから参加してくれる人を、温かく迎え入れてゆきます。そして、毎回このプログラムを支えご協力いただくすべての皆様に対し感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。今後とも、どうぞ皆様の力強いご支援をよろしくお願いいたします。
最後に、皆様にもう一度お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

空港 
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★★★SEE YOU AGAIN!!★★★

lavender

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