札幌学院大学が主催する800字のコンテスト「第3回高校生エッセイフォーラム」に、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。北海道から沖縄までお寄せいただいた応募作品総数は3,118点。厳正な審査を行ないました結果、8作品の入賞が決定。さらに、学校特別賞として5校が選出されました。高校生のみなさんからご応募いただいた作品は、どれも力作揃い。「わたしの大切なもの」というテーマで、それぞれの思いを寄せていただきました。札幌学院大学は、これらの大切な思いを真摯に受けとめて、みなさんにとってますますかけがえのない大学になることをめざしていきます。
○ 『課外授業受講者に対して、課題作文の一つとして取り組ませました。本校は推薦入試を利用して短大・大学への進学を希望する生徒が多い普・職の高校であるため、小論文指導の一環として作文コンクール等に積極的に取り組ませています。』
○ 『本校は北海道で2つだけの5年一貫衛生看護科を有する学校です。衛生看護科の生徒たちは、その学科特性により道内各地から入学しています。看護師という職業柄、人の死に直面する場面も多く、患者の家族にとって「大切な存在」である患者に対して心ある看護ができる看護師になってもらいたいものといつも願っています。そのような中、貴学のコンテストを知り、しかも題が「わたしの大切なもの」ということで、ちょうど本格的な病院実習が始まる直前であるこの時期に、まず自分自身の「大切なもの」を意識し、同じように大切な存在である患者に接する大切さを意識するのに最適であると思い、今回「国語表現」の授業で活用させていただき、はじめて応募させてもらいました。』
○ 『3年生の夏休みの課題として使用させて頂きました。今回それぞれが「大切なもの」をゆっくりと考え、言葉にする作業の中で、進路や今後の生き方など改めて考えることができたようです。』
○ 『学校設定科目の「小論文研究」において、文章を書く良い練習になった。小論文でも、エッセイでも、個人の文を書くくせ、というのは、変わらないものだと思った。他人が読んでわかりやすい表現を心懸けるよう、言葉をかけた。丁度良い字数と身近なテーマで、生徒には良い動機付けになったと思う。ありがとうございました。』
○ 『1学期末の国語表現で「コンテストに応募しよう」という単元を設け、腕試しを勧めました。学校宛に送っていただいた各種文芸関係コンクールの募集要項の中から25をリストアップ(ジャンル・字数・テーマ・前年度応募数・賞などを記載)し、その中からクラス毎に、応募したいコンクールを数点に絞りました。全員が必ずどれかに応募するわけですが、文理合わせて127名中 貴コンテストを選んだ者が57名で最多でした。本校生にとって最も人気の高いコンテストになった理由は、「わたしの大切なもの」というはっきりしたテーマでありながら分野は自由な点、応募用紙の温かさ(色づかい、可愛いらしさ、書きやすい原稿用紙)、昨年度作品集(入賞作品を全員に読ませました)に見られる書き手の素直さ、などではないかと思います。』
○ 『締め切りが9月末である事や、800字という分量等、大助かりなエッセイコンテストでした。』
○ 『今回初めて応募させていただきました。3年生就職クラスの国語表現の授業で取り扱いました。「テーマ」が身近で取り組みやすかったこと、字数が適切であったことなどから、授業で扱うのにふさわしいと判断しました。』
○ 『本校は夏休みの課題の一つとして、作文を書かせています。いくつかのコンクールに生徒の特性に合わせて応募するようにしています。どの生徒も取り組みやすい内容で また、小論文の練習になるような分量のコンクールがあればと思っていたところ、こちらのコンクールに応募させていただきました。生徒は、作文を書くことにより、自分にとって大切なものを改めて考えることができ、また、こちらも読むことで生徒の思いや、過去の経験を知ることができました。』
○ 『今回初めて応募させていただきます。本校は定時制高校です。様々な背景を抱えた生徒たちが入学しておりますが、年次(学年)で生徒たちの「書く力」を養いたいと貴学のコンテストを活用させてもらいました。テーマ、字数も生徒にとっては取り組みやすいと判断し、夏休み中の課題として取り組ませました。生徒ひとり一人がそれぞれの思いで一所懸命書き上げた作品であるということで提出されたものを応募したいと思います。』
○ 『ありとあらゆるコンテストの案内が年度内に相当数・・・・・その中からいくつか選んで教科担当のクラスに呼びかけをしてみました。国語表現の授業を受けている生徒の反応がありましたので参加させていただきました。表現力もなにも伴っていない稚拙な作品だったりするのですが、“文章を書く→応募→結果” 結果は書いた本人が一番よくわかっていると思います。それでも待つ間のドキドキした気持ちとか、それなりに楽しんで、文章を書くきっかけになってくれればと思って応募しました。広く門戸を開放して下さって、ありがとうございます。』
○ 『「国語表現T」という3年生の選択科目の中で行いました。1学期は主に、「言葉の使い方」についての学習を行っており、本格的な作文、小論文指導は2学期からの予定でしたが、夏休みの課題として、生徒にとって身近な題材で書くことができるため、このエッセイに取り組ませました。あまり作文が得意でない子どもたちも非常に書きやすかったようです。』
○ 『夏休み前に自由応募として案内しました。また、国語総合(1年)の表現の課題として課したものの中から応募しています。1〜4までのテーマ(分野)が明示されたことで、取り組みやすくなったようです。』
○ 『総合学習(本校は選択制)で活用しました。文章に不馴れなため、稚拙な作品ばかりですが、生徒達も私も貴校のエッセイフォーラムを励みにしております。』
○ 『国語科「現代文」の授業の中で実施いたしました。内容に関しては様々ですが、まずは本人たちが自分の思いを原稿用紙に書くということへのスタートとなりました。拙い作品も多く感じられましたが、本人たちの思いですので、私が手を加えることはせず、そのまま提出させていただきます。』
○ 『国語表現の課題として行いました。「大切なもの」というテーマで、生徒たちにとっては書き易い題であったと思います。また、自分や周囲を振り返る機会ともなりました。表現としては、まだまだ足りない部分が多いですが、生徒たちの素直な気持ちが感じられました。』
○ 『多感な高校生のために、その表現力を発揮させることのできる機会をいただき、とても感謝しています。今後も少しずつ参加者を増やしていき、自己の思いを豊かに表現できるよう一層指導していきたいと思っております。』
○ 『各自が自分と向き合ういい機会。テーマが考えやすかった様子。エッセイ作成後、相互評価の場を設定。他の生徒の「大切なもの」にたくさん触れ、他者理解が深まったことを期待したい。また、発表中、教室全体が何となく温かい雰囲気に包まれた感があった。「大切なもの」というテーマの力を改めて思ったところ。』
○『このコンクールの応募は、情報科と国語科の合同で実施をしました。小論文指導をする前に、「なかなか文章を書くことができない」という悩みをかかえている生徒がいます。だからと言って、毎週授業で文章を書くことができないという現状もあります。高度情報化社会と言われる現代において、携帯電話の普及にともない、メールや掲示板等、人の姿も見えないから、好き勝手書いてしまい、相手を傷つけるといった問題が取りざたされる。自分の意見・言葉を、きちんと名前を書いて(出して)表現する(発表する)ことのすばらしさ、大切さを、授業で生徒にどう伝えるかという教師としての課題。今回の応募は、国語科と情報科のそんな意見があわさっての応募となりました。数多くあるコンクールの中から、生徒本人が選んで書いた作品です。このコンクールの応募によって、教師としても、生徒の普段は見せない姿、意見を知ることができました。』


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