■一般講座


中止

[講座番号7]東部戦線(=独ソ戦)に異常あり
     −千島と根室からみた第2次世界大戦史A−
定員/50名 受講料/4,000円(全4回)



(講座概要)
 今回は、日本降伏前に是が非でも千島占領を果たしたいソ連と、日本降伏とソ連参戦前に是が非でも原爆投下を果たしたい米国との、凄まじい「暗闘」に踏み込み、千島占領と原爆投下が密接に関係していたことを、より明確にしたい。

(カリキュラム&日程表)
テーマ/講座日
内  容
1
『西部戦線異状なし』:
第一次大戦の塹壕戦の教訓

5月19日(火) 【午後】13:30〜15:30
1)若者を二度と戦場に送らない:不戦・厭戦
2)敗戦と飢餓が生んだ1917年ロシア革命
3)大恐慌下に蠢いた自国本位とファシズム
4)千島列島軍事化:米ソが二大仮想敵国に
2
大粛清による赤軍弱体化と
ヒトラーのバルバロッサ作戦

5月26日(火) 【午後】13:30〜15:30
1)スターリンの集団化・工業化・大粛清
2)ミュンヘン宥和と独ソ不可侵条約
3)ノモンハンから日ソ中立条約・南進へ
4)独ソ不可侵条約が一転、独ソ戦に
3
奇妙な日ソ中立条約:
太平洋戦争と日本軍部の対ソ依存

6月2日(火) 【午後】13:30〜15:30
1)真珠湾への千島出撃とマンハッタン計画
2)米国の武器貸与法と奇妙な日ソ中立条約
3)ソ連軍の犠牲増大への負目と米ソ共同作戦
4)日ソ中立維持への打算と日本の対ソ依存心
4
原爆投下と千島占領まで
日本を降伏させない米ソ暗闘

6月9日(火) 【午後】13:30〜15:30
1)ヤルタ協定:対日参戦条件の千島引渡し
2)暗闘@米:日本降伏と参戦前の原爆投下
3)暗闘Aソ:日本降伏前に千島を占領
4)ソ連抜きポツダム宣言。ソ連は後日参加
講師/札幌学院大学名誉教授 佐々木 洋
講師
紹介

佐々木 洋(ささき よう) 1942年生まれ。北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。関連論文「ソ連軍の千島占領と米ソ極秘共同作戦」『週刊金曜日』2018年12月7日号所収。「「百年に一度」の2008年恐慌−日本人が「戦争」を選んだもう一つの理由」『労働運動研究』2010年4月、複刊第24号所収。


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