祐成保志 (すけなりやすし)
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研究関心

マテリアル・カルチャーの歴史社会学、家庭空間のメディア・コミュニケーション論、生活改善の戦後史、社会調査方法論など。近代以降の日本社会の変貌という大きな現象を家庭生活というプライベートで小さな場所の歴史から捉えたい、というのが初めの問題意識で、そこから、情報化や社会調査へと関心を広げてきました。

共著
京都造形芸術大学(編)『デザインの瞬間』角川書店2003年6月
吉見俊哉・佐藤健二(編)『文化の社会学』有斐閣、2004年刊行予定
論文
「ことばのなかの住居:近代日本における『生活』の対象化」『ソシオロゴス』ソシオロゴス編集委員会、第24号、2000年9月
「都市住宅調査と『住むこと』の発見」『年報社会学論集』関東社会学会機関誌編集委員会、第15号、2002年6月
「身体の造形力:戦時期における今和次郎の生活論」『ソシオロゴス』ソシオロゴス編集委員会、第26号、2002年9月
「生活改善と生活学の誕生」『今和次郎研究』日本生活学会、第1冊、2003年6月(2003年度日本生活学会研究奨励賞)
調査報告
「住宅政策と文化事業」「定住/非定住志向を規定するもの」上野千鶴子・佐藤健二(編)『住空間とコミュニティ』東京大学社会学研究室調査実習報告書、2000年4月
「住宅所有形態と生活意識」武川正吾(編)『社会政策と社会意識』科学研究費補助金基盤研究報告書、2002年8月
翻訳
『サウンディング・アウト・ザ・シティ:ウォークマンのエスノグラフィー』武田俊輔・細川修一との共訳、ひつじ書房、2004年刊行予定(原著:Bull, Michael. 2000. Sounding out the City: Personal Stereos and the Management of Everyday Life. Oxford: Berg)
経歴
1974年9月 大阪府岸和田市生まれ
1999年3月 東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了
2001年4月 日本学術振興会特別研究員(2003年3月まで)
2002年3月 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得
2003年10月 立教大学社会学部兼任講師(2004年3月まで)