社会情報学部パンフレット

社会情報学部は、4年間で学生一人一人に確かな力をつけて社会に送り出します。



 

−2005年度―

 

札幌学院大学

社会情報学部

 

 

■ 社会情報学部で学べることは・・・・・・。

◆コンピューター・グラフィックス(CG)系   〜“センス”と“ねばり”が勝負です

 CG制作技術をトータルに学ぶことができます。ゲーム、映画、テレビCM、パソコン雑誌などでCGのいろいろな話題を見聞きしますが体系的に学ぶ機会はなかなかありません。
  CG系のゼミナールは、学生の関心が高く、例年活気にあふれています。基礎知識の習得とアプリケーションソフトの利用訓練を終えた後、「自分の世界」の創作に挑戦します。アニメの主人公、自動車、歴史的建造物、ファッション、アクセサリーなどいろいろな分野の作品がこれまでに作られました。3D(3次元)と2D(2次元)CGの両方を制作することができます。

コンテスト入賞楯の数々

 CGを中心として、より幅広いITスキルを身につけるために、HTML、Java、JavaScript、を使用したWebページ制作技術も同時に学びます。作品のリアルさを競うCGコンテストでは例年高い評価を得ています。学生のセンスとねばりの成果です。

 


 

 

◆メディア、コミュニケーション系   〜楽しく情報発信

 メディア、コミュニケーション系の講義・演習も充実しています。看板授業の1つに「地域メディア論」があります。この授業では毎週、テレビ局、新聞社、コミュニティFM(ラジオ)局など、実際にメディアの現場で活躍している方をお招きして、生の声を伝えてもらいます。

  さらに、「自ら情報を収集し、加工し、発信する」演習を重視しています。インターネットやミニFMラジオを通じて、学生自身が情報の送り手となります。送り手側を経験することは、それまでの受け身的なメディア接触に変化をもたらします。
  こうした講義・演習科目を通じて、地域メディアの担い手を育成し、社会に送り出したいと考えています。テレビ番組制作会社やコミュニティFM局にインターンシップに行ったり、ケーブルテレビ局、コミュニティFM局、地方新聞社などを目指す学生が少しずつ増えています。



 
◆システム・エンジニア(SE)系   〜女子学生も頑張っています

 社会情報学部をのぞくと、夜遅くまで学生達がたむろしている部屋が幾つかある事に気付くはずです。一体彼らは何をしているのでしょうか?一見するとパソコンを使って遊んでいる、あるいは雑談しているように見えますが・・・。実は、彼らはSE(システム・エンジニア)志向のゼミ生達で、仲間同士でわいわいやりながら、ゼミ研究のソフトウェア制作に励んでいるのです。SEとは様々な業務をコンピュータで行う際に必要になるソフトウェアをシステムとして設計・開発する職業の人たちの事です。皆さんは、プログラマーと言うと、部屋にこもって一人黙々とパソコンに向かっている姿を連想するかもしれません。確かに、そういった作業は不可欠ですが、実際にはチームを組んで一つのシステム制作に取り組むので、チーム内で密に議論をしながら共同作業を進める必要があります。そういった意味でプログラミング能力のみならず、コミュニケーション能力が高いこともSEの必須条件なのです。こうやって仲間同士でわいわいやっている輪の中から毎年SEとして採用される学生が巣立って行きます。自分の好きなソフトウェアを、気の合う仲間達と時間を気にしないで共同制作できるのも大学生の特権!あなたもこの輪の中に加わりませんか?

 

 
◆社会調査、データ解析系  〜社会現象を読み解きます
 学習の柱の1つに「社会調査」があります。  
 「社会調査」と聞いて何を思い浮かべますか?もっともなじみがあるのは、新聞でよくみかける各種世論調査や視聴率調査でしょうか。これらはたくさんのデータを集めて分析する調査方法です。でも、社会調査には参与観察法、生活史分析、会話分析など、もっといろいろな方法があります。1年生は、そうした社会調査の基礎を学びます。続いて2年生は大学構内で、3年生は大学の外に出て調査実習を行います。自分たちの問題意識にもとづいて調査票を作成し、データを収集し、分析し、結果を報告(プレゼンテーション)します。この一連の作業で培った力は、社会に出た時に大きな力を発揮します。現在、仕事でマーケティングを担当している卒業生のMさんは、「自分の足で情報を集め、実際に社会の現場を調べる。そんな訓練が仕事に役立っています」と述べています。なお、本学部では、社会調査士資格認定機構が認める「社会調査士」資格の取得が可能です。2004年度は11名が資格申請をしました。

《2004年度の調査実習テーマ》

質的調査演習(3年前期)

日本ハムファイターズの移転と商店街の活性化について、 大学とその周辺のバリアフリーの現状について etc.
量的調査演習(3年後期) 江別市民の情報行動と地域生活
 


 
■ 社会情報学部 の教育の特徴はこれだ!!
◆TA、SAによる少人数教育を実践しています。

 TAとはティーチング・アシスタント、SAとスチューデント・アシスタントの略です。TAとして大学院生が、SAとして社会情報学部の学生が、演習科目にアシスタントとして参加し、よりきめ細かな授業を実現しています。
  人に教えることは、教える側にとってとてもよい勉強になります。しかも、SAにはアルバイト料が支払われます。勉強とアルバイトが同時にできるというとても“お得”な制度で、毎年多くの学生が応募します。 

卒業生Iさんからの一言
  大学時代には大学構内のアルバイト(SA)活動に力を入れました。意外と時給も高く、先生とも親しくなれるので、色々と得をしたこともあります。講義のアシスタントでは、自分も勉強になることが多かったのでお薦めします。

(札幌学院大学“Voice”Autumn 2004より)
 

 
体験型教育に力をいれています。

「からだで覚える」という言葉があります。社会情報学部では、体験を通して学ぶことを重視しており、以下のような様々プロジェクトを実施しています。

<障がいがある方々のための学習ツール開発プロジェクト>

 様々な知的障がいを抱える方々が通うウレシパ共同作業所(札幌市)と協力して学習ツールの開発を進めているゼミがあります。ゼミ生たちは、一人一人の障がいに合った学習ツールを開発し、障がいを抱えた方が自立した生活を作り出せるよう支援しています。
  例えば、2004年度の成果としては、視線方向に手を動かすことが不得手な歌が好きなKさんのために、好きな絵に触れると好きな歌やアニメーションが流れるツールを作成しました。


ツールの使用実験

Kさんのツール     Hさんのツール
 また、絵と文字とその読みを学習しているHさんのために文字をタッチするとその読みが音声で流れる50音表ツールを開発しました。大学に来て初めてパソコンに触れたゼミ生ばかりでしたが、「誰かの役に立つことができる喜びを感じた」と言います。FLASHというソフトを使用していますが、関心さえあれば誰にでもできます。
 
<ミニFMラジオ局「FMペポワ」の活動>

 教員と学生が参加してミニFMラジオ局「FMペポワ」を運営しています。「ペポワ」という名前には、「江別の希望」という意味が込められています。現在は、週3回、お昼休みに放送しています。
  授業でも、演習科目「情報メディア演習T」で、ラジオ番組制作を取り上げています。講師には、ラジオ局にお勤めの方をお招きしており、本格的な実践を学びます。自らが情報の送り手を経験することで、日頃接しているメディアの見方も変わります。

 


授業風景
<まちづくり活動への参加 〜地域の人たちと育ちあう試み>

 北海道江別市のJR野幌駅北側にある商店街の一角に、空き店舗を利用したフリースペースほっとワールド「のっぽ」があります。ここを拠点に、社会情報学部の教員と学生も参加して、活発なまちづくりが行われています(この活動は2003年度に「北のまちづくり大賞」知事賞を受賞しました) 。


ほっとワールドのっぽHP

 主な活動は、土曜日に子どもたちと活動する「サタデーのっぽ」、月に一度、地域の人が食事をともにする「月一迷店」、地域のお年寄りの昔語りを撮影し記録する「ノッポロを聴く」などである。「のっぽ」は江別市と野幌商店街振興会から支援を受けています。まちづくり活動を仕掛ける若者主体の「まちづくりグループACE」には、学生たちも多数参加しています。地域の人々との交流を通して、学生達は多くのことを吸収し、次第に自信に満ちた表情に変わっていきます。

 

 
 

<インターンシップ>

 社会情報学部では、希望者にインターンシップへの参加を勧めています。インターンシップとは、学生が企業や行政機関などにおいて実習・研修的な就業体験をする制度です。就業体験を通じて、日頃の学習成果を確認したり、将来の職業選択に役立ててもらおうというのがねらいです。夏休みなどを利用して2週間程度の期間で実施します。
  これまでには、銀行、市役所、百貨店、ラジオ局、テレビ番組制作会社、NPO法人、IT企業などでインターンシップを行っています。インターンを経験した先輩からは、「一番学んだことはコミュニケーションが大事だということです」、「責任をもって仕事をすることの大変さがわかりました」といった感想が寄せられています。

 
 

 

■ 社会情報学部は就職に強い!!  -なぜ強いのか?-

◆正解1:もちろん、どの学部よりもIT業界系に強いからです。

 右の図にも明らかなように、この11年間に卒業生の21%が情報・通信系の企業に就職しています。下の表にあるように、東京や札幌にあるソフトウェア企業で、多くの卒業生が活躍しています。
  情報・通信系の企業に就職するために、エクステンションセンターの初級シスアドミニストレータ、基本情報技術者、JAVAプログラミングの各講座を受講し、資格取得を目指す学生も多くいます。
 

       
*現在、在籍している人数

 
◆正解2:実は、卸・小売業、サービス業、金融・保険業にも強いからです。

 社会情報学部で身に付けたプラスαの力が、企業から評価されています。プラスαの力とは、第1に、エクセル、ワード、Power Pointといった基本ソフトをハイレベルで使いこなせる能力です。
  社会情報学部では、学生一人一人がノート型パソコンを携帯します。4年間、身近にパソコンと接することで、自然にパソコンを使いこなせるようになります。特に、Power Point を用いたプレゼンテーション(発表、提案)能力は企業から高い評価を得ています。さらに、エクステンションセンターのエクセル(2,3級)講座、ワード(2,3級)講座、MOS(ワード・エクセル、一般・上級)講座を受講して資格を取得し、就職にそなえる学生も多数います。昨年度の資格取得者は延156名でした。
  プラスαの力の2つ目は、社会の様々な現象を分析できる力です。社会情報学部では、社会調査に力を入れています。社会調査とは、社会のある現象に対して、問題意識を持って、自らデータを収集し、分析し、結果を発信していくことです。これは、将来どのような仕事についても必要とされる能力であり、その点が企業から積極的に評価されています。
  こうしたプラスαの力は、女子学生の就職率アップにも貢献しています。だから、社会情報学部の女子学生の就職率は高いのです。

 

 
正解3:公務員試験でも健闘しているからです。

 社会情報学部学生の就職先の5.1%は公務が占めています。消防、警察、自衛隊、教員の外、各地の市町村に就職しています。これまでに、旭川市、網走市、士別市、苫小牧市、根室市、紋別市、新十津川町、釧路町、黒松内町、八雲町、生田原町(以上北海道)、青森市、五所川原市、深浦町(以上青森)、遠野市(岩手)、羽後町(秋田)などで採用され、地域社会に貢献しています。
  この不況の時代に公務員人気は高まるばかりで、採用は狭き門となっています。本学のエクステンションセンターでは、2年次から公務員講座の受講が可能です。毎年、多くの学生が夕方の講座を熱心に受けています。
  なお、本学部では、高等学校教諭の一種免許(情報、公民)と中学校教諭一種免許(社会)の教員免許の取得が可能です。

 

 
◆もう1つの道 〜大学院への進学

最後に、就職とは違う進学という選択肢を紹介しておきます。

大学へ来てから勉学に目覚め、さらに学ぶために大学院へ進学するという学生もいます。教える側にとっては嬉しい選択の1つです。可能性は未知数です。社会情報学部では、皆さんの可能性を広げるお手伝いをします。

これまでの大学院進学先と学生数

札幌学院大学 地域社会マネージメント研究科 3人
北海道教育大学大学院 2人
(学校臨床心理専攻、教育学研究科)
北海道医療大学大学院 1人
北海道情報大学大学院 1人

北海道大学文学研究科 1人
弘前大学理工学研究科 3人 

秋田大学特殊教育特別専攻科 1人
豊橋技術科学大学大学院 1人



 
群馬大学特殊教育専攻科 1人
福島大学大学院 1人
皇學館大学大学院1人

 

 

主な 内定先企業一覧
1994年度から2004年度まで

業  種

採用人数

代 表 企 業 名(人数)

情報関係

299

エイプルジャパン(29) トランスコスモス(11)

HBA (10) 北海道オフィスコンピューター(10)エイチ・エル・シー(10) エイチ・アイ・ディ(7) ジップス(7) ジャパンテクニカルソフトウェア(6)

ハルク(6) フジオーネ・テクノ・ソリューションズ(6) 翼システム(5)VSN(5) 他

電気通信業

15

NTTドコモ北海道(2)北海道セルラー電話(2)

ドコモサービス北海道(2) 平成電電(2)

DDI北海道ポケット電話(1) NTT(1) 他

運輸業

21

日本通運(4) 日通札幌ターミナル物流(2)

JR北海道(1) JR東海(1) 道南バス(1)

北海道空港(1) 東日本フェリー(1) 他

旅行業

11

JTB北海道(3) 名鉄観光サービス(2)

農協観光(2) 近畿日本ツーリスト(1)

ツーリストサービス北海道(1) 日本旅行北海道(1)

クラブツーリズム(1)

放送・映像・新聞など

26

 放送

 映画・ビデオ制作

 新聞 

 

 出版

 広告

3

2

3

 

12

 

6

日本放送協会旭川(1) USEN/有線(1)ZTV(ケーブルテレビ)(1)

北海道録画センター(1) 映像ライブラリー(1)

スポーツニッポン新聞(1) 北海道建設新聞(1)

留萌新聞社(1)

中央出版(6) ゼンリン(2) イエローページ(1)

ぎょうせい(1) ベネッセコーポレーション(1) 他

道新サービスセンター(1) 産報通信社(1) 他

金融・保険関係

96

 銀行 

 信用金庫・信用組合

 労働金庫

10

 

14

 

3

北洋銀行(2) 札幌銀行(5) 青森銀行(2)

足利銀行(1)

空知商工信用組合(3)留萌信用金庫(2) 稚内信用金庫(1)名寄信用金庫(1)北見信用金庫(1) 他

北海道労働金庫(2) 青森県労働金庫(1)

 クレジット会社

 消費者金融

 生命保険

4

23

15

日専連札幌(2) 日専連おびひろ(1) 他

日栄(6) 武富士(5) アコム(3) プロミス(3) 他

第一生命(4) 日本生命(4) 安田生命(4) 他

農業協同組合
10

サツラク農協(2)、ホクレン農協連合会(1) 他

教育関係

28

アビバジャパン(15) 大栄総合教育システム(2)

私立高校(1) 私立大学(1) NOVA(1) 他

小売業関係

364

 家電・パソコン

 日用雑貨

 医薬品

 自動車

 スーパー・コンビニ

 百貨店

 衣服

 家具

 スポーツ用品

44

30

26

73

61

6

30

14

8

ヨドバシカメラ(21) ビックカメラ(7) 他

ホーマック(15) サンワドー(4) 東急ハンズ(2) 他

ツルハ(13) サッポロドラックストアー(6) 他

札幌トヨペット(5) 日産プリンス札幌販売(5) 他

ラルズ(10) マックスバリュー(8) ポスフール(7) 他

ダックビブレ(2) 丸井今井(1) 長崎屋(1) 他 

鈴乃屋(4) たけうち(3) 赤ちゃん本舗(3) 他

ニトリ(7) 長谷川産業(7)

北海道アルペン(1) スポーツハウス(1) 他

卸売業関係

195

 一般機器

 電気機器

 医療機器

 医薬品

 飲食料品

 建築材料

22

33

13

12

36

20

ホシザキ北海道(10) コーノ(2) 菊地(2) 他

北海道リコー(5) 北海道ゼロックス(4) 他

竹山(4) ムトウ(3) コニカミノルタメディカル(2)他

モロオ(3) ほくやく(3) スズケン(2) 他

北海道酒類販売(7) 日本フード北海道(3) 他

DORAL(5) 岡三興業(3) キムラ(3) 他

製造業関係 

90

 食料品

 飲料

 印刷

 医薬品

23

6

13

7

日本食研(6) 弁釜(3) 伊藤ハムデイリー(2)他

伊藤園(4) 麒麟麦酒(1) 北海道コカコーラ(1)他

中西印刷(3) 北海道凸版印刷(1) アイワード(1) 他

大正製薬(1) 日本新薬(1) 東京サラヤ(1) 他

建設業関係 

59

 住宅

 

36

土屋ホーム(7) 北海道セキスイハイム(5)

木の城たいせつ(4) 大和ハウス工業(2) 他

公務(既卒者を含む)

108

 

 国家公務員

 都道府県

 市町村

39

37

32

国家U種(3) 国税専門官(1) V種/郵政事務(6)他

北海道ほか警察(25) 上級(1) 中級(8) 高校教員(6) 他

札幌市ほか消防(8) 自治体行政職 (23) 他

 

 
 
社会情報学部の入試に、自己推薦制度が新設されました。

 様々な個性をもった学生を迎え入れるために、社会情報学部では自己推薦制度を導入しました。

出願資格:高等学校を平成18年3月卒業見込みの者及び高等学校を卒業した者
選考方法:書類審査(自己推薦文)30点
        面接(20分程度)   70点
       *調査票(成績表など)や出身高等学校長の推薦は必要ありません。

日 程
A日程 出願期間 11月1日(火)〜11月11日(金) 必着
      試験日  11月27日(日)  

B日程 出願期間  2月 20日(月)〜3 月 1日(水) 必着
      試験日   3月6日(月) 

 

問い合わせ先
札幌学院大学総合政策部入試課
069-8555 北海道江別市文京台11
TEL 011−386−8111(代表)
FAX 011−386−8133(入試課直通)
E-mail nyusi@ims.sgu.ac.jp
入試テレホンサービス 0120−816−555

札幌学院大学ホームページ  http://www.sgu.ac.jp/
学部入試情報        http://www.infosnow.ne.jo/SGU/ENT


 
 

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