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研究活動

Research activities

社会学

  • 大國 充彦
    経済経営学部 経済学科
  • 大澤 真平
    人文学部 人間科学科
    子ども・若者の貧困問題、福祉と教育の連携を研究テーマにしています。家族の状況に関わらず子どもの育ちが保障されること、そして、子どもの育ちを保障するために家族の生活が支えられること、これらが両立する社会のあり方を、子どもそのものを目的として社会福祉、児童福祉、教育の観点から考えたいと思っています。
    研究概要
    日本では子どもの貧困に関する調査研究はこれまで十分になされてきませんでした。近年、子どもの貧困対策法の施行を背景に、ようやく大規模な実態調査が都道府県レベルでなされ始め、さまざまなデータが蓄積されているところです。しかし、経済的な困難のもと、個別具体的な生活と社会関係のなかで子どもがどのような経験をしているのかについては、あまり多くのことが明らかになっていません。そこで、制度や規範といった社会構造を分析し、その上で子どもの生活実態、意識、そしてライフチャンスの「選択」がどのようになされてきたのかを調査しています。また、それをソーシャルワーク実践のあり方として提示したいと考えています。
  • 小内 純子
    法学部 法律学科
    「地域が元気になるには何が必要か」という大テーマを掲げ、各地の地域づくり活動の成果や地域メディアが果たしている役割について調査研究をしています。人口減少時代にあっても人々が活き活きと暮らせる仕組みをどう構築していくのか、この点が問われている時代だと思います。
    研究概要
    地域づくり活動については、スウェーデン北部と北海道の比較研究を行ってきました。自然条件が似ているスウェーデン北部は地域づくり活動が活発で、「イェムトランドモデル」と呼ばれる運動を展開してきており、北海道が学ぶべき点も多々あります。

    現在は、日本国内の調査研究が中心です。解体の危機に抗する地域生活文化を把握すべく、十勝地方や宮城県大崎市で調査を行っています。その際、地域メディアに特に注目しています。地域紙(ローカル新聞)、コミュニティFM放送、CATV、フリーペーパー、タウン誌など、それぞれの地域に存在する個性的なメディアの存在意義は何か、これが目下のテーマです。
  • 高田 洋
    経済経営学部 経済学科
    研究内容の分類では、社会階層、民主主義論、公共財供給問題です。研究方法での分類では、計量分析方法論、社会調査方法論、数理・データ解析方法論です。学問領域は、数理社会学、計量社会となります。
    研究概要
    社会への数学的アプローチでに関心を持ちます。
    公共財の供給問題は「どのような条件のとき、公共財のために人びとは自発的に協力するのだろか」という問題です。合理的な行動を仮定すると、人びとは公共財を供給できない。けれども、非合理的な行動を仮定しても供給できません。どのような条件のとき、公共財は供給されるのでしょうか。
    公共財の問題は、「公共性」を経由して、「民主制」という社会制度への関心にいたりました。民主主義は数値化できるのでしょうか。社会学的に民主主義を考えるとはどういうことでしょうか。不平等や社会階層と民主制は関係あるのでしょうか。また、働き方や産業や経済と民主制は関連があるのでしょうか。社会調査と計量分析によって、これらのことを分析していきます。論理的に理論を立て、それを実証的に測定して確認していきます。
  • 新田 雅子
    人文学部 人間科学科
    「老いの社会学sociology of aging」という立場で、介護保険制度や認知症の方の世界、高齢化する地域社会について考えています。福祉や介護の「利用者」や「対象者」という捉え方ではなく、老いゆく人間の立場に立って、福祉や介護やさまざまな社会政策を考えるような研究をしています。
    研究概要
    私はお年寄りの手が好きです。しわやシミ、骨ばった関節、浮き出た血管、そこに刻まれた人間の<生life>を感じるからです。老いは私たちの宿命であり、生まれてきた子どもを未来への希望として社会全体が大切にするのと同じように、晩年を家族の有無や経済状態に関わらず守り支え合えることが、真に成熟した社会と言えます。そうした社会のあり方を模索するために、社会学の立場から、高齢者福祉の実践や理論について研究しています。最近は、高齢者福祉の価値、つまり「どうして高齢者を社会全体でケアしなければならないのか?」ということについて、人間存在そのものの<継承>という概念で説明しようと試みています。
  • 松川 敏道
    人文学部 人間科学科
  • 湯本 誠
    人文学部 人間科学科
    日本の自動車産業が絶頂期にあった1980年代に、トヨタ自動車の労働者調査に従事しました。これが労働社会学を研究する出発点になりました。
    はるか昔、大学院の学生であったころです。ここで、多くの先生からインタビュー調査の作法、データ分析の方法などの社会調査の基本を叩き込まれました。
    研究概要
    当時、多くの専門家は、自動車の製造現場は単調反復労働で最も苦難に満ちた「疎外された労働」である、と考えていました。しかし、労働者調査のデータを解読していくと、個人の手工的熟練とは異なる熟練が存在することが明らかになります。職場組織の指導者あるいは一員として発揮する組織的熟練です。人間労働者は職場集団のなかで様々な人間関係を取り結ぶなかで仕事をしており、その意味で現実には社会関係の総体です。その社会関係は配属職場の異動や昇進があるごとに変化し新たに生成していきます。長期勤続者の職業キャリアを分析すると、社会関係の総体であるとともに、絶えず生成する存在であることがわかります。
  • 横山 登志子
    人文学部 人間科学科