前のページへ戻る


2005(平成17)年度 商学部公開講座(2005/8/1〜6)

8/1(月)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
元信州大学理学部教授

元本学社会情報学部教授
                     秋山 雅彦氏


北海道大学理学部助教授を経て、信州大学理学部教授1999年に定年退職。その後は、2002年3月まで本学社会情報学部教授。専門は地質学(石油地質学)。

『地球温暖化問題とエネルギー』

地球温暖化に関わる「京都議定書」と「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が抱える問題点について、更には、化石エネルギー資源の枯渇する時期についても論じる予定。

   

2005(平成17)年度 商学部公開講座(2005/8/1〜6)

8/2(火)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
JOGMEC石油・天然ガス調査グループ業務チーム担当調査役
                    森島 宏氏


京都生まれ。小学校時代を札幌で過ごす。京都大学理学部卒。同理学博士(化学専攻)。石油公団(1975-1998)において、石油開発技術センター研究主幹、中東事務所長(バハレーン)、天然ガス新石油資源室長など。第22回世界ガス会議東京大会組織委員会事務局(1998-2003)において、天然ガス担当部長。独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(2004-現在)において、石油天然ガス調査グループ業務チーム担当調査役。主な著書:天然ガス新世紀(2003年、ガスエネルギー新聞刊)。

『天然ガス 持続可能なエネルギーシステムを導く究極の化石燃料』


20世紀の人類は、2つの地球規模の課題、経済問題と環境問題をやり残した。これら課題の解決のためには、21世紀のエネルギーは、十分な供給量と優れた環境性を兼ね備えるのみでなく、その先の持続的可能なシステムに移行発展できるものでなければならない。その主役として、期待されているのが天然ガスである。本講では、天然ガスを、次の5つの観点、すなわち、資源量、供給体制、エネルギー効率、環境性、および未来の持続的エネルギーシステムへの発展性から、検証する。

   

2005(平成17)年度 商学部公開講座(2005/8/1〜6)

8/3(水)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
瀬棚町産業振興課長 
                    
堂端 重雄氏

1955年瀬棚町生まれ、1978年東海大学体育学部卒、同年瀬棚町教育委員会勤務、1955年瀬棚町企画調整課長、2003年産業振興課長、現在に至る。

『新エネルギーと地域−環境循環型地域づくりをめざす−』

2004年日本初の本格的な洋上風力発電施設を建設、運転稼動した。また循環型農業の有機農業を推進し、安心・安全な産物づくり、産地形成を目指すとともに、2004年「有機酪農と有機農業推進特区」の認定を受けている。引き続き、新エネルギーの推進として、2005年2月農水省のバイオマスタウンとして認定をうけ、バイオマス導入調査を検討し、循環型社会の地域づくりを目指している。

   

2005(平成17)年度 商学部公開講座(2005/8/1〜6)

8/4 (木)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
サッポロビール北海道工場エンジニアリング部長 

                    山本 浩三氏

1960年香川県生まれ。1984年、慶應義塾大学工学部機械工学科卒、同年サッポロビール(株)入社。同社大阪工場、静岡工場、埼玉工場、本社エンジニアリング部、プラント事業部などを経て、現在、北海道工場エンジニアリング部部長。札幌在住4年目を迎える。毎週日曜日、犬と共に公園から手稲山を眺め、心のリフレッシュを図っている。

『ビール工場の環境対応について』

サッポロビール北海道工場は、1989年(平成元年)竣工であり、本年17年目を迎えている。年間当りの電気使用量は約1,400万kWh、燃料使用量は原油換算約5,000kLの第1種エネルギー管理指定工場である。ここ数年来、前者の環境方針に則り、様々な環境対応設備を導入してきた。今回はこの設備の紹介と、ビール業界が今後とり組むべき課題について述べる。

   

2005(平成17)年度 商学部公開講座(2005/8/1〜6)

8/5 (金)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
NPO法人北海道グリーンファンド事務局 

                    鈴木 亨氏

1957年北海道生まれ。自治体職員、生協職員を経て1999年NPO法人北海道グリーンファンドを設立、事務局長に就任。関連事業会社の(株)市民風力発電、(株)自然エネルギー市民ファンド他の各代表取締役を兼務。著書に「グリーン電力−市民発の自然エネルギー政策」(コモンズ)。

『市民がつくる環境エネルギービジネス−市民風車の現状と展望−』

2001年日本で初めて市民出資による風力発電所が運転を開始した。エネルギー政策、地域政策、金融政策という3つの領域にまたがる市民風車は、持続可能な未来を創り出すソリューションとして注目を集めている。その現状と展望、応用について語る。

   

2005(平成17)年度 商学部公開講座(2005/8/1〜6)

8/6 (土)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
北海道大学大学院理学研究科教授

                    加藤 幾芳氏

昭和50年京都大学大学院博士課程卒。理学博士。専門は原子核物理学・原子力学。原子核物理学の方は原子核の構造について理論的に研究することを行い、原子力学の方では原子核データの収集・蓄積・」利用について国際的ネットワークの一員として活動を行っている。一方、環境問題については、現在札幌市の「環境保全行動マニュアル」策定検討会委員(座長)として、札幌市の環境対策に関わって来た。また、「エネルギー・環境を考える会」の事務局長として、市民と研究者でエネルギー問題と環境問題を広く議論し、展望を模索することを行ってきた。

『原子力発電と環境問題』

原子力エネルギーの利用については、環境に対する放射能問題の深刻さから批判的意見が強い一方、最近の地球温暖化問題と関連した炭酸ガスの削減に有効であると言う積極的推進の意見まで、両極の意見を挟んで、様々な意見がある。そのような意見が対立している中で、私たちの生活の中に放射線の利用や原子力の利用が様々な形で浸透してきている。環境問題やエネルギー問題を考える上で、私たちが原子力について知っておかなければならないこと、理解していなければならないことを紹介し、今後の展望について議論したい。

   

 
Copyright(C)2004 札幌学院大学 All Rights Reserved.