■一般講座
[講座番号4] 人はなぜ嘘(うそ)をつき、人はなぜ騙(だま)されるのか?
          ―「嘘」と「だまし」の心理と病理
定員/50名 受講料/4,000円(全4回)



(講座概要)
 昨今、「おれおれ詐欺」が跡を絶たず、政治の分野では「公文書改ざん」や「偽証」、「ごまかし」などの事実の「隠蔽」、それに世界では「フェイク・ニュース」の氾濫など、世の中は「嘘とだまし」のオンパレードといった状況です。
 本来、人は嘘をつき、嘘にだまされやすい存在です。今回は、そうした人間のこころの特性について、分析し理解を深めてまいりたいと思います。

(カリキュラム&日程表)
テーマ/講座日
内  容
1
「嘘」と「だまし」の現象学
10月3日(水) 【午後】13:30〜15:30
 古来より、人は嘘をつき、人をだましたり、人は嘘にだまされたりします。その多くの具体的な事実を、まずご紹介します。人は嘘をつきやすく、また、だまされやすいことがわかります。なかには、自分が嘘をついていることや、だまされていることすら気づいていないことさえ多いのです。その点、よほど注意深くあらねばならないことを教えてくれています。
2
「嘘」と「だまし」の心理学
―人はなぜ嘘をつくのか?―

10月10日(水) 【午後】13:30〜15:30
 「病的虚言症」という特殊な心の病は別にして、一般の普通の人々も嘘をつきます。その嘘には「良い嘘」も「悪い嘘」もあり、二面性があります。「光と影」、「功用と罪悪」もあるわけです。そうした「こころの働き」の理由についてお話しします。
3
「嘘」と「だまし」の病理学
―人はなぜだまされるのか?―

10月17日(水) 【午後】13:30〜15:30
 「私はだまされたことはない」という人は、この世にひとりもいません。もともと、人の脳はだまされやすいからなのです。「錯覚」とか「思いこみ(先入観)」「偏見」、それに病的には「幻覚」や「妄想」などが典型です。人のこころは実はだまされやすい部分があるのです。そのメカニズムについてお話しします。
4
「嘘とだまし」の本質の理解

10月24日(水) 【午後】13:30〜15:30
 「嘘をつくこと」と「だまされること」とは、人のこころにつきものなのです。そのことに、まず気づいて、さらにその理由を理解することで、人は有害で無用の「嘘」をつかずにすみますし、また、「だまされる」ことも予防できます。そのための心構えの持ち方のコツについてふれながら、複雑な人のこころの本質の一端を考えてまいります。
                             講師/元・札幌学院大学大学院臨床心理学研究科教授
現・北海道大学大学院教育学院臨床心理学講座非常勤講師 安岡  譽
講師
紹介

安岡  譽(やすおか ほまれ) 1944年生まれ。札幌医科大学大学院医学研究科修了(医学博士)。札幌医科大学神経精神科講師、福岡大学講師、札幌佐藤病院副院長、札幌学院大学大学院教授を歴任。共著に、『精神分析を学ぶ』『青年期の精神病理と治療』『精神科症例集』『非行少年』『精神分析事典』『ひきこもる心のケア』など多数。統合失調症や手首自傷(リストカット)、うつ病の研究など多彩であるが、最近の研究テーマは、「こころの本質に関する研究」。現在、北海道大学大学院教育学院臨床心理学講座非常勤講師、札幌国際大学人文学部心理学科非常勤講師、北海道精神療法精神分析アカデミー協会会長。精神科医、精神保健指定医、精神分析医、臨床心理士。




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