心理学部

Faculty of Psychology

心理学部とは About us

私たちは、自分で思うほど自分の「こころ」をわかっているものでしょうか?「こころ」は私たちのどこにあるものなのでしょうか?そもそも、「こころ」とはなんでしょうか?心理とは心の理(ことわり)、心に関わるその仕組みを探求し、理解を深めます。

学部長挨拶Greetings from the Dean

公認心理師、精神保健福祉士、心理学的支援、認知科学。「心理学」の更なる可能性を一緒に探りましょう。
心理学部長 山本 彩

目まぐるしく変わる時代や環境の中において、ずっと変わらず、社会で必要とされる力は何でしょうか。世の研究者や評論家たちが色々な説を唱えますが、大体以下の3つに集約されると言えるでしょう。
「コミュニケーション力」「心理的・福祉的援助スキル」「調査研究力」。
札幌学院大学心理学部ではこの3つを柱として、柱を支える土台となる「自己肯定感」「自己省察力」「協働する力」とともに必要な学びや体験が系統的に積み重ねられるようカリキュラムが組まれています。
卒業する頃には、公認心理師や精神保健福祉士、心理学的支援、認知科学に必要な知識など、「私はこれを勉強してきました」と言えるものがきっと皆さんの中に構築されていることでしょう。
さあ、私たちと一緒に「心理学」の更なる可能性を探りませんか。

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心理学部で学ぶこと Learning at Faculty

  • 01 心理学的支援

    心理学を用いて、一人一人の心の問題や悩みについて、解決のための相談技術や成長を促すための考え方を学びます。カウンセリングや心理テストなどはその一部です。 また、地域や社会に由来する問題を理解し、介入をする技術についても学びます。さらに災害支援なども心理学的支援のターゲットになります。

  • 02 認知科学

    人の悩みも人の様々な行動も、すべて個人の問題ではなく環境との相互作用で発現するものだと認知科学の生態心理学では考えます。もしそうなら、環境と人の切ってもきれないその相互的関係性を理解することで新たな支援を工夫できることになりますし、同時に既存の支援をリニューアルする視点も提供してくれます。また、新しい心理学的支援を考えるためだけではなく、認知科学や生態心理学はそれ自体が面白いのです。

  • 03 精神保健福祉学

    メンタルヘルスは全ての人の大事な問題です。家庭で、学校で、地域で、生活の中のあらゆるメンタルヘルスの問題を、精神保健福祉学では個人の心の問題であると同時に社会の仕組みや役割の問題として支援と解決を考えます。なにより私たちが考える心の問題とは、単に個人のこころの問題では無いのかもしれないのです。それらに対応し介入するための包括的な知識を学びます。

  • 「こころの健康」を支援するために

    臨床心理学科では、さまざまなコミュニティ(社会)における問題を理解し、予防やリハビリテーションを含めた「こころの健康」を支援するための素養を高めます。そのために必要なのは、先入観やブームに流されるのではなくしっかりした土台を築き、客観的に問題を理解する視点。基礎的な実験やカウンセリング技術を学ぶことを通して、人と関わるための基本的な態度や倫理観を身につけていきます。こういった素養は、自分のため、そして社会人として生きていくためにも役に立ちます。

  • 公認心理師有資格者11名を中心に質の高い教育を展開

    さらに精神保健福祉士や、保育士、臨床宗教師など関連分野とのダブルライセンスの心理学的支援の有資格者が在籍しています。これら専任のベテラン有資格者を中心に、スクールカウンセリング、病院臨床、発達障がい児者への支援、司法の心理学など、幅広い支援領域を学びます。このほかさまざまな現場で活躍している非常勤教員を加えてリアルタイムの新鮮な感覚や問題意識を伝えています。また、学内に「心理臨床センター」を附属施設として有し、公認心理師養成や精神保健福祉士養成のための充実した教育環境は、本学科の大きな特徴です。(なお、本学大学院臨床心理学研究科は臨床心理士養成のための「第一種指定大学院」でもあります。)