経営学科

【経営学科】2022年度マーケティング実践の活動報告(6) ~ Jリーグチームの顧客拡大に向けたマーケティング戦略 ~

2023.03.09

お知らせ
2022年度の科目「マーケティング実践」は碓井ゼミナールの3年生20名の学生が10のグループに分かれ、1年間、調査研究活動を進めてきました。2022年12月23日(金)の実践科目報告会に参加し、すべてのグループが実践報告を行いました今回は、「Jリーグチームの顧客拡大に向けたマーケティング戦略」をテーマとする研究活動について報告します。

■調査研究した学生:経営学部3年の木下 陽一郎さん
■テーマを設定した経緯と目的:Jリーグが発表している観戦者の平均年齢は、毎年ほぼ1歳ずつ上昇しており、観戦者の高齢化が深刻な問題となっています。Jリーグの中でも、北海道コンサドーレ札幌のサポーター高齢化問題(Jリーグ平均が42.8歳のところコンサドーレ札幌は46.3歳で1番高い)は最も深刻な問題となっています。その打開策を探るべく、「スポーツマネジメント」を行って顧客拡大を図る必要があると考えました。事例の中心として、地元の北海道コンサドーレ札幌を取り上げ、現在だけでなく、2、3年後、さらに10年後にはどうなっているべきかを見据えたスポーツマネジメントを研究することにしました。
■札幌市内での調査:最初にSNSを用いたアンケート調査を独自に行いました。このアンケートによって、コンサドーレの試合に行ったことのある割合や何があれば観戦をするのか、また観戦のための金額の許容範囲をデータとして得ることができました。その後、関西のJリーグのチームのマーケティング戦略について調べました。
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《大学での中間報告の様子》

■関西研修での取り組み:関西研修ではJリーグチームのグッズショップやスタジアム周辺の看板などPRのための様々な広告媒体を調査しました。グッズショップでは、「家族」をターゲットにしたセット商品が数多くあり、北海道コンサドーレ札幌でも援用できる企画だと思いました。ショップ内での売り方の工夫についての気付きもありました。スタジアム周辺の広告では、まちぐるみの大掛かりなものが多く、札幌との相違点がありました。
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《グッズショップでの調査》

■報告会では、調査結果を踏まえて、北海道コンサドーレ札幌の改善案について提案しました。特に、顧客拡大に向けた提案として、札幌駅・福住駅構内でのラッピングと露出度アップ、新たなグッズ販売方法について報告しました。
写真03

《報告会の様子》

●今回の調査におきまして、Jリーグチームやグッズショップのご協力、またアンケートへのご協力をいただきました。引き続き研究を続け、ご協力に少しでも応えられるような報告書を作成したいと思います。まことに有難うございました。
【以上、文章作成担当:経営学部3年 菊地正倫】

 
  • 発行日: 2023.03.09
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