ごみ箱に捨てただけではダメ?!・・・Part2

 買い替えなどによって、不要になったパソコンをメーカーの回収窓口に渡したり、リサイクルショップに売却したり、知り合いに譲るなどすることがあると思います。その際には、きちんとパソコン内のデータを消去しましょう。

 ごみ箱の中身を空にすると、簡単には元に戻せないということはPart1で説明いたしましたが、ごみ箱の中身を空にしたといっても、実はパソコン内のデータが完全に消えたとはいえないのです。

 市販されているファイル復元ソフト(データレスキューソフト)を使えば、ごみ箱を空にして削除したデータを復元できてしまいます。

※また、以下のような“データを消去する”操作でも、パソコン内からデータが完全に消去された訳ではありません。
   ・ごみ箱に捨てずに、直接「削除」操作をする
   ・付属のリカバリーCDなどを使って工場出荷状態に戻す
   ・ハードディスクの初期化

 では、データを完全に消去するにはどうしたらよいのでしょうか。

以下の方法が考えられます。
 1.専用のソフトウェアを利用する。
    各メーカから様々な「データ消去ソフト」が提供されています。
   ハードディスク全体に対して無意味なデータを上書きすることによって、
   ハードディスク上のデータを復元不可能な状態にすることができます。
 2.物理的に破壊する
    ハードディスク上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に
   
破壊して、読めなくすること
 3.メーカーのサービスを利用する
    パソコンメーカーの中には「データ消去サービス」を有償で行っているところ
   があります。自分で消去することに不安のある方は、このサービスを利用するこ
   とも有効ではないかと思います。
    下にある「社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)」の「パソコンの廃棄・
   譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意 」から、各メーカー
   の関連サイトへリンクすることができます。

※なお、 「資源有効利用促進法」(パソコンリサイクル法) の施行により、パソコン本体やディスプレイなどは、自治体が行うゴミの回収で廃棄することができません。メーカー等の製造事業者に回収してもらう必要があります。



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