経済学科

【経済学科】2014年度 経済学部講話

2014.12.25

お知らせ
12月4日(木)の2講時(10時50分から12時20分)に柳内 汐砂美様(株式会社 マイナビ,北海道支社 キャリアサポート課)と,SGU卒業生(2010年度卒業)の伊藤 菜摘様(外資系製薬会社に勤務)に3年生に向けて,就職活動の実態とそれを楽しく進めるための幾つかの体験,また,いかにして将来を託せる職業を選ぶについて講話をして頂きました.
 
柳内様は,簡単に自己紹介をされ,3年生が“いま”何をし,就職活動に入り,エントリーシートを仕上げ,面接を勝ち抜き,将来を託せる職業につき,さらに,自己の人生を楽しみ,同時に(その結果として)社会に貢献する人生に入る入り口で,学生として何を考え,何をすることができるかについて講話をされました.“いま”からやりたいことを探し,自分に拘り,自分の好きなことで,かつ,自分の価値観に叶った職業や業種を探すことの大切さを強調されました.
 
伊藤様は,簡単に自己紹介をされ,極普通の学生で,特段他の学生より目立ったスペックもなく,買い手市場の時代に,何も分からない状態で就職活動を始めました,と切り出され講話に入られました.引き続き,学生時代には多くの職種でアルバイトをし,そこでの経験が就職活動でエントリーシートを書く原石になりました.とにかく就職活動を楽しみました.楽しむと言っても,学生と社会人とは違いますが,就職活動は「社会人になる為の最初の仕事」であり,遊びではありません.嫌な事も多々ありますが,就職活動にしかない“楽しさ”があります.それを見付けて“楽しさ”を感じることができるようになると,就職活動が楽しくなり,自然に将来像が見えます,と講話され,一例として,自身について「私も最初は何もわからず就職活動をしていましたが,ある時楽しさを見出してからは就活が楽しくなり,気付けば“私が就職先を選べる”状況になっていました.気付けば最終的に内定は5つ,最終選考まで残って自ら辞退した先は15社でした.」と結ばれました.
 
伊藤様は,就職活動を楽しむことの大切さとその意義を強調され,そのたためには,エントリーシートの作成で躓くことなく,その作成を楽しむことによって,希望する会社の面接に呼ばれ,次に,将来像が見えてきます,と力説されました.
2014年度 経済学部講話
1. 柳内様の講話
柳内様の講話の展開は以下に示す通りです:
 
(1)好き拘り業種や職業をリスト・アップ
自分が関わっていきたいことから,例えば,イメージマップを作成し,いまの自分のしていること(アルバイト,学業,クラブ活動など)をピボットに気に入った職業あるいは業種をリスト・アップする.
 
(2)リスト・アップした職業や業種を価値観で絞り込む
このとき,自分の価値観に拘り,最低限条件として譲ることのできない価値観をリスト・アップする.リスト・アップした価値観に優先順位をつけ,これまで集めた職業や業種と照らし合わせる.
 
(3)価値観に叶った職業や業種の企業の基礎データの検索し,企業を調べる:企業研究
その企業のホームページやマイナビの企業ページにアクセスし,企業の基礎データを集める.会社の理念や経営方針,事業内容,給与(本俸や扶養手当/家賃手当や通勤手当などを含む福利厚生),本社/支社の所在地,資本金(自己資本比率),売り上げ高などの基礎データは押さえる.これらのデータから企業を調べる.
 
(4)自己を超えた他者の見解にも傾聴
他者の見解を聞くことによって,自分に拘っていたときには見えていなかった企業が見え,‘いま’まで見えていなかった気に入った企業の面が見えるだけでなく,本当に自分が興味を持っていない企業が分かる.具体的には,合同企業説明会に参加することです.ここでは,(a)多くの企業に出会えます.(b)‘いま’まで興味を持っていなかった企業に出会えます.(c)知らない企業をも知ることができます.(d)自分のやりたい企業が見つかる場合もあります(将に,柳内様はこの合同企業説明会で株式会社マイナビに出合っていました.)
 
(5)学生へのメッセージ
自分の好きに拘るとき,名詞にではなく,動詞で考えて下さい.例えば,興味のあることが野球であれば,“野球をする”ことが好きなのか?“野球を見る”ことが好きなのか?はたまた“野球をする人を支える”ことが好きなのか?というように,同じ“野球”が好きでも,あなたは“野球”のどの部分が好きなのでしょうか.この軸をはっきりさせた後に仕事と向き合うことで,より多くの野球に関わる職業が見えてきます.
 
また,合同企業説明会,単独説明会,インターンシップ,OB/OG訪問などを通して,頭で知っているだけでなく,企業を見て,感じて,気づいて下さいと激励し,最後に,2015年3月11日,12日の「マイナビ就職EXPO 北海道in 札幌ドーム」では,マイナビ職員が皆さんを支援します,と結ばれました.
 
 2.伊藤様の講話
伊藤様の講話の概要は以下の通りです:
 
2014年度 経済学部講話
(1)好きなことを楽しむように,就職活動を“楽しむ”
 
(2)エントリーシートの書くに当たってのこころ:面接が呼びたくなる自分を演出
 
 就活を“楽しむ”ための下準備として自己分析をします.旅行に行く前に計画を立て,どこに行って何をして,また,何を食べて…,柳内様が話されていたように好きに拘って,わくわくする感じで自己分析を進めて行きますと,そこから最終的に「将来像」に繋がってきます.それでは,エントリーシートの書き方を説明しましょう.面接官に悟ってもらうに書くことがポイントです.エントリーシートでつまずく学生が多いのですが.
 
(a)自分のやってきたことを全て洗い出す
 
この点については,柳井様が講話された内容と同じですので,割愛させて頂きます.
 
(b)質問の真意を理解してエントリーシートを書くこと
 
エントリーシートでは,自己アピール,志望動機,頑張ってきたことの3点につて企業側からと問われます.これらの問いで何が問われているのかを押さえて,書くことが大切です.(1)自己アピールでは,自分を他者に伝えられる人かどうかどうかが見られている問いです.これを読み間違うと,自分自慢に陥ります.事例を挙げてそのことを説明されました.(2)志望動機では,入社した熱意がある人かどうかが見られている問いです.これを読み違えると,知識自慢に走るというミスを冒します.多くの学生は,入社したいという強い熱意をもてないかもしれませんが,しかし,とにかくその熱意を書くことが第1です.偽ることがあっても,自分が何に興味を持って志望したのか,会社の何に感銘したのかを素直に書くことです.(3)頑張ったことでは,粘り強さの向上心,さらに将来の戦力候補たり得るかを見られている.これをよみ間違うと,苦労自慢に走るミスを冒します.成功体験を書ききることです.
 
(c)「ラッキーホール」を作る
 
エントリーシートで全てを書き尽くさないことが大切です.面接官の面接に呼び出したくなる様にエントリーシートを書くことです.このことを「ラッキーホール」と伊藤様は定義し呼んでいます(私は,「幸運をもたらす罠」と翻訳したいですが).このホール(罠)に落とすことによって,面接に呼び出される可能性が高まります.どのようにホールを作るか,第1に,面接官の気持ちを探る事が大切です.第2に,仕掛けとして,エントリーシートを読んだだけではすぐに意味の分からない題目を付けることです.第3に,はじめ(入り口)と結び(出口)を自身の言葉で描ききり,はじめの続きと展開(中身)は面接官に委せることです.最後に,面接官の気を引くように,造語を散りばめることです,と伊藤様は自身のエントリーシートを示しながら説得的に語られた.
 
(3)面接
 
面接の目的は,エントリーシートの目的とは違い,採用予定者を摘み上げることであることです.このことは是非忘れないで下さい.面接内容は,一様ではありません.多様です.例えば,「褒め殺し面接」,「圧迫面接」,「安心面接」等の面接があります.「褒め殺し面接」では,褒められても,傲慢になったりせずに,最後まで,謙虚であり真摯な態度かどうかを探る面接です.「圧迫面接」では,危機に遭遇しても冷静で落ち着きを保てるか人かどうかを見る面接です.「安心面接」では,安心したときに意識していないときに見せるその人の本性を見る面接です.面接内容は,職種・業種によって異なりますが,参考にして下さい.
 
(4)外資系製薬会社の紹介
 
製薬業界には,一般医薬品と医療用医薬品があることを学生に説明され,MR(Medical Representative: 医薬情報担当者)は後者に携わります.医薬品市場は,現在も成長しており,年率2.4%の成長市場です.また,外資企業とは,外国法人あるいは外国人が一定程度の出資をする日本の企業と定義され,外資系企業の特徴について簡単に触れられました.年功序列制度を採用する企業は多くなく,対等な関係で仕事ができますが,実力主義です.女性への待遇も良いところが多く,給与形態は年俸制の企業が多いです.最後に,学生に外資系製薬会社でMRの日課を示され,講話を終えられました.
  • 発行日: 2014.12.25