経済学科

財政学の講義で北海道財務局長が講演

2012.06.25

お知らせ
財政学の講義で北海道財務局長が講演
平成24年5月31日(木)の財政学の授業において,財務省北海道財務局長の中山 厚先生に,「我が国経済・財政の現状と課題」について講義をしていただきました. 
財政学の講義で北海道財務局長が講演
いまや,GDPの200%という巨大な政府債務残高を抱える日本.にもかかわらず,世界で一番金利が低いのはなぜか?
なぜ日本国はこれほど巨額の借金をすることができているのか?
講義はこのような問いかけから始まり,統計データに基づきながら,少子高齢化による家計消費の低下とデフレ傾向,社会保障支出の増加,経済成長の低下等による税収の減少など,日本社会の構造変化と財政の関係について御説明いただきました.
そして,GDPの200%にも及ぶ政府債務が累積する中,豊富な国内貯蓄によって巨額の政府債務を吸収している状況も限界が来つつあることを示された上で,未来の日本の担い手である学生たちに対して,日本社会の課題について若い世代が積極的に議論することの重要性をお話しいただきました.
  • 発行日: 2012.06.25