6月30日に、主に人文学部1年生を対象とした「人文学部合同講演会」を開催しました。これは、所属学科の学習領域を超えた分野の専門知識や独自のフィールドの経験に触れることで、多様なテーマについて考える機会を提供する目的で例年行われている行事です。しばらくオンラインでの開催でしたが、今年は4年ぶりの対面での開催となりました。
今年は、本学人文学部英語英米文学科卒業生で、現在札幌国際プラザに勤務されている黒川惠里子氏をお招きし「世界に出て 自分を知る」というテーマで講演いただきました。
講演前には、スリランカの伝統舞踊「キャンディアンダンス」を、この日のためにスリランカの知人の方に手作りいただいた伝統衣装を身にまとい、披露してくださいました。伝統音楽に合わせて踊る黒川さんのしなやかで優雅な動きに、学生も見入っていました。
講演では、寡黙な性格が高校・大学で変化した様子、世界青年の船での挑戦、卒業後にスリランカで青年海外協力隊員として孤児院で活動したことなど、これまで異文化に身を置いて成長を遂げたご自身の経験をお話いただきました。現在は札幌国際プラザでこれらの経験を活かしてMICE事業に携わっていらっしゃる黒川氏。「世界を知ることで自分も豊かになる、知らない世界を知って自分らしさを見つけてほしい」と1年生に向けてエールを送ってくださいました。
質疑応答では、スリランカでの生活についての質問や、外国人とコミュニケーションを取るときのコツ、失敗を成功に結び付けた体験談についてなど、多くの質問がありました。講演終了後も、会場にいらっしゃる黒川さんに感想や質問を伝える学生もおり、学生が熱心に講演に耳を傾けていたことが伺えました。
終了後の学生のアンケートでも、「黒川さんの講演を自分と重ね合わせて聞くことができた」「多様な視点、広い視野を持ちたい」「自分も積極的に挑戦してみたいと思った」と、学生生活に向けてとても前向きな感想が多くありました。
今回、講演いただいた黒川氏、また合同講演会の運営にご理解・ご協力くださった方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
北海道新聞の「地域の話題(江別)」14面にも記事が掲載されました。SGUメディアクリップでも内容について要約を紹介しておりますのでご覧ください。(下記リンクより)