Graduate School Of Regional Management
2018年12月19日 河西邦人(地域社会マネジメント研究科)
札幌市経済観光局と地域社会マネジメント研究科が協定を結び、ソーシャルビジネスの振興のために行っている「さっぽろソーシャルビジネス・スクール」第14回、本学では経営起業家論演習の第7回は、株式会社北海道宝島旅行社代表取締役の鈴木宏一郎氏を招聘して、観光分野におけるソーシャルビジネスのお話をうかがいました。鈴木氏はネットを通じての着地型観光の仲介事業で起業し、今では海外からのFIT(個人旅行者)向けオーダーメイド型手配旅行、地域の観光開発コンサルティング事業へ展開し、全国でも注目される企業へ成長しています。鈴木社長は起業から3~4年、資金的に厳しい状況が続き、収益性の見込める分野へ進出して、観光による地域経済と地域住民の活性化へつなげるという柔軟な経営戦略の展開により活路を見いだしました。社会起業としての基盤を確立しつつ、起業時の使命を達成するという大変参考になりました。