地域社会マネジメント研究科は「持続可能な地域社会づくり」を教育、研究する目的のため、2003年に経済学、社会学、経営学、会計学、都市計画など多様な分野の教員を揃え、設置されました。
東日本大震災や新型コロナ感染拡大の影響で、我々の暮らし方、特に一極集中型の暮らし方に大きな変化が見られる時代になりつつあります。また、DX(Digital Transformation)へのシフトが叫ばれる中、国や地域の壁もこれまで以上に曖昧で不透明なものになりつつあります。それゆえ地域社会というキーワードは、これからの我々の生活を考えるうえで、重要な研究テーマであると言っても過言ではありません。
本研究科においては、これまでも観光・コミュニティ・循環型社会・防災・高齢化社会・自治体経営・企業活動・公共交通・教育・ITなど様々なテーマで様々な地域を対象とした研究が行われています。地域研究は単に机上での研究だけではなく、研究対象である実際の地域というフィールドに飛び出しそこで活動する地域住民と関わることによって、実効性のある研究成果が期待できる分野です。そしてそれが地域研究の醍醐味でもあります。
本研究科は皆さんとともに地域研究を進めていくことによって、持続性のある本当の意味でのまちづくり・地域活性化を実現し、地域の発展に貢献していきたいと思っています。