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マルクス、エンゲルスの 人間発達論を障害児教育実践に 応用してみた
7月4日(金) 【午後】18:30〜20:30 |
二通の1970年代末から1980年代にかけての障害児教育実践から、メディアで取り上げられたものに焦点を定める。身体形成を土台としながら、あそび・労働の系が中核として屹立し、そこから教科・芸術が派生するという教育課程論は、多分にマルクス、エンゲルスの人間発達論からインスパイアされたものであった。「相模原事件」へのアンサーとしての意味ももつ。
講師/札幌学院大学名誉教授 二通 諭
コーディネーター/札幌学院大学経済経営学部教授 浅川 雅己
コメンテーター/札幌学院大学人文学部人間科学科講師 河合 直樹
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『資本論』を 生命論・人間論として読む
7月11日(金) 【午後】18:30〜20:30 |
「相模原事件」とは、2016年7月26日、神奈川県相模原市の知的障害者施設である津久井やまゆり園に同園の元職員・植松聖が侵入し、入所者19人を殺害し、職員2人を含む26人に重軽傷を負わせた事件の呼称。植松は、重度重複障害者に「心失者」という造語を当て、不幸を生み出すだけの「心失者」を殺害することは、世界平和のためだと強弁した。これは、労働力の担い手としての経済的価値や能力で人間を序列化する社会、すなわち、現在の日本を覆う「新自由主義的な人間観」と無縁ではない。これに対抗、克服する論理をマルクスの『資本論』から抽出する。
講師/浅川 雅己
コーディネーター/二通 諭
コメンテーター/河合 直樹 |