■オンデマンド講座
[講座番号4] 地域でケアする認知症〜他人事から自分事へ〜
配信期間/11月8日〜2022年2月28日 受講料/3,000円(全3回)



(講座概要)
 現代において認知症はもはや誰もが直面する病であるといっても過言ではありません。
 認知症に関わる諸制度は少しずつ整ってきていますが、当事者の権利や尊厳を守るためには充分とはいえません。市民の認知症に関する理解も進んできているとはいえ、依然として認知症は家庭内等で「隠される」問題であり、当事者が孤立することにより様々な問題に直面しています。
 いま、認知症ケアでもっとも重要なのは「地域でケアする」という考え方、視点です。
 本講座では、認知症の基本的な理解はもとより、認知症ケアにおいて、いま最も重要な「地域ケア」という視点について、地域で実践している認知症介護のエキスパートにお話を伺いながら考えていきます。

(講座詳細)
テーマ
内  容
1
認知症の類型と
認知症ケアを支える諸制度
 一口に認知症といっても、原因や症状は様々であり、ケアの方法も変わってきます。また、昨今認知症ケアに関する諸制度は少しずつ整備されてきております。ここでは、認知症とそれに関わる制度について基本的な理解を深めます。
講師/小樽中央病院 地域医療福祉連携室長 石田  潔
2
認知症を取り巻く諸問題と
認知症ケアの実際
〜ケア実践者へのインタビューから考える〜
 認知症に関する市民の理解は進んできておりますが、認知症に関連した権利侵害や虐待といった諸問題は後を絶ちません。介護に携わる家族等のいわゆる「介護疲れ」も深刻な問題です。ここでは、認知症ケアの第一線で活躍する実践者をお招きして、地域でケアする視点について考えていきます。
講師/株式会社いろはなケアサービス代表取締役
内田 香理
コーディネーター/石田  潔
3
認知症に関わる問題点の整理と
認知症ケアの展望
 認知症は今後も、家庭内等で「隠される」問題であり続けるのでしょうか?ここでは、第1回・第2回で理解を深めた認知症の基本的な知識と認知症を取り巻く諸問題とケアの現場の実際を整理し、今後の認知症ケアの在り方について展望します。
講師/石田  潔
講師
紹介

石田 潔(いしだ きよし) 1978年生まれ。小樽中央病院地域医療福祉連携室長。社会福祉士。医療ソーシャルワーカー。札幌学院大学大学院地域社会マネジメント研究科修士課程・北星学園大学大学院社会福祉学研究科修士課程修了。公職は(一社)北海道医療ソーシャルワーカー協会業務執行理事・おたる地域包括ビジョン協議会委員等。

内田 香理(うちだ かおり) 2006年、ホームヘルパー2級を取得しデイサービスの介護職員として介護の世界へ。その後老人ホームに入職し2 年でリーダー、副主任を経て介護主任となる。認知症による不安や苦痛を抱える入居者さんの気持ちに寄り添い、日々ケアを実践。また、現場における職員の認知症の理解不足に憤り、自らが知識を得てメンバーに伝えたいという思いから、認知症ケア上級専門士資格を取得する。自身の思いと現実にジレンマを感じ、2012年4月、鰍「ろはなケアサービス設立。代表取締役に就任。



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