心の手帳 43号(2014年2月)

冬の風景

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 雪が降り積もり、寒い季節がやってきました。外の寒さを想像するとどうしても部屋にこもりがちになってしまいます。
 それでも、一度外に出てしまうと寒さにも慣れ、冬にしか見ることが出来ない風景を楽しむことが出来ます。真っ白な雪をかぶった赤いナナカマド、キラキラ光る雪、歩くたびにぎゅっぎゅっと鳴る雪の音を聞いていると、寒い日の散歩もいいなと感じます。
 部屋の中から見ると白一色だった世界も、いろいろな発見があります。
 これから、だんだん暖かくなって、雪がとけて花が咲き、春に向かっていきますが、その前に、冬にしか楽しむことが出来ない冬の風景をたくさん感じておきたいのです。

実習生(大学院生)のつぶやき

 水族館ではこの季節、ペンギンのお散歩が人気イベントの一つですね。 その姿はまるでオムツをした幼児が得意げに歩いているようで、何とも愛らしさを感じます。
 そんなペンギンも野生では命がけで餌をとります。海に潜む点滴に恐れをなし、みな水辺に行ったり来たり。 そんななか一番最初に飛びこむペンギンを「ファーストペンギン」と呼ぶそうです。 これは「恐れ知らずに未知の分野に挑む人」を指す慣用句でもあるとのことです。
 私はよく、考えてばかりいないで行動しなさいと言われます。 水辺で地地団駄を踏んでいるペンギンのようです。 雪どけ前に「ファーストペンギン」になれるよう、私も一つ挑戦をして春を迎えたいなと思います。
(A.I.)
 
 
 
イラスト:ふわふわ。り 
挿絵